BankART KAIKOにて、12/21〜23までパフォーマンスイベントを開催。
今年で3年目となるレスポンディング国際パフォーマンスアート芸術祭というチームの企画だ。彼らは今年6月に長野県諏訪盆地という山の境界地帯(borderlands)を捉え直すリサーチとパフォーマンスを実施。諏訪は生糸生産が盛んだった地域。その関係で生糸専用倉庫復元施設の一室であるBankART KAIKOで、リサーチの成果発表を行い、発信するというのが今回の目的とのこと。モニターを背負い、ただ黙々と歩き続ける村田氏。歌を歌いながら会場を回る前田穣氏。ドローイングパフォーマンスをするたくみちゃん氏など。各々が空間内でパフォーマンスをしていくなか、ときおりそれぞれが向かい合い、パフォーマンスが連鎖していき、予想しない展開へと進んでいった。儀式のようなパフォーマンスを鑑賞者が唾を飲み、じっと見つめる様子、ときには笑いが溢れる様子などが見られた。
参加作家:村田峰紀、前田穣、たくみちゃん、濱田明李、瀬藤朋(舞台芸術制作者)、渋革まろん(批評家)、牧田義也(歴史家)、武谷大介