作家アダ・ヴァン・ホーレビーケ&榎木陽子のワークショップとインスタレーション展示を3Aギャラリーにて開催。初日のワークショップでは、ベルリン在住ベルギー人作家のアダ氏による自然染色を実践。現存する最古の聖書や浮世絵でも使用された「没食子(もっしょくし)」というインクを使用した染色作業。どろどろしたインクを混ぜ染めた布は、はじめはとても薄茶色だが、空気に触れてどんどん深い黒に変化していく。まるで魔法の世界に出てくるインクみたいだ。ワークショップの成果物は、翌日インスタレーションとして展示。他、会場には作家榎木陽子氏が、タイトルに着想を得たドローイングをインスタレーションの一部として発表した。
Event
ジョン・バレット氏レクチャー 「Breaking Ranks」 3.27
文化庁文化芸術の海外発信拠点形成事業助成により、3月1日から31日までバンカートで滞在制作を行っているジョン・バレット氏が、氏の構想する映像と音楽のインスタレーション作品についてレクチャーを行いました。バレット氏は、アイルランド出身で近年はベルリンを拠点に活動しています。現在、戦争と現代詩をテーマにした作品、「We’re Here」の制作を行っており、今回の滞在では、1920年代の日本の詩人について調査を行いました。「We’re Here」が、時代を共有する芸術の問題を踏まえて、どのような作品に発展するのか、そして、作品が世に出る頃は世界はどのようになっているのか、いろいろと想像をかき立てるレクチャーでした。
鈴木了二展 “My Favorite Things”2014.3.10
〈物質試行〉シリーズを一貫した表現テーマに掲げ、70年代より現在まで約40数年に及び国内外で精力的に活動を続けてきた建築家・鈴木了二氏の早稲田大学教授退任を記念した大規模な作品展示会と講演会を3Cギャラリーにて開催。1970年代の初期作品から最新作まで大小の模型や彫刻作品、壁面には建築作品のドローイングや絵画作品が整然と並んだ。
また会場では、展示期間中5日間に及ぶ鈴木了二氏の連続レクチャーも開催。
建築を中心としながら、映画・音楽・絵画・文学とさまざまなメディアを横断する建築的思考に触れることができる充実したレクチャーであった。スライドや映像や音楽を駆使したライブのようなレクチャーは、毎回満席で、立ち見がでるほどの盛況だった。
アントニ・ムンタダス講演会 2月28日
AIRプログラムで、2月8日から3月21日まで滞在および調査活動をしているアントニ・ムンタダス氏の講演会をkawamata Hallにて開催しました。1942年生まれのムンタダス氏はバルセロナ出身で、現在はニューヨークを拠点に活躍する著名なアーティストです。本講演では、横浜滞在の中間報告として、ひとつの言語を別の言語に移し変えるという「言葉の翻訳」を、言葉に限定しないで、時代や場所でも置き換えてみるという「On Translation」、及び最近制作をしている「AsianProtocols (Korea, Japan, China)」の二つの作品を中心に氏に説明していただきました。日本語通訳には東京藝術大学名誉教授の木幡和枝氏にお願いしました。
ムンタダス氏の日本語の文献は少ないため、氏の世界各地での政治や権力への風刺を含む多彩なプロジェクトを日本語で聞ける非常に貴重な機会となりました。
ダンサーを迎えてのクロッキー会vol.11 2015年2月22日
2月22日、Kawamata Hallにてダンサーを迎えてのクロッキー会が開催された。
動き、踊るモデルをどう描きとどめるか。
11回目となる今回は、イデビアン・クルーの中村達哉氏と山海塾の松岡大氏によるダブル・モデル。
そもそもこのクロッキー会は、橋村至星氏の発案のもと、ハンマーヘッドスタジオ新・港区で始まったもの。
他ジャンルのクリエイターがともに活動する場だから自然に生まれた会だ。
もはや建物もなくなった新港ピア(元新港区)だが、現在でもこうした会が継続されている。
新・港区のアーティストの橋村至星氏の強い意志とそれに共感する人々によるものだ。
今後も定期的に開催予定とのこと。興味のある方は是非ご参加を。
https://www.facebook.com/dancecroquis/