新・港村のラストパーティは、この村(この展覧会ですが)の成り立ちどおり、
各チームが主催するホームパーティ形式。
数十の各チーム、各人が、思い思いの料理を用意し、参加者は順繰りに、様々な場所を訪ね歩く。焼き肉食べ放題を500円で企画するチーム、料理を大量に買い込んで大人数で宴会を行なうチーム、数人で寂しく座り込んで飲んでいるチーム、おでんを皆に振る舞うチーム、小倉トーストを企画するチームを等々……。新・港村の会期中も、様々な空間や出来事のレイヤーが多層に重なる時空間だったが、このラストパーティでは、匂いや音が加わり、本当(?)の街の雑踏の様相を呈していた。Dのブロックは、カフェライブの終了を待って、建物群(作品群)にライティング、テーブルに蝋燭をセットして、おしゃれなラウンジバーを演出した。ロンドンから2年ぶりに帰国した野菜ソムリエの佐々木麻子さんの「asako’s bar」もこの日復活した。会場を暗くしたせいで、港を往来する船の灯りが美しい。
そんなこんなで秋の夜長をゆったりと楽しみながら「新・港村」の幕を閉じることができた。
皆さん、本当にありがとうございました。