横浜市財団の杉崎さんなどが牽引する、関内外オープンの今年のパーティ開催場所はBankART studio NYKのお隣にある、NYKよりちょっと小振りな万国橋SOKO。やはり港湾関連の元倉庫だ。民間のクリエイターチームで構成されており、現在は専門学校のバンタンデザイン、建築家の山本理顕事務所、写真家の森日出男、クレーアニメで著名な伊藤有壱などが軒を連ねている。河岸に面しているのでテラスをステージに見なして、大音量でバンド演奏可能だ。シゴカイをベースにしたオープンとは異なる派手やかさだ。森さんのスタジオを中心にしたパーティ会場には、この界隈の人たちがみんな集まっていた。創造界隈といういい方で、この間6年程度経過したが、確かに界隈ができつつある。さてこれからどこにいくのか?
Event
朝倉 摂展 アバンギャルド少女
昨年行われた原口典之氏の個展と同規模の、舞台美術家 朝倉 摂氏による展覧会がスタートしました。88歳とは思えない、新しい事に次々とチャレンジしていくそのパワーは本当にすばらしく、圧倒されます。この展覧会では、1/2のスケールの舞台モデル、4×9m大のアーカイブ写真が11点、千点にも及ぶ舞台のためのプランドローイング、舞台転換の映像、テレビ番組プログラム、絵本の原画や新聞連載小説の挿絵など等が、展示されています。
初日のオープニングパーティには各界の著名な方々も多く集まられ、賑やかに行われました。
3階のワンブロックでは、新作の、舞台にも客席にもなる劇場が登場。9月20日を初日に様々なパフォーマーンスが繰り広げられます。詳しくはHPのWhat’s Newをご覧ください。http://www.bankart1929.com/
またtptによる公演プログラムの稽古もご覧になれます。
横浜市民割引(展覧会チケット半額)、展覧会カタログ付き入場券(2300円)もお得。是非ご来場ください。
朝鮮通信使
今日で8月も終了する。続・朝鮮通信使のプロジェクトも一段落だ。韓国の人たちは今日の昼の便でソウル、釜山へと帰国。8月6日ソウルスタート、本日8月31日で一応の完了をみた。長かったが、本当に充実した旅だった。
BankART妻有も8月1日〜31日細々とだがオープンした。今年は、昨年の大入りと異なり、人は少なかったが、来てくださった方には喜んでもらえたようだ。
今現在は、朝倉摂展の準備に大忙しだ。なにせ全部で2,400平米もある大展覧会。tptイニシアティブの演劇プログラムでは、岡本健一さんが連日来館し、演出を頑張られている。その他のブロックでも、巨大なプリント、1/2モデル、朝倉さん考案のシアターなどの制作が着々と進んでいる。9月10日にはこの展覧会がスタートする。
越後妻有
横浜から越後妻有へ。ソウル市と北緯37度線上で繋がる越後妻有。今年の続・朝鮮通信使2010の最終目的地だ。中里、ポチョムキン。津南の金九漢、蔡国強作品など。松之山のボルタンスキー、黎の家、キョロロなど。
松代・農舞台ではスタッフの皆さんがお迎え。地産の野菜などのおいしい昼食。ギャラリーで行なわれていた地域の昔の遊びのワークショップに興味津々のキム・カーンさん。午後は、農舞台周辺を見学。夢の家、オーストラリアハウス、脱皮する家などへと足をのばす。芝峠温泉「雲海」でお風呂、そのあとBankART妻有 桐山の家へ。
夜には、アングラハムさんや開発さん率いるオーストラリアハウスチーム、新潟日報の方などなど多くの方々が集まって下さった。農舞台の関口さん、大木さん、山田さん、小倉さん、こへび隊、そして地域の人たち等総勢40名ほどに。最終地点にふさわしく、とても盛り上がった。
東京
朝鮮通信使 韓国の人たちは今日はフリータイム。
主に東京。
あいちトリエンナーレ → 横浜へ
朝一番で横浜戻りのメンバーもいたが、残りは大阪から新幹線で名古屋へ移動し、主に「あいちトリエンナーレ」を見てまわる。
愛知芸術文化センター会場、名古屋市美会場をみて、移動の途中で味噌煮込みうどんを食す。濃厚な味噌の味と固麺が特徴。
その後、納屋橋会場、長者町会場にちらばる作品群をみてまわる。ヤン・フードンなど、機材トラブルなどでいくつか見られなかった作品もあってちょっと残念。しかし、かなりの作品を効率よく見学。
会場内では、村田峰紀氏が無言でパフォーマンス中。
BankARTでお世話になっている、淺井裕介氏、木村崇人氏の作品もたっぷり堪能。
夕方、あいちトリエンナーレ・サポーターズクラブ「LOVEトリーズ」のベースステーションとなっているATカフェでN-markの武藤勇さん待ち合わせ、食事へ。
事務局をしっかり取り仕切る吉田有里さん、パフォーマンスを終えた村田峰紀さんとも合流し、夜の作品もすかさず見学して、新幹線に飛び乗り、ホーム横浜へやっと帰ってきた!!
でもまだ、続朝鮮通信使は終わらないのだ!(つづく)