文化庁文化芸術の海外発信拠点形成事業助成により、3月1日から31日までバンカートで滞在制作を行っているジョン・バレット氏が、氏の構想する映像と音楽のインスタレーション作品についてレクチャーを行いました。バレット氏は、アイルランド出身で近年はベルリンを拠点に活動しています。現在、戦争と現代詩をテーマにした作品、「We’re Here」の制作を行っており、今回の滞在では、1920年代の日本の詩人について調査を行いました。「We’re Here」が、時代を共有する芸術の問題を踏まえて、どのような作品に発展するのか、そして、作品が世に出る頃は世界はどのようになっているのか、いろいろと想像をかき立てるレクチャーでした。