8月2日から6日までの5日間、多摩美術大学彫刻学科の三年生30名による展覧会、「Blue3」がBankART KAIKOにて開催。
学生たちは1-2年生の間、塑像・木彫・石彫などさまざまな素材に触れる基礎実習期間があり、それを経て3年生からは、自由制作が始まるとのこと。
テラコッタで犬の毛まで繊細に再現した作品。木彫で念願の大仏を制作した作品。家族との関係、記憶を題材にフローリングに畳のイメージを掘り上げた作品。SNS・性の在り方を題材にした作品など。素材や題材の幅も多種多様な作品が会場に並ぶ。
「この展覧会はその「自由になった瞬間」を切り取るものです。」と解説にあるように、30人それぞれの表現方法や興味、迷いは違うものの、同じ時代を生きる学生たちが「自由」の名のもとに表現した作品群からは、グループ展であるのだが、一体感を感じられる構成となっていた。