舞台版「黄金町パフィー通り」2015年10月11日

黄金町の街の近年の劇的変化をたどる阿川大樹の小説「横浜黄金町パフィー通り」が、現在黄金町にレジデンスするアーティストをはじめ、多くの方たちの手で舞台化されました。出演者の皆さんは、昼間は働いている人も多く、そろって稽古できるのは夜か休日だそうです。そうして長い時間をかけて練習を重ね、積み上げてつくられた舞台は、連日満員御礼の大盛況でした。

_23A0121s.jpg

_23A9725s.jpg

_23A9757s.jpg

大野一雄フェスティバル2015  滞在制作 ANTIBODIES Collective 

ANTIBODIES Collectiveは、大野一雄フェスティバル2009に参加したBaby-Qを母体として、東野祥子とカジワラトシオを中心に、新たに結成された創造集団です。京都を拠点に活動していますが、10月末の京都公演を前に、NYKで滞在制作を行っています。不思議な形の舞台美術や自作の音響機材などが、毎日生き物のように増殖していきます。もの作りに没頭しながら、お昼には東野さん自らご飯を炊いて、みんなで食べる。一味同心しながら、作品世界の構築に向かっています。ワークインプログレス上演は10月12日(月祝)15:00と19:30の2回です。ぜひご参加下さい。

2015-10-10 18.29.35s.jpg

IMG_1875s.jpg

IMG_1876s.jpg

IMG_1874s.jpg

IMG_1884s.jpg

2015-10-10 16.52.55s.jpg

IMG_1881s.jpg

中学生の職業体験

今年も職業体験で9月の頭に、横浜市立老松中学校の女子生徒が2名、5日間実習にきた。
横浜台北の展覧会の監視・見回り、受付・カフェなどの仕事を通して、接客を実践してもらった。
女の子らしい丁寧な優しい接客で一般のお客さんからも好評だった。
引き続き9月中旬には、横浜市立松本中学校から男子生徒2名が二日間の実習にきた。
カフェでお客さんにコーヒーを出す、というひとつの動作から、受け取る相手の立場でものを見て考える、ということの新鮮さに、驚きと戸惑いと喜びを、感じてくれた様子。
BankARTにとっても大切な出会いの瞬間だ。

職場体験1.JPG

職場体験3.JPG

大野一雄フェスティバル2015 滞在制作 

ジュリー・ヤリソア(マダガスカル) と アレサンドラ・スーティン(ジンバブエ)
フェスティバル期間中を含む10月3日から11月2日まで、マダガスカル 出身の舞踊家、ジュリー・ヤリソアさんとジンバブエ出身のアレサンドラ・スーティンさんが、文化庁文化芸術の海外発信拠点形成事業の助成により、NYKで滞在制作を行っています。お二人とも、アフリカ最大の舞踊学校エコール・デ・サーブル (セネガル) の卒業生です。
3G5A8366.jpg
オープニングパーティで。アレサンドラ・スーティン (左) ジュリー・ヤリソア (中央) 

ジュリーさんは、マダガスカルの首都アンタナナリボを拠点に創作活動だけでなく、小規模なレジデンスができる施設も自ら運営しています。8歳の時からダンスを学び、2004年にアンジョロムバラ・カンパニーを設立し、マダガスカルの伝統文化、現代文化とコンテンポラリーダンスから独自のスタイルをつくり出しています。マダガスカルではストリートダンサーとしても活躍するジュリーさんは、横浜滞在でも街に出て踊る計画を構想中です。
IMG_1920s.jpg

IMG_1924s.jpg

アレサンドラさんは、ジンバブエのハラレ出身、ブリュッセル育ち。ロンドンのミドルセックス大学で
舞踊を学びました。2007年にヴォーカブダンスカンパニーを設立、サドラス・ウエルズ、プレイスシアターなど、ロンドンの主立った劇場で公演活動を続けています。アフリカのダンサーは、踊るだけでなく歌う、踊りながら歌い、歌いながら踊る、日本のダンスとは異なる点です。アレサンドラさんの作品も、歌があります。素敵なハスキーボイスで踊る姿は圧巻です。

滞在制作は常時公開しています。成果発表は10月23日〜25日。詳細はこちらをご覧下さい。
http://bankart1929.com/cms/wp-content/uploads/2015/10/ohnofes2015.pdf

