「柳 幸典〜ワンダリング・ポジション」オープン 2016年10月14日

「柳 幸典〜ワンダリング・ポジション」がはじまった。
オープニングレセプションには、懐かしい顔が多数集まった。
今回の展示は、約30年に及ぶ作家活動の集大成(アーカイブ)であると同時に、柳氏が、今後向かっていく世界を示す展示になっている。
まずはじめに1階には、土の玉が浮遊する作品(再制作)。憲法九条をテーマにしたLEDでの新作。初期の名作、ワンダリング・ポジションの大型ドローイング群などが出迎える。
2階に上がると、初期のインスタレーションのドローイングや映像、写真等、戦争や天皇制をテーマにした作品群。アントファームのシリーズは大型作品を中心にコンセプトの強い作品。アルカトラズ(独房)のプロジェクトなどが並ぶ。
3階では、「島」についての構想を展示。犬島作品(瀬戸内国際芸術祭)のモデルを身体的なレベルまでスケールをあげたコンセプトワーク。そして、初公開となるアトミックボム(鉄製/原寸大)。最後に、ゴジラをテーマに幾度もプラン変更しながら、展覧会直前になって決定した渾身の一撃(一作)。
BankART Studio NYK全館に、時代をこえてワンダリングする柳氏の作品群が織りなす豊かで楽しい空間が生成している。

主なプレスを参考にピックアップする(今後もたくさんでるのでまたお知らせします)
NHK 首都圏放送「現代美術作家の作品展 横浜」10月16日
http://bankart1929.com/cms/wp-content/uploads/2016/10/20161016_NHK_NEWS_WEB.pdf
産経新聞 2016年10月20日朝刊 文:渋澤和彦
http://www.sankei.com/life/news/161020/lif1610200031-n1.html
アートWEBマガジン「創造都市横浜」 文:猪上杉子

強い意志で彷徨するアーティスト、柳幸典


月刊ギャラリー 2016年10月号 32・33ページ
http://bankart1929.com/cms/wp-content/uploads/2016/10/g-gallery1610.pdf

会期は12月25日[日]まで(会期中無休)
期間中は、トークや関連イベントも開催する。
詳細はこちら
http://bankart1929.com/archives/1079

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Dialog- 柳 幸典との対話 Vol.2 「広島と柳 幸典」出原 均 2016年10月8日

福岡生まれの柳氏は、大学は東京とニューヨーク。その後、1990年初頭から現在に至るまで広島を拠点に活動を続けている。出原氏は2000年、広島市現代美術館のキュレーターとして、柳氏の大規模な個展を企画した学芸員だ。
生土を使った初期の展覧会、あきつしま、アルカトラズ等の島のプロジェクトにフォーカスしながら柳の作品のコンセプトにせまる。そして、場所の歴史と時間の流れについて敏感に反応しながら展開してきた柳の作家としての生き方を示してくれた。

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SayakaMotaniCollective二言語音声劇 「ルバイヤート」 2016年10月2日

今年の春、BankARTAIR2016に参加したSayakaMotaniCollectiveによる二言語音声劇 「ルバイヤート」をkawamata Hallで開催。
AIRのオープンスタジオで制作し、初披露した本公演。今回は、演奏にコントラバス奏者・作曲家の斎藤徹氏を迎え、英語と日本語の二言語にコントラバスの音色が加わった詩劇となった。

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横浜コンテンポラリー・アンサンブル 第 1 回コンサート 「イタリアから」  2016年10月1日

横浜コンテンポラリー・アンサンブル 第 1 回コンサート「イタリアから」をkawamata Hallで開催。
このコンサートは、世界各国の現代音楽の演奏すること、そして在日作曲家にチャンスを与えるという二つの目的とし、神奈川を拠点に活動する作曲家ゼミソン・ダリル氏(カナダ出身)と作曲家・ヴァイオリニストのヨハナン・ケンドラー氏(イスラエル出身)の2人が企画した。コンサートプログラムは戦後期以降の、1950~60年代の前衛的で因襲を打破するような巨匠から若手作曲家まで、幅広い作品を披露した。

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いま紐解く楠原映二のエッセンス Vol.2 2016年9月25日

