カンフェレンス翌日はオープンフォーラムとして、チェジュ市中のアートスペースの見学。
最初に行ったのは、海のゴミや漂流物を回収して、アクセサリーなどのアートワークに変換している工房、JAEJUDOJOA。
中盤に行ったのは、チェジュ市が現在レジデンススペースとして改修している工事中の建物。
その足元にあるストリートに面した建物群は、空き家ばかりだったのをチェジュ市が買い取り、アーティストが1階部分をショップやアートスペースとして運営しているという。
チェジュの典型的な住居の形式を残したカルチャースペースYang。
Yangはチェジュでは「やあ!」という挨拶の言葉。
写真右手前が母屋でレジデンススペース、左が離れでギャラリースペース、奥が納屋で事務所スペースになっている。
ギャラリーでは先日まで滞在制作していたベトナムのアーティストの展示をしていた。
チェジュでは石積みの塀が、畑や、住居やお墓などの敷地の境界につくられている。
アイルランドのアラン島にも同様の石塀が連綿と続いていたのを思い出した。
どちらも大洋に面する小さな島で、ふきすさぶ強風で畑の土がとばされないようにとつくられる手積みの塀。
あいにくの天気であったが、チェジュの風土を少し知ることができた。