4月〜5月の水曜日の講座は、公益社団法人企業メセナ協議会専務理事の加藤種男氏による「創造Creative Archipelago」。近代から現代にかけて、日本文化の振興に果たした企業およびその関係者の役割とその変遷について、氏が熱く語る。
文化支援といえば、国や地方自治体などの活動はよく認知されているが、企業も日本各地で行われている文化活動を支える重要な立役者である。ちなみに、2014年度の文化庁予算が1,036億なのに対し、メセナの活動費総額は年間956億だ。企業と文化芸術の結びつきの重要性、企業がどんな文化ビジョンや構想を抱いているのか、アートに関わる全ての人に刮目していただきたい講座である。