10月30日(金)、「M meets M 村野藤吾展 槇文彦展」のオープニングレセプションを新築の横浜市庁舎の巨大なアトリウムで開催した。コロナ対策もあり、人数を定員200名に絞った会だったが、囲いの外や2Fの踊り場からも、たくさんの人がその様子をご覧になり、なごやかな雰囲気で会は進行した。
最初の挨拶は、横浜市副市長の林琢己氏。林文子市長からの挨拶文の代読に徹しておられたが、最後に金沢区長時代に槇氏との関係があったというなつかしいエピソードをお話しされた。村野藤吾展の企画者のひとりでもある松隈洋氏は、近現代建築についての日本を代表する研究者だが、村野建築のエッセンスの話のあと、村野氏のお孫さんにあたるご遺族を紹介された。最後に槇文彦氏。背筋をのばしたその姿は力強く、村野氏に対するリスペクトと横浜との関わり、この展覧会に参加できたことを喜んでいることをお話しいただけた。
会はのべ30分ほど飲食もない短いものだったが、そのあと二会場に各々展示をみにいかれ、会話を交わし、その余韻を楽しまれていた。