川俣氏の大規模な個展がもうじき始まるので、同時期に「川俣スクールagain」を組んでいる。川俣スクールとは、氏が2005年の横浜トリエンナーレでディレクターをつとめたときにZAIMで行なっていたスクールの名称。今回も多彩なゲストを交えながら12回のゼミを組んでいる。前半は「川俣正を語る」ということで氏と関わりのある人を招きながら、氏の作品と人を語ってもらっている。今日の3回目のゲストは山野真悟氏、帯金章郎氏、正木 基氏、司会は村田真氏。ほぼ同時期に福岡と札幌で川俣氏をプロジェクトデヴューさせた人たちが揃ってくれた。各人とも、その後アートシーンで重要な仕事をされている面々だが、ご自身のことも含めて、川俣氏の行動力と周りに与えた影響について語って下さった。身内のような、けれど重要な専門家による暖かい深い話だった。