「いま紐解く楠原映二のエッセンス Vol.2」という映画上映、トークイベントをkawamata Hallにて開催。
本イベントは、今年4月にも行い、その続編となる。

「かいつまんで、クスハラエイジ」開催 2016年4月17日


今回は、俳優楠原映二が徹底してこだわった「ジャパニーズイングリッシュ」がテーマ。 日本人ならではの英語の発音や言い回しが引き起こす行き違いや、それを乗り越えるコミュニケーションのあり方、さらには英語圏で生きる日本人としてのアイデンティティの確立法など、フィルムや舞台映像などに残された楠原自身の肉声や縁の深い人々へのインタビューを通じて、そのエッセンスに迫っていった。

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ルーベン・キーハン 2016年9月23日

古い友人のルーベン・キーハンが、アジアンリンクのレジデンシープログラムで、Arts Qld(アーツクイーンズランド)からの援助を受け、BankART1929をベースに、横浜に滞在することになった。9月23日(金)の夜、身近な人たちに声をかけ、welcomeパーティを行った。もともと、日本とはとても関係の深い人。旧友にあえて楽しい時間を過ごした。滞在の目的は、平成元年(1989年)以降の日本の現代美術に焦点を当て、研究と執筆を通して、日本美術の知識を深めていくとのこと。

【ルーベン・キーハン】
オーストラリアのキュレーター、ライター。1990年代後半からシドニーのアートスペースで活動。オーストラリア写真センター(ACP)やシドニー現代美術館(MCA)などでキュレーションを行った。2011年よりクイーンズランド州立美術館(ブリスベン)でアジア現代美術部門のキュレーターを務め、「アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(APT)の第7回(2012)、第8回(2015)を企画。その他に、草間彌生個展(2011)や、「We can make another future: Japanese art after 1989」(2014)などをキュレーション。最近では、国立国際美術館(大阪)、シンガポール美術館が共同で開催した「Time of others」を共同企画した。

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五十嵐太郎+磯 達雄「横浜建築家列伝vol.3」スタート 2016年9月15日

五十嵐太郎氏+磯 達雄氏による「横浜建築家列伝vol.3」がスタート。本講座は、先進的な都市空間であり続ける横浜が、どんな建築家によって築かれてきたのか、その歴史と将来を考えるインタビュー・シリーズの第3弾。初回は、磯氏によるこれまでのおさらい。今期の特徴としては、若い建築家やシェアスタジオについても取り上げていくことがあげられる。大津ビルから北仲BRICK、宇徳ビル、新港・区等々。東京にももちろんシェアスタジオはあるが、こんなにも集中してやっている箇所は他にないと言えるので、そのことについても考察していくとのこと。
[3期ゲスト]高橋志保彦、長島孝一、中田準一、中尾明、高橋一平、鎌田友介・加藤直樹、宮 晶子

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BankARTスクール 堀 浩哉「境界線上の美術」スタート 2016年9月14日

堀氏は、美共闘(多摩美闘争)のリーダーだったが、多摩美の油画の教授を長くつとめ、昨年度、大学を停年退職した。今年の釜山ビエナーレにも選ばれ、初日にパフォーマンスを披露する等、その活動は衰えをみせていない。
アートに今、何ができるのか、という普遍的な問いかけに真正面からぶつかっていく姿を若い作家たちにさらけだす。さて皆さん、ついていけるか?

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広松木工 家具個展 2016「So many families, so many lives」 2015年9月16日〜25日

福岡の大川の家具メーカー、広松木工の恒例の家具展が始まった。荒々しいコンクリート壁と真っ白な絨毯が調和されている空間に、天然木の家具たちが優雅に並べられる風景も今年で4回目。今年のテーマは、「So many families, so many lives」。「家族の風景」を意識した新作は、東京下町のデザインアトリエ「SyuRo」とのコラボレーションで、お皿や服なども一緒に展示され、暮らしに溶け込んだ様子を感じ取れる構成になっている。
「こども椅子作り」のワークショップ、9月22日(木)~ 24日(日) は一部商品を特別価格で販売等、例年通りの催しも開催。

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