BankART school 「みかんぐみの考えるリノベーション」

彼らが得意とするリノベーションが今回のテーマだ。
みかんぐみがこれまで手がけてきたリノベーション建築の紹介はもちろんだが、様々なゲストをお呼びして、環境や地域、コミュニティ、不動産など、社会的な背景を掘り下げながら考えていく講座となっている。
ゲスト1組目は、埼玉県北本市で活動されているキタミン・ラボ舎の新井慶太さん。「おもしろ不動産」として、使われていなかった場所を建築家と組みながら開いていくプロジェクトを展開中。2組目は、環境の視点から、善養寺幸子さん。エコスクールと題して学校のエコ改修のお話。本日3組目は、馬場正尊さん。R不動産が始まった経緯から、現在の不動産業界の問題やリノベーションに対する考え方を伺った。来週はいよいよみかんぐみの話。
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Pinter WAVE 第2弾「コレクション」リハーサル中

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先日17日に幕を開けたtpt主催公演「恋人」に引き続き、同tpt(シアタープロジェクト・東京)による「コレクション」の稽古が連日続いています。キャスト4人が、微妙に距離感を変えながら、時に激しい、時にきわどい台詞をやり取りする。どこかでぴたっと間が合うとすーっと空気が変わり、観客と一体になる。こうして続く芝居づくりとはなんと細かい根気のいる作業なのでしょう。演出は両作品の翻訳担当でもある広田敦郎さん。舞台美術はもちろん朝倉摂さんです。まもなく大きな猫の絵が到着し設置される予定。「コレクション」は9月29日が初日です。

ASAKURA BankARTシアター

朝倉氏考案の舞台にも客席にもなるユニットで構成された変幻自在なニューシアター「ASAKURA BankARTシアター」のこけら落とし。パフォーマーは、文殊の知恵熱(とうじまとうじ、村田青朔、松本秋則)と村田峰紀。文殊の知恵熱は、これまでの音のでる小道具や光のロープ、巨大風船オブジェ等を駆使し、軽やかな進行で笑いを誘いながら、回廊の上部、柱周りを中心に完成度の高いパフォーマンスを披露した。村田氏は、観客を全て二階席にあげ、床に内伏になりながら、「背中で描く」の新バーションに挑戦。共に、回廊の部分(1F+2F)が客席になっても、柱の周りが客席になっても構いませんという、この劇場のチャーミングポイントを上手く使いこなしていた。
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ASAKURA BankARTシアターの階段

作業が遅れていた3CギャラリーのASAKURA BankARTシアターの階段の取り付けが完了した。階段も他のユニット(ステージ)と同様、独立で取り外しができるように設計したので、どこへでも配置換えできる。
観客の反応は、こわいもので、これまでの安直な暫定階段とは安定感が異なるのか、「気をつけてご自由にお上がりください」と同じ表示をしていても、段違いに上にあがってくれる数が多い。確かに階段が付いたことで、桟敷席と1Fのフロアーの関係がぐっとちかくなって、空間が連続的に生き生きとしてきた。このシアター、今後どのように使われていくかは、これからを待つしかないが、本当に楽しみだ。

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Pinter WAVE!  開幕

岡本健一演出、ハロルド・ピンター「恋人」の初日が開きました。美術はもちろん朝倉摂さんです。
舞台美術といっても今回は大げさなものではなく、アクリル系の椅子や家具のようなオブジェ。それと現場の白壁に即興で描いた20m長のドローイング。
初日の舞台の幕が下りて、ピンターの描く「恋人」同士のすれ違っているようで、繋がっていく関係が、朝倉さんの背景に埋め込まれているように見えました。台詞や動きとはちがう意識の層に語りかける美術は、朝倉さんならではのものだと、あらためて感じました。
「恋人」の公演は10月2日(土)まで行われます。詳しくは http://www.tpt.co.jp/ まで。(展覧会の半券をお持ちの方は500円引き)

