今回の福山からの移動は
愛媛の橋と香川の橋をわたり、本州と四国をまたいでちょうど一周するツアー。
ほぼ高速道路がつながっているので多少距離はあるが走行時間は短い。
福山→今治→松山→丸亀→坂井出(香川)→岡山→倉敷→福山
岡山でシンさん(美術雑誌のエディター/2年前に20日間ぐらい続・朝鮮通信使ツアーに参加してくれた)
をピックアップ。倉敷で大原美術館
次はソウルアートファンデーションが運営しているクムチョンアートスペースへ
道が混んでいて、到着したのは、本来ならインチョン空港に到着していなければいけない時間。滞在時間15分でスタジオ3部屋と展覧会をちらっとみせてもらった。よく知っている、なおん、すうよんきむが、素早く対応してくれた。
タクシーを空港に飛ばす。
今日は本当は余裕があり、ソウルから釜山までKTXで移動し、そのあと福岡までフェリーのつもりだったが、台風が近づいてきていて船は欠航。急遽、航空チケットをとってもらい、インチョンから福岡までフライトすることになった。クムチョンから空港についたのは出発時間の30分前。アシアナ航空の方にサポートをしてもらい、なんとかぎりぎリ間に合った。
清洲のシンポ公式の仕事もおわり、壁画群がある坂の街によってみた。
ドラマのロケ地として有名になった路地には多くの観光客が集まってきていた。
釜山、日本からくるアーティストと合流するため、再び会場へ。
カタログをみて驚いたのだが、なんと2Fのフロアー、
数十年前から存じ上げている金子賢治(東京国立美術館工芸館特別研究員)さんの企画だった。
現代美術の部門にいらっしゃる頃、よくお話させていただいた。
橋本真之さんの作品がある意味が分かった。
昨日、シンポ会場だった場所が、子供向けの映画館に変わっていた。なんという早業!
ここは行政系の建物なにの、中でアートフェア(工芸展とは別)やっていたり、こんな自由な感じは本当に不思議。
会場をあとにしようとすると事務総長のアンさんから呼びかけられ、
来年から着工する国立現代美術館別館の視察チームと記念撮影。
清洲に7店舗をもつチョコレート会社のリーさん(以前BankARTに清洲文化財団の視察団の通訳として参加)
に招待され、日本と釜山から合流した作家とともに、おいしいプルコギを食す。
正式な国際シンポジウム当日
工芸ビエンナーレを見学。
シンポジウムの目的は工芸ビエンナーレではなく、
10年前まで韓国最大のタバコ工場建物群の今後の活用について。
きいてはいたが建物の規模と将来の構想について驚かされる。
巨大な敷地の中に既にモダーンにリノベーションを終えたオフィス棟が
アートフェア等に活用されていて活気がある。1万平米以上はありそうだ。
企業誘致し、財団本体も含めて、約70チームが既にオフィスを構えている。
国立現代美術館の別館がくることが決定している未使用の大きな建物。2万〜3万平米はある。
今回の工芸ビエンナーレの会場(暫定的に5回建てのうち2層だけ使っている)
使っている場所だけで2万平米ぐらいはるかと思う。
BankART Studio NYKに似ているのだがスケールがまったくことなる。
無柱の空間が100メートル以上続く場所もある。
未使用の家形の倉庫3棟。一棟1500平米ぐらい。味のある木造トラスの屋根だ。
サッカー場2面はとれそうな広場、等々。
ちょっと考えられないスケールだ。
それと最近つくられた、KTX五松駅(清洲からは遠いがタクシーでそう高くない)
が何故大きいのかというと、近くに国の重要な機関が移転することが決まったのだそうだ。
そんなこんなで今回のシンポジウムには国の行政の要人がきていた。
会場にきてくれた清洲在住のアーティストたち関連の個展オープニングがあるというので、
正式な食事会のあと直行。さはど中心街から離れていない小さな小学校を活用したAIR。
楽しそうに飲み会を行っていた。清洲特製という透き通ったマッコリをいただく。