NYKの全館で多摩美術大学総合デザイン学科第1期生[3年次]の成果展「INTERATING」が開催された。領域の垣根を越えたデザインを横断的に学ぶ教育の場として新設された学科。プロダクトデザイナーの深澤直人氏、ウェブデザイナーの中村勇吾氏など、各分野の最前線のクリエイターたちが教鞭を振るう。会場は、各教授から出された課題をブースごとに展示しているので、細分化されたデザインの課題発表展に見えてしまうが、実はここに仕掛けがあって、この全ての課題を同じ学生たちが行っているということらしい。習得した思考・技術がどう「統合」されていくのか、それが来年の卒業制作にどう表れるのかが、楽しみだ。