今日から「女子美スタイル☆最前線」がはじまった。昨年も全館使用しての展覧会だったが、今年も同様、全館3000平米を使っての大きな展覧会だ。選抜展であるのと、女子美術大学の教授、杉田敦さんが、全体のディレクションを行っているのも手伝ってか、見やすい展示になっている。とはいえ、総勢150名以上の女子学生が一同に会してのセッティングは、ざわざわというか、混乱というか結構熱かった。会期中、様々な場所で多発的なパフォーマンスが続く。入場無料。
2つの学校展開催
卒業展のシーズンに突入したBankARTでは、東京藝術大学先端表現学科につづけて2つの学校展が開催されました。1つは日本工学院専門学校のグラフィックデザイン科・Webデザイン科による卒業制作展。もう1つは、専修大学ネットワーク情報学部の学生有志による「コウサ展2010 陽庭 (はるには)」です。
2つの学校ともBankARTでは初めての展覧会となります。
1月から3月まで全国の美術系大学の卒業展が続きますが、今回はウェブデザインやビジネススキルを学ぶ学生達の成果発表も目につきました。特に専修大学は、各ブースでスーツ姿の学生が直接企画内容を説明するなど、積極的にお客様とのコニュニケーションを計っていました。
横浜市台北市アーティスト交流事業
今年もはじまった台北市と横浜市のエクスチェンジプログラムで、台北へ向かうことが決定したアーティストの井出賢嗣さん。15日に日本から出発しました。そんな井出さんから報告が届いたのでご紹介します。
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無事、15日の夜、台北に到着いたしました!
明けて、16日、TAVのスタッフにガイドしていただいて
今度の2月に交換で横浜に訪問する周さんの展示に行きました。
台北のアートとのファーストコンタクトとして刺激になりました。
まだまだ、台北は深く、興味は尽きませんし、何より与えられた制作環境が良く、
意欲が出てきています。これから少し時間をかけて、自分のプランを検証しつつ、
台北、台湾を満喫しようと思います。
取り急ぎ到着の報告まで。
PS
こちらもまだ肌寒くて、不安定な天候が続いていますが、
評判に漏れず、とってもいい人ばっかりで、気分はいいです。
これからがんばっていこう、と思います。
井出賢嗣
1月末には横浜にも台北から周育正さんが来日してレジデンスが始まります。随時、ブログにてご報告しますので、お楽しみに!
BankART school 番外編スタート
BankART schoolでは今週から番外編をスタートさせました。
これまでの毎週8回という単位ではなく、もう少しゆるく、隔週で勉強会という形式をとって進めてみようというものです。
1つめの講座は、BankART schoolの校長先生でもある、村田真さんによる「横浜市民と横浜で働いている人のための現代美術講座」。集まった受講生たちは、皆さん美術初心者かと思えば、ギャラリストの方だったり、作家活動をしている方、趣味で美術館巡りをされている方など、詳しい方々が多いようでした。
2つめは「BankARTスクール新書編集ミーティング」。こちらは講座というよりは、これまでの5年間のスクールの記録を形に残そうと、本として出版に向けてまとめていくミーティングを随時開催。どんな方向性でいくのか、どんな形にするのか、話をスタートさせました。
来週からは、通常の8回のスクールが一部はじまります。第一線で活躍する講師陣を迎えて、内容の濃いものになると思います。
今回初めて講師としてお招きした舞踏家の上杉満代さんや、2回目となる作曲家の野村誠さんの講座は一足先に開講です。受講生募集はまだまだしていますので、ぜひ興味がある方はご参加ください。詳しくはホームページのWhat’s newまで。
卒展のシーズンへ
いよいよ卒業制作展のシーズン到来です。
今年もBankART Studio NYKでは合計16校の卒業展・修了展・学校展が開催されます。(各展覧会情報はホームページをごらんください。http://www.bankart1929.com/)
その第一弾として、今週末から開催の東京藝術大学先端の卒業・修了制作展へ向けて、今日から搬入が始まりました。
BankART Studio NYKを全館使っての展覧会です。大きいトラックがいったりきたり。梱包された荷物がどんどん運びだされていきます。設営の風景をみていると、業者さんのように、壁をつくって、鉄筋をきって、溶接して・・年々、制作のレベルが上がってきているように思います。学生たちの意気込みを目の当たりにして、とても展覧会が楽しみになりました。
展覧会は16日(土)から。オープニングパーティも18時から開催です。
リアル脱出ゲーム 体験記
NYKの3階ワンフロアーを使って、今話題の「リアル脱出ゲーム」が開かれました。
題して「廃倉庫からの脱出」。確かにここは半世紀以上前に建った、産業遺構の巨大倉庫。空間そのものが謎めいています。ゲームマスターの巧みな話術に導かれて、謎解きに挑戦。ちょっとコワイけどスリリング。知らない同士がグループ分けされて、力をあわせてみんなでトライ。コワイ物見たさに終わらぬ、ワカラナイ物楽しさがあって、参加者全員が盛り上がるイベントでした。脱出? できませんでした・・・・。
このイベント、入場料3000円程ですが、5日間のイベントで2500人以上を動員。アートとはまた違った領域で、こういった世界が繰広げられていることを実感しました。