ジェットフェリーで釜山港から対馬へ

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国境をこえる瞬間。

対馬厳原(いづはら)へ到着。朝鮮通信使はこの厳原を経て、藩主宗家の先導で江戸に向かった。鎖国時代の日本における海外の窓口は長崎だといわれているが、当時対馬は朝鮮と大陸とを結ぶ重要な窓口として栄えていた場所だった。

朝鮮通信使の宿でもあった西山寺に宿泊。とても風とおりの良い気持ちいい建物。西山寺は、室町時代からも深く朝鮮と関係しており、豊臣秀吉の出兵によって悪化していた日朝関係を修復し、平等な友好関係を維持する役割を、この寺の僧が果たしていたらしい。
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アリラン祭

8日、対馬で開催された厳原港まつり「アリラン祭」にBankARTの別メンバーが取材。地元の方や韓国の学生らおよそ300人が参加。華やかな音楽や旗、舞踊、衣装。一回の朝鮮通信使の当時の規模は、500人の朝鮮通信使、日本人の4,000人の警護団、接客チーム、300日の往来、800億円といわれる予算。その片鱗を少しばかり感じることができた。

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釜山の2日目

釜山の2日目は、朝鮮通信使の歴史が展示されている釜山博物館へ。
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通信使の重要な研究者、辛 基秀氏が収集した資料も展示されていた。日本語が堪能な学芸員の柳 純女さんにご案内いただく。
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当時の王室の衣装を実際に着させてもらえた。

今回のプロジェクトにも関わってくれるアートスペースBandeeに向かう。代表のKim South Younさんからお話を伺う。
これまた今回参加してくれるやはり釜山に拠点があるアートスペースBaeのKim Dae hongさんたちと合流。
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朝鮮通信使が日本に向けて旅立つときに航海の安全のために海神祭を行なった永嘉台へ。
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次に、倭館があったといわれる龍頭山公園へ。倭館は当時10万坪を誇った日本人の居留地。対馬藩の人達(男性)などが約500人、交易や朝鮮通信使の接待の為に住んでいたそうだ。現在は、石碑があるだけで何も残っていない。公園として緑豊かな敷地となっている。
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そのあと釜山の巨大な市場を見学。&食事。本当にこれぞアジア。
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ソウル日本文化センター(国際交流基金)で、所長の本田氏とミート。釜山の友人たちと

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ソウルアートファンデーションのOh jinny氏 他、さらなる参加メンバーとも合流。

KTXでソウルから釜山へ。2時間50分で到着。釜山のアートスペースBaeという組織が主催している、釜山駅近くの病院跡を使ってのイベントのオープニングに参加。日韓の多くの知り合いが参加しており、飲み会へ突入。

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続・朝鮮通信使 ソウルからスタート

いつもは金浦空港ですが、チケットがとれずに今回はインチョン空港。
空港からの車窓から。
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まるで韓国の将来を予感させるような広大な広がりを眺めながら市内に向かう。漢河を越えるとソウルの中心地。日本から3名でお迎えに。西橋ホテル泊。夜、早速今回参加してくれるソウルアートファンデーション(BankARTと協定を結んでいる)のメンバーと食事会。今回ファンデーションの関係者は4人参加する。
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続・朝鮮通信使

いよいよ「続・朝鮮通信使」のプロジェクトが始まります。韓国のソウルをスタートに、釜山、対馬、下関、瀬戸内を通って、大阪、横浜、そして新潟妻有が最終地点の予定です。
「よしみ(信)をかわす(通)」の意で、江戸幕府が二百数十年間、招聘し続けた朝鮮半島からの500人規模の文化使節団『朝鮮通信使』。BankARTでは、新たに「続・朝鮮通信使」というかたちで、今年はそれらが通ってきた道筋をトレースし、各地域との交流のネットワークを拡げる試みを行います。
今日は、そのスタートとなる出発式を開催。
スタジオニブロールの矢内原充志さんデザインの衣装と川瀬浩介さんの音楽でめぐり歩きます。旗も白井美穂さんや牛島智子さんらの作品をなびかせます。
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BankARTの『続・朝鮮通信使』は随時ブログ等でお知らせしていきますので、お楽しみに。
それでは、いってきます!

越後妻有大地のお祭りスタート

昨年の越後妻有トリエンナーレ「大地の芸術祭」に引き続いて、今年は「大地のお祭り」がスタート。開催にあわせて、BankART妻有桐山の家もオープンしました。今春の大雪から一転、緑も生い茂り蝉の声が響きます。

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既に、バスツアーの方や海外からのお客様もいらっしゃっています。
プールに水を張って暑さしのぎ。
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この夏の期間、8/31までオープンしています。
冷たいお茶を用意してお待ちしています。ぜひ遊びに来て下さい。

多摩美術大学芸術学科 「~展」開催

「~展 NAMI EXHIBITION」がスタートしました。BankART Mini ギャラリーを会場に25名のアーティストの作品が展示されています。展覧会タイトルの「~」は、何かをリアルに伝える波動のようなものを表現しているとの事。
この展覧会は、多摩美術大学芸術学科の授業の一環として行われ、作品の展示はもちろん、キュレーションも学生自身がおこないました。また、学生の中には、韓国からの留学生もたくさん参加しています。

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7月31日にはオープニングパーティを開催。担当の海老塚耕一さん、上田雄三さんのご挨拶があり、多くのお客様が来場されました。
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展覧会は、オープンスタジオと同様、8月5日までの開催となります。

「ようこそアムステルダム国立美術館へ」特別先行上映会+トークイベント開催

ヨーロッパ有数の美術館である「アムステルダム美術館」。市民のための美術館として改修工事をしたものの、一部市民の猛反対を受けて現在もいまだに工事中。この大騒動をドキュメンタリーにした映画が作成されています。

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公開に先駆けてBankARTでプレ・トークと先行上映会が行われました。
トークにはみかんぐみの曽我部昌史さんとBankART代表の池田さんがゲストとして登場。岩渕潤子さんの司会で「美術館とは」「市民のための場所とは」など、この映画をきっかけに、美術館について、市民とアートについて、考えました。
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トーク後に映画を上映。今回は美術関係者も含めて多くの方が来場。
映画は8月21日公開です。

Summer Open 2010

BankART AIR Program 第2期のスタジオアーティストによるオープンスタジオ「Summer Open 2010」がスタートしました。
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今回は海外のチームを含めて45組の作家がスタジオインし、NYK全館を通してスタジオを公開しています。平面作品をつくる人もいれば、パフォーマンスをする人、建築のチームなどジャンルは様々。このオープンスタジオでは、作品だけではなく、制作過程も垣間みる事ができます。
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初日はオープニングパーティを開催。多くの方にお越し頂き、作家によるイベントも行われました。
オープンスタジオは8月5日まで。ぜひご来場ください。