新・港区の解体と現状復帰

新・港区の撤収の作業は、大きくてどれも大変だったけれど、最も苦労した作業のひとつが、紙でできた東京都市大学手塚貴晴研究室+手塚由比が設計施工したハンマーヘッドホールの基礎剥がしだ。紙の構造物を支えてきた接着部分が、経年劣化で尋常の作業では剥がせない状態になってしまっていた。工務店が大型のはつり機を使用して作業してくれたが上手く行かず、最後は強力な剥離剤を用いてなんとか接着剤は剥がすことができた。
でも実際には、40mにも及ぶくねくねとした基礎の跡が残ってしまった。

写真床はがし.JPG