8月10日から、BankART妻有がオープンになりました。
家というものは、人が居なくなった途端に元気のなくなるものです。
1ヶ月ぶりに開ける木造三階建のこの家も、はじめはどこかくたびれた様子でしたが、毎日風を入れたり、掃除をしているだけでいきいきとしてきました。
陽のあるうちは夏らしくそれなりに暑いのですが、風はからりと涼しく、気持ちがいいです。大地の祭りをめぐってこられたお客様と麦茶を飲みつつお話をしたり、家事や家の手入れに汗をかきつつ、休憩にはいただきものの甘い瓜をかじって水分補給。夕方にはごはんを準備してお酒を呑んでゆっくり過ごす。
陽が落ちると一気に涼しくなって、夜は静かで心地のよい眠りを提供してくれます。
来訪者は人だけではなく様々な虫たちもやってくるのですが、大抵は放っておけば害はないので、共に暮らすことにも慣れてしまいました。干した布団につかまって、じっとプールを見つめるバッタなどには、いとおしさすら感じてしまいます。
プールに水を張ったり、近場の温泉にでかけたり、毎日がこれぞ夏休みといった感じで仕事だということを忘れてしまいそうですが、しっかり冷えた麦茶を用意してお客様をお待ちしております。