「柳 幸典〜ワンダリング・ポジション」がはじまった。
オープニングレセプションには、懐かしい顔が多数集まった。
今回の展示は、約30年に及ぶ作家活動の集大成(アーカイブ)であると同時に、柳氏が、今後向かっていく世界を示す展示になっている。
まずはじめに1階には、土の玉が浮遊する作品(再制作)。憲法九条をテーマにしたLEDでの新作。初期の名作、ワンダリング・ポジションの大型ドローイング群などが出迎える。
2階に上がると、初期のインスタレーションのドローイングや映像、写真等、戦争や天皇制をテーマにした作品群。アントファームのシリーズは大型作品を中心にコンセプトの強い作品。アルカトラズ(独房)のプロジェクトなどが並ぶ。
3階では、「島」についての構想を展示。犬島作品(瀬戸内国際芸術祭)のモデルを身体的なレベルまでスケールをあげたコンセプトワーク。そして、初公開となるアトミックボム(鉄製/原寸大)。最後に、ゴジラをテーマに幾度もプラン変更しながら、展覧会直前になって決定した渾身の一撃(一作)。
BankART Studio NYK全館に、時代をこえてワンダリングする柳氏の作品群が織りなす豊かで楽しい空間が生成している。
主なプレスを参考にピックアップする(今後もたくさんでるのでまたお知らせします)
NHK 首都圏放送「現代美術作家の作品展 横浜」10月16日
http://bankart1929.com/cms/wp-content/uploads/2016/10/20161016_NHK_NEWS_WEB.pdf
産経新聞 2016年10月20日朝刊 文:渋澤和彦
http://www.sankei.com/life/news/161020/lif1610200031-n1.html
アートWEBマガジン「創造都市横浜」 文:猪上杉子
月刊ギャラリー 2016年10月号 32・33ページ
http://bankart1929.com/cms/wp-content/uploads/2016/10/g-gallery1610.pdf
会期は12月25日[日]まで(会期中無休)
期間中は、トークや関連イベントも開催する。
詳細はこちら
http://bankart1929.com/archives/1079