徐勇展「THIS FACE」個展スタート

7月16日~ 8月16日 @BankART KAIKO

1954年中国上海生まれの写真家 徐勇氏。同氏の代表作に北京の「胡同」を撮影した『胡同101像』や天安門事件(六四天安門事件)を撮った写真集『Negatives』がある。さらに、写真家としての功績だけでなく、中国現代美術の礎となる798芸術区の創始者の一人でもある。

そんな中国の重鎮作家の展覧会がここKAIKOで開催されている。本展は写真集「THIS FACE」をベースにしており、これは2011年1月19日の1日に、実在の娼婦(性工作者)・紫Uの顔だけを連写した約500点の写真で構成されているものだが、本展はその内の450点を展示している。化粧が施されていない素の顔から濃いメイクをした姿まで、あどけない表情から挑発的な視線まで、あらゆる姿の彼女と出会うことになる。

来場者は刻一刻と変わっていく彼女を食い入るように見つめている。

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【展覧会情報】
徐勇展「THIS FACE」

2021年7月16日[金]~8月16日[月] 11:00~19:00
会場:BankART KAIKO(横浜市中区北仲通57-2 北仲BRICK&WHITE 1F)
入場料:700円(64頁小冊子付) 無料(障害者手帳お持ちの方) 
主催:BankART1929  協力:劉檸 海牛子。