under35 2014 山下拓也

横トリのシーズンはどうしてもその規模と全体性が優先され、なかなか個人の活動には焦点をあてることができない。といったこともあり、BankART1929ではこの時期、「under35」という個展シリーズを行なっている。今年2014年の第一弾は山下拓也さん。今回の展覧会の本体にも出品していて、若いアーティストらしいパワフルで明快な作品を展開してる。テーマにしているのは「版」。「陰陽」という言葉に置き換えてもいい。プラスがあれば、必ずマイナスがあり、存在があれば必ず非存在がある。彼はそんなやっかいなテーマに対して、使われなくなったキャラクターを援用しながら、明るく強くかけぬけていく。

140804-05.jpeg

140804-01.jpeg

3G5A6292.jpg