続・朝鮮通信使2016東海道編 名古屋 9月15日

名古屋の中川運河に13時着。名古屋で長い期間、オルタナティブなアート活動をしている武藤さんの新しいプロジェクトを見学。廃屋を改装した事務スペースとアトリエの見学のあと、サンドラムが運河の支流をパレードでぐるっと一周。リンナイのもっている姿のいい元倉庫も見せていただく。
次に名古屋港。といっても港そのものではなく、築地口の商店街。競艇場外販売所の環境対策費を活用して、BankART出身の吉田さんたちが、アートプロジェクトを展開している。5Fだての美しくリノベーションされた本拠地を中心に、展覧会を準備しいるところだった。忙しい中、おつきあいいただき、サンドラムと商店街、地域を少しパレード。
既に要所要所にレジデンススペースやギャラリーが獲得されている。経済的な安定感も含めて、さらにゾーンは広がっていきそうな勢いだ。

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続・朝鮮通信使2016東海道編 伊勢 9月14日

今日は東海道から外れたお伊勢さん。サンドラムが、メンバーの一部が伊勢在住ということもあり、内宮の奥山の高麗広公民館(伊勢市)で練習&コンサートをするというので、こっちに脚を向けた。お昼は普通に伊勢神宮の下宮、内宮を参拝。続・朝鮮通信使で伊勢?と思うかもしれないが、語れば長いお話がうんとでてくる関係なのだ。
夜、恐る恐る山中で開催されるコンサートに参加してみた。道程は道幅は狭いし、ガードレールもないし、ヒヤヒヤもんだがなんとかたどり着く。でもコンサートは、いつもどおりのサンドラム。少人数のコンサートでも、なにひとつ、こびへつらうことなくパワー全開だった。

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続・朝鮮通信使2016東海道編 京都 9月13日

京都市が推進しているHAPSというプロジェクトを訪ねた。アーカスにいた遠藤さんとBankART出身の芦立さんたちが運営している。京都らしい古い町屋をセルフで改修して、事務所と小さな展示スペースを確保していた。その他にも、元小学校のリノベーションスペースに作家のアトリエを設けたり、街なかにも多くの関係物件をコーディネートしながら、街のキーステーションとして、機能し始めている様子だ。そのあと京都市立芸術大学が移転を進めている場所にいってみた。昔から部落があったゾーンの多くの物件が解体され、区画が整理されはじめかけていた。
文化庁分室が京都に設けられたり、最近、京都は何かとざわざわしている。このざわつきが、停滞した日本の文化状況を突破していく動きになるか?

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職業体験 2016年9月14日

こどもたちの職業体験の季節がまたやってきた。日数の長短はあるが、現在は市立松本中学と老松中学の学生を受け入れている。このぐらいの年齢の学生は、何を教えても、とにかく、けらけらよく笑う。一方、緊張して、かちかちになってしまう男子も少なからずいる。コーヒーの入れ方、出し方等を教えた際にみせる、はじめのおどおど感と少し慣れてきて、客にほめられたときの笑顔の素晴らしさのギャップは、オリンピックで大活躍している若年選手に負けず劣らずだ。
BankARTではこの職業体験にアチーブメントは特に設けていない。BankARTの日常の断面を中学生として、たんたんと経験してもらうだけだ。さるは、子供にクルミの割り方を教えない。そばにいて覚えようとするもの、努力しようとするものだけが、生きていけるのだ。

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アジア・ミーツ・アジア公演 2016年9月11日

アジア・ミーツ・アジア「Unbearable Dreams タ・エ・ラ・レ・ナ・イ・ユ・メ 9-10」が、kawamata Hallで三日間開催された。このチームはアジアの現代演劇を自国に紹介し、継続的な相互交流の場を実践してきている。今回は、6都市(東京、香港、上海、釜山、テへラン、バンガドーレ)の演者が参加している。
2部作の公演で、前半は石と身体をモチーフにする連作-“Anywhere”
後半は、説話集「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」の現代アジア版”On Thousand and One Nights”を上演。それぞれの言語、服装、表現で組み交わされる演劇は、鑑賞者も彼らとコミュニケーションを行っているような感覚になった。

