BankART AIR 2016が終了 2016年6月5日(日)

BankART AIR 2016が終了。作家の出席率も高く、オープンスタジオがスタートしてからも、制作に没頭する作家も数多くおり、館内はいつも賑やかだった。名作もいくつか誕生している。バンカートでも購入する予定だ。この中から、近い将来、もっと大きな土俵で羽ばたく作家も生まれるはずだ。
こちらからいうのもおかしいが、それにしても、このプログラムはどこにでもあるようで、微妙に世の中にあまりない構造で運営されていると思う。
第一次選考は50チーム/100チーム →これはごくあたりまえ。
出席率や内容で判断して、半額、全額減免チームの対象になるのが12/50チーム。→正当な方法だろう。
作品を購入する場合もある。→これもあるかもしれない。
制作中はほとんどタッチしないが、オープンスタジオ(5.27〜6.5)は、パーティ、チラシ、広報など、バンカート事務局が牽引。あとアーティストトークのべ10回の開催も。←これもあるかもしれない。

というふうにあげてみると、世の中にあるものばかりだが、全体としては、やっぱり不思議な運営形態になっているように思う。レンタルと企画が不思議な具合にドッキングしている。
そして、このシステムの中から野老朝雄さんが誕生した事はちょっと自慢してもいいかもしれない。

BankART AIR 2016 オープンスタジオスタート 5.27〜6.5 その1

これまで約二ヶ月間、BankART Studio NYKで制作してきた50組のアーティストによるオープンスタジオが、5月27日(金)からスタートした。昨日までどたばた作業中の現場だった場所が、かなりすっきりした空間になった。もちろん通常の展覧会とは異なり、まだ制作している人もいるが、現場に作家本人がいて話しかけたりもできるので、楽しい空間が生まれている。初日のパーティは約350名が来館。人気のあるブース(スタジオ)もあれば、あまりひとの寄り付かない場所もあるが、よくみると大半が頑張った仕事をみせてくれている。
会期は6月5日(日)7時まで。是非ご来場ください。

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友部正人×七尾旅人×大野悠紀「はじめぼくはひとりだったアンコール!」2016年5月21日

友部正人×七尾旅人×大野悠紀、3人のシンガーソングライターによる公演「はじめぼくはひとりだったアンコール!」が5月21日、NYK1階のKawamata Hallにて開催。
今年の1月、七尾さん、大野さんが2人の故郷である高知へ尊敬する友部さんを招いて公演。そのお返しとして友部さんが地元横浜で公演しようという流れで、再演が実現した。
本公演は、横浜の人に来てもらいたいということから、チケットはネットを介さず、BankARTの受付だけでの販売を行ったが、満員盛況。
友部、七尾、大野の順でソロ、アンコールは3人でマイクなし生音での演奏。kawamata hallは一体感を感じさせる気持ちの良い音響空間になっていた。3人の世代を超えて共鳴したライブ。なんとも心地の良い夜でした。

BankARTスクール 乗越たかお「広く・深く・面白くコンテンポラリーダンス徹底ガイドーこんなものまでダンスなの」スタート2016年5月12日~

作家・ヤサぐれ舞踊評論家である乗越たかお氏のスクールがスタート!
ダンス批評だけではなく、国内外のフェスティバルの取材やアドバイス、ダンスコミュニケーターなど、海外と日本のコンテンポラリーダンスを繋ぐことも行っている先生。そんな世界中のダンスを見てきた先生の本講座では、ダンスの歴史から、いま最もアツイ国内外のコンテンポラリーダンスまで徹底的に語っていただく。
同時代のダンスという、大まかなくくりで、定義付けしにくいコンテンポラリーダンスをあえて「コンテンポラリーダンスはほとんど〇〇である」と型にはめてみたり、「ダンスを疑う」ことでその魅力、本質をあぶり出そうとしたり、見る人、作る人、踊る人、どんな立ち位置でもわかりやすく、そして深く面白く学べる講座である。

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BankARTスクール村田真「作品で読み解く現代美術」がスタート2016年5月10日~

5月10日、BankARTスクールの村田真校長による講座「作品で読み解く現代美術」がスタート。
本講座は、現代美術の入門編として、デゥシャンの《泉》、岡本太郎の《明日の神話》、川俣正《Expand BankART》など、現代美術作品や展覧会を毎回一種取り上げ、なぜそのような作品が生まれ、どんな評価をされてきたのかをわかりやすく解き明かしていく。
初回に取り上げられた作品は、黒田清輝の《智、感、情》。洋画と日本画の要素が混在するその作品を軸に時代を概観し、日本近代美術史形成の特徴に言及した。

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