昨年12月22日に永眠された北沢猛氏の会、「アーバンデザイナー 北沢 猛を語る会inヨコハマ」が開催されました。北沢さんは、横浜市や東京大学を舞台に様々な都市デザインプロジェクトを構想・実現された重要なアーバンデザイナーであると同時に、BankART事業の生みの親でもあります。BankARTスクールでもUDSYという多様な人々が関わる研究体を生み出してくれました。そのひとつの成果「未来社会の設計」が、BankARTから出版されています。
北沢さんの口癖は「横浜を考えることは世界を考えること」。ディテールと構想を往来するいき方は、多くの人々を巻き込んでいきました。今回の「語る会」は、その志を引き継いだ多様な人々の交流の場でした。300人にものぼる方々にご参加いただき、活発な意見が交わされ、「北沢さんを語ることは未来を語ること」という趣の会でした。
この会にあわせて、会の実行委員会が中心になって企画・編集した本『アーバンデザイナー 北沢 猛』がBankART出版から発行されました。A5版/160頁/1260円(税込)