AIRプログラムで、2月8日から3月21日まで滞在および調査活動をしているアントニ・ムンタダス氏の講演会をkawamata Hallにて開催しました。1942年生まれのムンタダス氏はバルセロナ出身で、現在はニューヨークを拠点に活躍する著名なアーティストです。本講演では、横浜滞在の中間報告として、ひとつの言語を別の言語に移し変えるという「言葉の翻訳」を、言葉に限定しないで、時代や場所でも置き換えてみるという「On Translation」、及び最近制作をしている「AsianProtocols (Korea, Japan, China)」の二つの作品を中心に氏に説明していただきました。日本語通訳には東京藝術大学名誉教授の木幡和枝氏にお願いしました。
ムンタダス氏の日本語の文献は少ないため、氏の世界各地での政治や権力への風刺を含む多彩なプロジェクトを日本語で聞ける非常に貴重な機会となりました。