続・朝鮮通信使2016夏・秋《犬島ー神戸》 2016年8月29日

台風の影響で雨。定期船で小豆島の土庄(とのしょう)に行き、海上タクシーで犬島へ。
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チケットセンターにある高橋啓祐氏の作品。
小ぶりだが、スラグの山と海のような映像の重なりが美しい
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犬島から宝伝港(岡山県)へ。バスと電車を乗り継いで神戸へ。
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姫路駅ホームの立ち食い店で。麺は中華麺なのにだしと具が和風の不思議なそば
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神戸、KIITOに到着。以前にも訪れたことがあるが、その時は未改修だった。館長の永田さんから、KIITOの歴史と活動についてお話を伺った後、館内見学。ほとんど解体されてしまった横浜の帝蚕倉庫群に対して、この西の生糸試験所は見事に再生を遂げた。産業遺産のいくつかの装置をそのまま展示したり、カフェのテーブルなどに利用されている。
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続・朝鮮通信使2016夏・秋《高松ー豊島》 2016年8月26日

サンドラム公演はリンシュンロンの作品の内外に決定。朝早くから仕込み
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そのあと豊島へ。土庄町の三浦さんがツアーに同行してくれた。
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唐櫃の清水を囲んで
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ドイツで活動し、豊島に移住されてきた音楽と映像のパフォーマンスユニット。早速アーティスト同士で交流。
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高松に戻る船を待つ間に、港でパフォーマンス。
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続・朝鮮通信使2016夏・秋《高松ー女木島》 2016年8月25日

続・朝鮮通信使2016夏・秋のプログラム、第一部の韓国ツアーに引き続き、第二部は瀬戸内〜関西を経て釜山へ。

まずは、現在、瀬戸内国際芸術祭が行われている高松へ。
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ツアーに同行するサンドラム7名も無事到着。
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続・朝鮮通信使は、瀬戸内国際芸術祭の正式な参加プログラムでもある。
まずは事務局へご挨拶。
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27日に高松でまとまったコンサートをおこなうため、下見や音合わせなど。
韓国から、サンドラムがゲストとして、カヤグムの奏者パク・ヨニさんをお迎えしている。
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サンドラムの公演場所の隣では、やなぎみわさんの「日輪の翼」の公演があり、様子をのぞきにいくと、やなぎさんは残念ながら不在だったが、BankARTでも何度か展示や公演をしてくれている照明クリエイターの藤本隆行さんがいらした。
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サンドラムを高松に残し、他のメンバーは女木島に。
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続・朝鮮通信使2016夏・秋《光州》 2016年8月18日

約1年ぶりの、光州市立美術館へ。
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BankARTの展覧会の担当者だったキュレーターのビョンギリョンさん、新しくできるレジデンス施設の担当のキムミンキョンさんとAIRのことでミート。
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展示室では「河 正雄(ハジョンウン)コレクション」がおこなわれていた。河 正雄氏は在日2世の有名な美術コレクターで、光州市立美術館名誉館長でもあり、BankARTで行われた光州市立美術館「光の都市|光州」展のときにも来館された。李禹煥や郭仁植など、沢山の作品を美術館に寄贈している。
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今回の続・朝鮮通信使2016 夏の韓国編はここまで。いったん横浜に戻り、
8.25からの瀬戸内編だ!
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続・朝鮮通信使2016夏・秋《清州ー南原ー光州》 2016年8月17日

清州で7店舗も展開しているチョコレート屋さん、本情へ。
オーナーのリ・ジョンテ氏は、アートサポーターで日本語が堪能。
バンカートにも何度もきてくれている。
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清州からはKTXでパンソリの街、南原(ナムウォン)へ。
文化都市推進委員会のシンドングンさん、ソンムンガブさん、ジョンジュファンさんと廣寒樓苑(クァンハルルウォン)で待ち合わせ。古典芸能パンソリで有名な「春香伝(チュニャンジョン)」(=韓国版ロミオとジュリエットのような物語)の舞台として知られている。
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次は、「国楽の聖地」(博物館のようなもの)へ。南原には国楽の学校もある。
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今年の通信使瀬戸内編で、サンドラムとともにパフォーマンスするパク・ヨニさんの演奏する伝統楽器、伽椰琴(ガヤグム)も展示されていた。
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南原の人口は約8.5万でその主産業は農業と観光。「田舎」の風景が続くのだが、住んでいる人たちの満足度は高く、さながら「韓国のなかのブータン」という印象。パンソリで有名ということで、音楽や音をテーマにした文化都市を形成しようとしている。
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バスで光州へ。夕立の中、巨大な国の施設であるACCの夜間オープンの水曜日だったので、ちょっとだけのぞく。
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人はまばらだが、アーカイブ資料も大分整いなんとか運営の方も進んでいるようだ。
夜は、ACC近くのドイツ人の夫と韓国人の妻が経営しているKUNST LOUNGEへ。
今回の旅も最後の夜。光州には去年の展覧会で長期滞在していたので、ここへ来るとちょっとなつかしい。
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続・朝鮮通信使2016夏・秋《ソウルー清州》 2016年8月16日

