今日は新・港村でなんと結婚式が行われました。
横浜市 都市デザイン室の桂 有生さんとNHK横浜放送局キャスターの由佳さん夫妻による公開結婚式です。
この式には、衣装やメイクなどにそれぞれ、新・港村に滞在するアーティストが関わっていたり、式の中に盛り込まれたワークショップが開催されたりと港村全体がお祝いムードに包まれた一日でした。
新・港村2011
【新・港村】大野一雄フェスティバル2011 New Piece Project 藤本隆行「Node/砂漠の老人」
昨年はNYKホールで インスタレーション作品「Time Lapse
Plant」を発表した、藤本隆行さんが、舞踏とテクノロジーを出会わせる意欲的なプロジェクト「Node /
砂漠の老人」を始動しました。出演は、舞踏家吉本大輔さん、平井優子さん、川口隆夫さん、音楽は辺見康孝さん。振付は、バンカートスクールでも講師を務めた白井剛さんです。今回新・港村で始まった第一段階のワークインプログレスですが、当初15分くらいの予定だった試演がすでに40分の作品として上演されました。LED照明、舞台美術、映像、音楽、サウンドインスタレーション、そしてもちろんダンスと、いわゆる舞踏公演ではあまりないマルチメディアの作品でした。本公演初演は来年香港で予定しています。その後の日本公演が待ち遠しいです。
【新・港村】大野一雄フェスティバル2011関連プログラム シンポジウム 「ダンスアーカイブが存在する」
世界最大のダンスアーカイブであるニューヨークリンカーンセンターダンスコレクションの学芸員、ジャン・シュミット氏を迎えて、ダンスコレクションがどのような経緯で生まれ、どのような目的とシステムによって運営されているか話してもらいました。また日本のダンスアーカイブの将来像について、国立劇場の映像アーカイブ、伝統芸能情報館を立ち上げた織田紘二氏、慶應大学アート・センター土方巽アーカイブの森下隆氏、60-70年代の貴重な公演映像を記録してきた、ビデオ・インフォメーション・センターの代表手塚一郎氏を交え議論しました。短い時間でしたが、中身の濃い議論でした。ところで、新・港村のBゾーンには、大野一雄、土方巽、笠井叡の貴重なアーカイブ映像が展示されています。11月6日までです。こちらもお見逃し無く!
【新・港村】朝までコレヨコ
本日夜9時から、「これからどうなるヨコハマ」の出版記念のパーティ
及び総括朝まで生討論が開催されます。(ustream配信予定) 時間は21時〜翌4時30分。(どなたでも参加できます) 朝まで何人もつかはわかりませんが、この新・港村には、展覧会場には似つかわしくない畳の部屋や布団などが多数ありますので、眠くなっても大丈夫です。
8回の研究会(バンカートスクール/約80名参加)をまとめての出版に際しては、困難な部分が多々ありましたが、執筆者や研究会参加者、コーディネータ、デザイナーの総力戦で、なんとか完成しました。 「これからどうなるヨコハマ」は、故北沢猛(アーバンデザイナー)の「未来社会の設計」をひく研究会。北沢氏とも深い関係のある新港ピア(ナショナルアートパーク構想)での「新・港村」開催中に出版できて嬉しい限りです。 皆さん、是非手にとってみてください。1,050円(税込)
【新・港村】Pubトーク 潘 逸舟
水曜日はPubトーク。今日はHHギャラリーで作品を展示している、潘
逸舟さん。まだ大学院に在籍中の潘さんですが、これまでの作品紹介では高校時代に制作したインスタレーション作品をはじめ様々なジャンルのプロジェクトを次々と説明していただきました。
【新・港村】新・港村の建築 vol.10
スーパースクール「新・港村の建築」の第10回目。
今回はDゾーンのカゴのように編んだ建物を設計した高橋晶子+高橋 寛/ワークステーションの高橋寛さん、奥のブックショップを設計したSPACESPACE、香川貴範さんを講師に迎え、今回の設計のポイントや苦労をお話いただきました。トークの後は皆でお二人の建築ツアーで終了です。
【新・港村】新・港村の美術 vol.10
スーパースクール「新・港村の美術」の第10回目。
今回はAゾーンの縫製工場で活動をしているFASHION RE:MAKERの矢内原充志さん。
古着をリメイクした製品を中心に縫製工場で続々と制作、販売している彼らの活動をお話いただきました。
【新・港村】大野一雄フェスティバル2011 New Piece Project レジーヌ・ショピノ「In Situ Yokohama」(今ここで)
フランスの振付家レジーヌ・ショピノが、新・港村に滞在し7人の参加者と公開ワークショップとワークインプログレスの成果発表を行いました。ワークショップ参加者は、ダンサー、役者、パフォーマンスアーティストといろいろなバックグラウンドの人たちです。音楽はバンカートではおなじみのオムトンのふたり、Chang-Nong
とTKO。ワークショップから公演までずっと即興生演奏という贅沢な時間でした。成果発表はエンドピースではありませんが、ショピノさんの人柄とワークショップ参加者のコミュニケーションが感じられる暖かい舞台でした。公演にはフランス大使館の文化参事官ベルトラン・フォール氏も来場されました。
【新・港村】気仙沼みらい計画プロジェクト「失われた街 ギャラリー・リーディング」
津波によって突然失われてしまった街を模型で復元するプロジェクト「失われた街」。
神戸大学、横浜市立大学、滋賀県立大学、武庫川女子大学などの建築学生と気仙沼市の地元住民との共同で模型に着彩をしながらその場所の記憶を模型に埋め込むワークショップを行ってきたその成果として、
実験的な演劇作品「失われた街 ギャラリー・リーディング」がおこなわれました。
模型を取り囲むように俳優が立ち、観客が座り、横で奏でられるピアノの響きとともに朗読される「街の記憶」に思いを馳せる。
生きた街、生きた建築、生きた風景、の姿が、皆の手で息吹を与えられた模型の上に、姿を現しました。
【新・港村】世界のアートイニシアティブ4
新・港村では、「海外のアートイニシアティブチーム」を数多く招いていますが、
そのレクチャーシリーズの第4弾。
今回はオーストラリアから、ジャンルを超えたアートの制作と発表を行っているPerformance space(パフォーマンススペース)のベックさん、スウェーデンからは元伝染病隔離病棟の建物をスタジオとして運営し、コンテンポラリーアートの制作・発表を行うkonstepidemin(コンストエピデミン)のモナさんとコンテポラリーアートセンターのRoda Sten Art Centre(ローダ・ステン・アートセンター)のコーリンさんが登壇。それぞれこれまでの活動の紹介、今後の展望についてお話をいただきました。