東京藝術大学先端芸術表現科 鈴木理策研究室 『私にも隠すものなど何もない』スタート

BankART AIR Programのオープンスタジオ「Summer Open」に先立って、
スタジオインしている東京藝術大学鈴木理策研究室の展覧会がスタートしました。

鈴木理策さんを含めて12人の展覧会です。
各々の手法で「ポートレイト」を試みます。

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本日はオープニングの乾杯がありました。BankARTスクールの鈴木理策ゼミの皆さんやスタジオアーティスト等も駆けつけました。

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展覧会は、オープンスタジオ「Summer Open 2010」と同じ8月5日終了です。
期間中は、公開制作が行われています。

海の日

梅雨明けして、いよいよ本格的な夏到来。
今日は海の日、今日も横浜は快晴。

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中食をおいしく食べるちがう方法

韓国ソウルとBankARTの交換レジデンスプログラムでスタジオインしているパクチャンクックさんのイベントがありました。
始めにスタジオアーティストの栗田真希さんが、韓国焼酎マッコリの酵母菌をモチーフに振り付けたダンスを披露。ぽんぽんふわふわと風船も飛び交い、酵母菌がはじけていく様子を表現しています。
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会場を変えて、1F河岸のホワイトリムジン屋台で中食。
それぞれの参加者が持ち寄った食材を、参加者のアイディアで調理しました。できた料理は様々。
食べた反応は、「結構いける!」「??」などなど。
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どんな料理になるのかその時まで分からない、ドラマチックな中食会。
とても盛り上がりました。

ブラヴォー! 大野一雄の会

6月に103歳で逝去した大野一雄さんのお別れの会「ブラヴォー! 大野一雄の会」がNYKホールで開かれました。
大野一雄さんは舞踏家として活動する傍ら、横浜のミッションスクール、関東学院と捜真女学院に40年以上教員として勤務していたので、教え子の皆さんを始め、舞踊界はもちろん各界から多くの方が参加しました。

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会場にしつらえた祭壇の中央には、大野さんの遺影と遺骨が安置され、礼拝の後、色とりどりの花で供花が行われました。夕方には、献杯。だけど発声は「ケンパイ!」ではなく、「ブラヴォー!」でした。

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お別れの会とはいえ、大野さんらしい明るい会でした。もう一度、ブラヴォー!

City Beats + Live Explosions クロージング

展覧会 City Beats + Live Explosions が終了しました。
最終日は、バーベキューパーティで締め。

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この展覧会は、アーティストの白井美穂さんとドイツのキュレーター、ベリット・フィッシャーさんの企画で、25名を越えるアーティストが参加し、8つのイベントが行われました。NYKホールに目一杯の作品が展示され、さらにその中で多くのライブが行われた濃密な展覧会。
白井さんを始め、出品している日本のアーティストによって運営されました。

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アーティストの皆様、本当にお疲れさまでした。

City Beats + Live explosions 終了間近!

アーティスト白井美穂さんがオーガナイズした展覧会が、NYKホールで開催されている。入って左のゾーンは、ドイツの女性キュレーターがコーディネートした数人の作家による映像作品。ぴしっと展示されている。一方白井さんがキュレーションした右半分は、好対照に、緩やかな展示。どういう文脈でどういうふうにセレクトしたのか知らないし、うるさいと思う人もいるらしいが、結構いい感じの展覧会になっているように思う。週末には、これまたざわざわとした音楽やトークイベントがあり好企画だった。とはいえ、いろんな理由で集客が少ない。ここはちょっとクロージングパーティで盛り上がりたい。公式のメールがもうじき届くので待っててね。会期は7月15日まで(11時30分~19時)

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スタジオ第2期アーティストトーク@BankART Pub

6~7月期に入居している第二期のスタジオアーティストのアーティストトークが始まった。7月の水曜日と金曜日の19時から1時間程度、19日は祭日なので特別に16時から2時間。パブでドリンクを飲みながらリラックスしたかたちでのトークだ。入居している作家の自己紹介が主だが、それをきっかけで、少しずつBankART Studio NYKの温度が上昇していくように思う。

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韓国のソウルアートファンデーションとの交換レジデンスで滞在中のパクさん。ミニーのカチューシャをつけてお茶目にプレゼン。

トークには、もちろん一般の参加もOK。ふらーっといらしてください。

スクール 後編

【木】原口典之「抽象と具象の間 物質と行為の間 work on paper とデッサンの間」
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昨年、BankART Studio NYKで大規模な個展を開催した原口典之氏のワークショップ。今回は昨年に引き続き、2回目の講座となりました。線を描くことや、紙や水を使って表現したり。「物質」そのものをみつめていく演習が行われています。

【金】梅若猶彦「アートにおける時空間の歪みについて―能の様式からみた考察」
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国内外で多くの公演を行い、伝統的な「能」の姿を現代的に演出することで知られている現代能楽師梅若猶彦氏によるワークショップ。能の動きを実践していく事は勿論ですが、動きだけではなく、楽しみ方や考え方を能とは異なる角度から学んでいます。能をヒントに現代劇をつくっています。

【土】鈴木理策「写真を自らのものとするために」
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写真家鈴木理策氏による講座。今回鈴木さん単独での講座は初めての開催となります。受講生が撮りためてきた写真を講評し、構成の方法や写真の選び方など伝授。ひとつひとつの写真を丁寧に読み解き、受講生にアドバイスされています。

6-7月期のスクールも半ばを過ぎました。
アシスタントのサマリーなど追ってご紹介していきますので、お楽しみに。

大野一雄氏召天

舞踏家の大野一雄さんが、6月1日に亡くなりました。103歳でした。
BankARTでは、大野一雄舞踏研究所との共催で、2004年から毎年「大野一雄フェスティバル」を開催してきました。2004年は、全館を使用する「大野一雄展」の中、車椅子にのって登場し、手をひらひらと動かす踊りを披露して頂きました。2006年の100歳の誕生日もフェスティバルの中でお祝い。最後に舞台に登場したのは、2007年のフェスティバルオープニング、カロリン・カールソン公演のカーテンコールでした。そこにいるだけで空気を変えてしまう特別な存在でした。

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ご冥福をお祈りします。
今月17日には、お別れの会「ブラヴォー! 大野一雄の会」をNYKホールで行います。

スズメの親子

2Fのデッキで休憩していると、どこからともなくピーピーと鳴き声がします。現在は使っていない鉄扉の桟の部分に、雀が巣をいくつもつくり、子育てをしているのです。
以前は2Fがメインの出入り口だったため、巣の下を人が出たり入ったり。この時期は、雀も人を警戒し、人も雀の糞を警戒しながらの同居状態でしたが、パブやメインエントランスが1Fに移ったため、めっきり人通りもすくなくなって、雀にとってはとっても安全になりました。
最近は原因不明のスズメ激減現象とのことですが、うちではいっぱい生まれて、いっぱい育ってますよ! とはいえ小雀は声だけでまだ姿を見ていないので、元気に飛び回る姿をみられる日が楽しみです!

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えさを巣に持ってきた親鳥。こっちを警戒中。
桟の下から巣のわらが覗いています。このような巣がたくさんできています。

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