パジュからソウルへ電車移動。
都合で順番が逆になったが、ジャパンファンデーション(国際交流基金)のソウル事務所にご挨拶。
所長の山崎宏樹さん。
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KTXで清州まで。ミスが重なり、世宗の新都心訪問は断念。
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韓国最大規模の元タバコ工場(清州の工芸ビエンナーレ会場でもある)に到着。
延べで18万平米ある。規模はまったくこっちの方が大きいが、建物とその雰囲気はNYKとそっくりだ。池田は以前ここでの国際シンポジウムに参加している。
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財団事務総長のキムホイルさんとミート。
これまで、巨大な空間をいっぺんに改修開発せず、活用しながら少しづつ改修計画を進めてきたが、ついに大まかな計案がまとまったようだ。
建物の改修計画や今後の活用計画などについてお話を伺った。
18万㎡のうち、2万が国立現代美術館関係。6万が工芸館、アミューズメント、1万が市民向けの施設。
既存のオフィス棟、等。今後300億円投下していくそうである。
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財団事務所やホールが常設されている建物は、外壁が無数のCDで覆われている。
(昨年のビエンナーレの作品)
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バンカートのざっと15倍はある、とにかく大空間。
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清州の街を屋上から望む。街の真ん中にこんなに巨大な、可能性のある空間があるのはとても羨ましい。
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2011年のころ
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続・朝鮮通信使2016夏・秋《パジュ》 2016年8月15日

ソウルから北へ、バスで40分のパジュに到着。
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パジュ出版団地が、官民協同で推進されている。
出版団地の組合次長、ジョ・ヨンジン(Jo Yong-jin)さんからパネルや模型で説明を受け、車で団地内を案内してもらう。この出版団地の計画は、昨日行った国立現代美術館ソウル館を設計したミンヒョンジュン氏がかかわっているという。約1万人が働く、出版社と印刷工場の街が、一棟つづつデザインされ、小さな街が形成されている。
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アジア出版文化情報センター(智恵の森)
出版社や識者から寄贈された本による図書館。
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出版から派生して、大きな図書館などの広場的な建物や、映画産業や特殊効果の会社などの誘致へも展開している。
大きな撮影所の建築も計画中。行く末はハリウッド?!
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敷地内には2期工事のときにできた巨大なアウトレットショッピングモールも大変な賑わい。
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パジュは国境線の街。烏頭山統一展望台から北朝鮮側を望む。
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この川のむこうにみえるのが北朝鮮だ。
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まだまだ高層住宅を建設しているパジュという街のポテンシャルがうかがえる。
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続いてヘイリ芸術村へ。5年前に来た時よりも随分賑わっている。人も車も多い。
ほとんどの建物の1階は、ギャラリーというよりもおしゃれなカフェになっていて、いたるところにカフェ。
今日は韓国では休日なので人の出も格段に多いのだろうが、避暑地の軽井沢や清里を思わせる。
それにしても韓国の北(というよりも南北の間)は人工の街が多い。
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続・朝鮮通信使2016夏・秋《京畿道ーソウル》 2016年8月14日

安山市から、同じ京畿道にあるナムジュンパイクアートセンター(Nam June Paik Art Center)へ。ディレクターのSuh Jinsukさんとミート。ACC(Asia Culture Center)の関係会議では何度もお世話になった友人だ。
ソウルのループギャラリーは続けているが、昨年からは、当館のディレクターだ。
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日韓学生合同展ETTEDA!の副委員長をしていた今井さつきさんと合流。
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バスでソウルへ。
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何度かきている国立現代美術館ソウル館(MMCA)へ。設計は110組の公募から選ばれたミンヒョンジュン氏。国立現代美術館はこのソウル館の他に、果川館、徳寿宮館、清州館(工事中)と4つの美術館があり、情報の出し方も含め、共通の会員システムや、相互間のシャトルバスを出すなど、その4つのネットワークに力を入れているところはとても関心する。
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Young Architects Program 2016という若手建築家の展示と、Kim Soojaの参加型の作品。そしてロングランのJulius Poppの bit.fall。
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その後、東大門デザインプラザ(DDP)へ。以前よりもお客さんが多い。が、野外やショップエリアなどに、以前には見られなかったような家具や什器などが見られ、ちょっとびっくり。企画展示室で行われていたKansong Art Museumの所蔵作品展では、若い人々が熱心に展示に見入っている姿が印象的だった。
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