IMG_1905s.jpg

IMG_1865s.jpg

大野一雄フェスティバル2015スタート ! 2015年10月3日

大野一雄フェスティバル2015が開幕しました。オープニングプログラムは、リヨン都市共同体のリリュー・ル・パップ国立振付センター芸術監督ユヴァル・ピックが再来日、「loom」と新作「YK15」の2作品を上演しました。「YK15」は、Yokohama2015ということ、今回の横浜公演が世界初演です。終演後はオープニングパーティが開かれました。フェスティバル会期中滞在制作する向雲太郎さん、立石裕美さん、ジンバブエ出身のアレサンドラ・スーティンさん、マダガスカル出身のジュリー・ヤリソアさん等も参加しました。フェスティバルは、公演、展示、公開制作を行いながら。10月25日まで続きます。詳細はこちらをご覧下さい。
http://bankart1929.com/cms/wp-content/uploads/2015/10/ohnofes2015.pdf

3G5A8433.jpg

3G5A8660.jpg

3G5A8357.jpg

3G5A7805.jpg

3G5A8310.jpg

3G5A8340.jpg

3G5A8366.jpg

3G5A8135.jpg

3G5A8356.jpg

劇団やぶさか「千夜一夜物語」公演 2015年9月26日

劇団やぶさかの「千夜一夜物語」公演がkawamata hallで行われました。劇団やぶさかは、横浜のフェリス女学院大学の卒業生を中心に活動するアマチュア劇団です。演じる役者さんたちは全員が女性。今回結成15周年を記念する公演「千夜一夜物語」は、劇団のレパートリーでも人気作品とのこと。ダブルキャストで上演される公演は連日沢山のお客様で賑わいました。舞台で演じる楽しさが、そのまま客席に伝わる一体感のあるステージでした。

劇団やぶさか「千夜一夜物語」公演 2015年9月26日

劇団やぶさかの「千夜一夜物語」公演がkawamata hallで行われました。劇団やぶさかは、横浜のフェリス女学院大学の卒業生を中心に活動するアマチュア劇団です。演じる役者さんたちは全員が女性。今回結成15周年を記念する公演「千夜一夜物語」は、劇団のレパートリーでも人気作品とのこと。ダブルキャストで上演される公演は連日沢山のお客様で賑わいました。舞台で演じる楽しさが、そのまま客席に伝わる一体感のあるステージでした。

劇団やぶさか_2.jpg

劇団やぶさか_4.jpg

劇団やぶさか_5.jpg

ポスター_劇団やぶさかs.jpg

劇団やぶさかチラシ裏_最終s.jpg

BankARTスクール 北川フラム 第1期「都市とアートの水先案内人」2015年9月18日 

第1期「都市とアートの水先案内人」の最後の講座。
つい最近終了した大地の芸術祭の総合ディレクター北川フラム氏をお招きした。
北川氏はアートの話に限らず学生時代アートの裏側になったきっかけから、日本の歴史や外国との関係まで幅広く、熱く語ってくれた。
特に、BankARTの「続・朝鮮通信使」や大地の芸術祭でのアジア人ボランティア増加の現象からみられる意義についても話された。アートの現場での新しい国際交流やその可能性の話だった。膨大な内容だったが、受講生はみんな夢中になって話を聴いていた。
これで第1期の「都市とアートの水先案内人」も終了。
ありがとうございました。

_DSC0029.jpg

_DSC0025.jpg

広松木工 家具個展 2015「hygge」 2015年9月18日

福岡に拠点をおく、広松木工の家具展が始まった。3回目になる今回もNYKの3Fワンフロアーを使っての大規模な展示。全面に敷かれた白いふわふわの絨毯が、BankART Studioの荒々しいコンクリートの地肌と、不思議にというか、見事にというか調和している。北欧家具等のイメージを残しながらも、オリジナルにこだわり、材木も生地も独自に開発しながらのセミプロダクトの作品が並ぶ。今年は鞄や照明などの小物も充実している。
会期中は「こども椅子作り」、「ねこ専用のテーブル作り」など、広い層の人たちが楽しめるワークショップも行なっている。9月24日(木)~ 27日(日) は一部商品を特別価格での販売を行う。

hiromatsu-1.jpg

hiromatsu-4.jpg

hiromatsu-3.jpg

hiromatsu-2.jpg

hiromatsu-5.jpg

BankARTスクール 水先案内人Vol.2 2015年9月15日

都市とアートの水先案内人Vol.2が始まった。
第一期は8人の講師から様々な活動の話を伺う事ができたが、今期も聞き逃せない話が盛り沢山だ。
今週は、先週の美術手帖に続き、片山正夫氏のセゾン文化財団の話。
困難にぶつかるたびに新しい方向を模索していっていたという財団を設立した堤清二(辻井喬)氏の話は、まさに水先案内人の生き方そのものであると思われた。
さて後6回、火曜日の夜、水先案内人の話は続く。

_DSC0014.jpg

_DSC0016.jpg