「SOS」という言葉を、意味と綴りから分解して、そこからイメージとダンスを作り出す作品です、といってもぴんときませんが、たとえば、落語にある三題噺のようなことと考えるとわかりやすいかも。「SOS」とかけて、「Speech On Secret (秘密に関するスピーチ) 」と解く、その心は・・・が、タケヤさんのダンスとイメージ。また、「SOS」とかけて、「Song Of Soul (魂の歌) 」と解く、その心は・・・、という具合に、全部で31個の言葉とダンスとイメージが繋がっていく。「SOS」をキーワードに現代の危機を、「文字通り」読み解く斬新な作品コンセプトです。タケヤさんはウイーンに在住して、時々は日本でも公演がありますが、日本の震災の状況を感じながら作品を作り変えているとのこと。この作品もまだワークインプログレス、次回日本公演が楽しみです。