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(C)TPT/撮影@松本理加

朝倉氏の手の速さ

朝倉摂氏がついに現場(BankART)で手を動かした。これは、tptが主催し、岡本健一氏が演出をしている演劇作品の、舞台美術制作でのひとこま。白い壁面約20m(高さ3m)の長さの空間に一本の斜線を描くのだが、速いはやい。鉛筆をもつと、なんの躊躇もなく(なさそうに)、左端からゆっくりと右肩あがりの線をひきだす。途中で背が足りなくて、少しこう配が落ちてきても、おかまいなし。スタッフがすかさず、台座を用意し、朝倉氏は手を休めずにこの作業を続ける。しばらくすると再び背が足らなくなり、またこう配が落ちてくる。するとまたスタッフがより高い台を用意する。そんなこんなで、最後までいってしまう。この間、朝倉氏は一度も後ろに引いて絵をみようとはしない。最後まで、壁に近づいたままだ。出来上がって見ると、こう配が落ちたところだけがスピードが落ちて、いい塩梅にリズムがある直線(斜線)が完成している。まるで台を待っている時間さえも朝倉氏の手描きの術中にあるような出来映えだ。間髪いれず、その斜線に沿って、スタッフがボリュームと調子を整えていく。見事な連携プレイ。テレビ番組では何度もみた朝倉さんの絵を描く風景だが、これをNYKで拝見できるとは。

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大掃除

朝から皆でオフィスの大掃除をした。
朝倉展準備以来、あるいはその前からいろいろたまっていたもの、未整理だったものをはき出す。
頭の中をすっきりさせたいがゆえに、まずは部屋の整理から、といったところ。

とはいえ、まだまだ、NYKに引っ越してきてとりあえずダンボールから出して棚にいれただけのものもたくさんあって、これらはいつ整理できるのか、と考えると途方に暮れる。
全ての整理はまだまだだけど、見栄えはかなり良くなって、オフィスを訪れる人がたまに「あれ?きれいになってる」と驚きをみせるくらいにはなった。会議・打ち合わせ用のテーブルを2つに割って、板でパーテーションをつけてみた。

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Pinter WAVE in Progress

朝倉摂さんの美術で、ハロルド・ピンターの二つの作品「恋人」と「コレクション」の稽古が、進行中。展覧会場に、若い役者の肉体の発する透き通った台詞と、太鼓の生演奏が響いています。演出は、岡本健一さんと広田敦郎さん。キャストのエネルギーもさることながら、若者達と新しい挑戦に取り組む朝倉摂さんは少女のように初々しい。「きょう舞台のための猫の絵を描くから、一日家にいるわ」と朝イチで電話が入りました。17日金曜日に「恋人」の初日が開きます。朝倉さんのどんな舞台美術が現れるのか、楽しみです。
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関内外オープン BankARTかもめ荘

関内外オープンで、通常は一般公開していないBankARTかもめ荘をオープンしました。BankARTかもめ荘は、海外との交流レジデンスプログラムなど滞在制作のための宿泊施設。最近では、先日のスタジオプログラムに参加したパク・チャンコックさんやアンドリュー・ヤンさん、クリスタ・ドナーさんがかもめ荘に長期滞在しました。
このかもめ荘のある野毛マリヤビルは、4階建ての建物で、1Fは矢内原充志さんがアトリエを構えており、2Fにはオフニブロールの矢内原美邦さんのダンススタジオが入居者です。

BankARTが実際運営しているのは3階はサロン、4階は居住空間、そしてペントハウスには深沢アート研究所による屋上緑菜の空間があります。猛暑で、この日にいらっしゃったお客さんもすぐに屋上から引き上げていきましたが、夕方からは涼しくなりビール飲みたい!そんな声がちらほらと聞こえてきました。
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関内外オープン2010

横浜市財団の杉崎さんなどが牽引する、関内外オープンの今年のパーティ開催場所はBankART studio NYKのお隣にある、NYKよりちょっと小振りな万国橋SOKO。やはり港湾関連の元倉庫だ。民間のクリエイターチームで構成されており、現在は専門学校のバンタンデザイン、建築家の山本理顕事務所、写真家の森日出男、クレーアニメで著名な伊藤有壱などが軒を連ねている。河岸に面しているのでテラスをステージに見なして、大音量でバンド演奏可能だ。シゴカイをベースにしたオープンとは異なる派手やかさだ。森さんのスタジオを中心にしたパーティ会場には、この界隈の人たちがみんな集まっていた。創造界隈といういい方で、この間6年程度経過したが、確かに界隈ができつつある。さてこれからどこにいくのか?
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