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ACCトーク第2回:潘 逸舟さん 2016年9月10日

ACC(アジアン・カルチュラル・カウンシル) トークをカフェにて開催。これは、助成受給者が助成プログラムを通した体験をお話するイベント。今回は2014年度NYに6ヶ月滞在した上海出身のアーティスト潘 逸舟氏が登壇。上海生まれ、日本育ちという氏のバックグラウンド、アイデンティティを映像作品を用いてを紹介。その後、NY拠点のアーティスト青崎伸孝をゲストに招き、移民、異文化について、具体的な事例を触れながら意見を交換した。潘氏は、2011年Under35、2014年「東アジアの夢」に(いずれもBankART1929企画の展覧会)出品していただいている。

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「Dialogー柳幸典との対話」柳幸典×北川フラム 2016年9月9日

柳 幸典と北川フラムとの対談が行われた。スクールの文脈でもあり、柳氏の個展のレクチャーシリーズでもある。柳氏はアーティストとして、北川氏はコーディネータとして、これまで表現してきたことを背負いながら、ぎりぎりの言葉を出していたと思う。
国家についてまじめな対談だったと思う。
内容は、そう簡単にここで記することはできない。このポテンシャル、正しいのか間違っているのか、どこにいくのか、どこまで届くのかは誰もわからない。少なくとも参加者のこころの奥には、ずしんと響く言葉だった。ありがたい。

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サンドラム

彼らとの出会いは、数年前に行った巻上公一さんのゲストとして登場したときが最初だ。リズム、ボーカル、パフォーマンス、全てがメロディとしてではなく、打楽器として体にむかってきた衝撃を覚えている。以降、彼らとは幾度も協働作業を重ねてきている。例えば、2012年の越後妻有のファイナルパーティ。韓国の、やはりリズム楽器を中心にしたノリダンとの競演は、とてもスリリングだった。北川さんに「行け」といわれて大観衆の前でパフォーマンスを繰り広げた。
台北のTAVとの交換レジデンスプログラムでも、彼らは都心部にとどまらず、TAVを飛び出し、台湾の山岳少数民族と交わりながら、音楽行脚を続けた。記録でしか見ていないが、猿をたべたり、首刈り族と一緒に生活したりと、想像を超えるリサーチ、フィールドワークを繰り返していた。韓国でも現地に入り、フィーリングの合うミュージシャンとともに行動し、新しい音楽をつくりあげてきている。
そんなサンドラムの久しぶりのNYKでの公演。この夏の暑い期間、続・朝鮮通信使2016の瀬戸内+釜山ツアー+東海道ツアーを私たちとともにして、横浜に戻ってきた。「旅する街」と称した続・朝鮮通信使。様々な人と街の出会いの中で、彼らは新しい都市を見つける(つくる)ことができただろうか?

ライブ詳細はこちら
http://bankart1929.com/archives/1039

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BankARTスクール 「Photographic dialogue」スタート 2016年9月6日

BankARTスクール9-11月期がスタート。火曜日は、楢橋朝子・宮本隆司・鈴木理策・鷹野隆大と最前線の写真家4名の実践ゼミ。各作家が2回ずつ座学+課題講評を行なっていく。トップバッターは楢橋朝子氏。写真集のまとめ方について、旅行、ストリートスナップ、テーマ写真等の小冊子や写真展カタログなど(楢橋本人の作品集も含む12名分の)を用い、それぞれの構成や特徴についての講義を行った。
4写真家の課題にどう反応していくか、受講生の作品の変化が楽しみだ。

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MORIMALL 食材をおしゃれに盛り付ける料理教室 2016年8月27日

簡単な盛りつけ・盛り合わせテクニックを伝授する料理教室を2Aギャラリーにて開催。

「MORI MALL」とは、キューピーが運営するレシピサイト。忙しくて料理ができない女性に向けて、盛り付け・盛り合わせに特化し、お店に行ったつもりになるようなレシピを掲載している。
https://morimall.jp/

今回は、フードコーディネーターをお呼びしての盛り付けテクニック、そしてプロカメラマンによる簡単な撮影テクニック講座を実施。
少しの盛りテクニックで、美味しそうな料理があっという間に完成。撮影会もみなさん美味しそうに撮れていて、終始会場は盛り上がった。

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