朝倉摂の大個展

今年9月に舞台美術家の重鎮、朝倉摂さんの個展をBankART全館2800平米を使用して開催する。
87才の現在も活発に活動を続けられているが、これまでの仕事量も半端ではない。舞台芸術に携わるようになってから約40年経過したとして、年間50本としても2000本の仕事数があるわけだ。本の挿絵から始まって、沢田研二のコンサート、市川猿之助、蜷川幸雄の舞台など、ジャンルも幅広い。

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この写真は、氏の資料をBankART Studio NYKに持ちこんで、広げてチェックしている様子。膨大な資料の海から、何をどのようにピックアップ、プレゼンテーションしてくか?
まだまだ時間がかかるが、今年の秋には皆さんに楽しんでいただけるような展覧会になるように頑張りたい。

ジャングル

BankART Miniにジャングルが出現。
横浜市環境創造局主催の「市民創発・環境行動フォーラム2010」が明日から開催される中で、BankART企画として「環境とアート~都市に棲む」の展覧会を行います。PHスタジオの船や丸山純子さんの石鹸など、環境に関する作品や映像の展示を行う他に、植栽たちが空間を取り囲みます。まるでジャングル。
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たくさんの緑の中で読書ができる「環境緑陰図書館」もあります。
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Spring Open 2010 終了

BankART AIR Program 第1期レジデンスのオープンスタジオ最終日を迎えました。本日は、延長してアーティストトークも行い、西武アキラさん、倉敷芸科大の学生チーム、河原田+ゾーハウ夫妻、白井美穂さんにお話いただきました。ちょうど開港祭ということもあって、花火も打上げられ、フィナーレのようでした。
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2ヶ月間という短い期間のなかで、アーティスト同士刺激しあいながら制作できたと感想を聞きました。単に制作するという事ではなく、たくさんの人の関わりのある中で制作できた事がとてもよかったと。
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次の6-7月期では、また新しいアーティストが入居してきます。

続・朝鮮通信使

続・朝鮮通信使のプロジェクトが、ゆっくりだが始動した。このプロジェクト、当面はBankARTチームが中心に推進するが、徐々に規模をあげ、地方自治体、国家をまきこんでいければと考えている。現在、BankART Studio NYKで開催中の「SPRING OPEN 2010」で簡単なプレゼンテーションを行っている。

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ときたま展クロージングイベント

建築家の尾形曜平さん、映像ディレクターのカシマサフミさんとのコラボレーションによる花火のインスタレーション「ときたまはなびあげますwith尾形曜平+カシ マサフミ」 開催がときたま展の会場で行われました。
幻想的な風景に、しばらくぼうっと見入る人もたくさんいました。
その中で行われた、田中景子さんのビオラと飯沢耕太郎さん(写真評論家の!)のリコーダーの演奏は、参加者を和ませながら、盛り上げ、大盛況のままに終了しました。

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最後に、ときたまさんよりご挨拶がありました。
とても元気で明るいときたまさんの展覧会が終了です。
どうもありがとうございました。

Spring Open 2010 オープニングパーティ開催

BankART AIR Program 「Spring Open 2010 」が始まりました。これまでの2ヶ月間、スタジオに入居していたアーティストの皆さんによるオープンスタジオです。作品だけではなく、工具等もそのまま置かれていて、どういった過程で制作されたのかなど垣間みる事ができます。
今日はオープニングパーティが開かれ、各作家によるイベントもたくさんありました。パフォーマンスをするチームがいたり、トークを行っているチームがいたり。お天気がよかったので、外ではバーベキューを行いました。

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今回レジデンスに参加した作家さんからは、「限られた期間でも、たくさんの人たちと出会い、濃密な時間を過ごす事ができた」と感想が。
オープンスタジオは6月2日まで。毎週水曜日に行われていたアーティストトークも予定を延長して行います。(6月2日19:30~)

語る会

アーバンデザイナー北沢猛氏が、昨年暮れに亡くなった。今度の6月12日BankART Studio NYKで、氏の先輩、仲間、後輩、教え子などが集って、「しのぶ会」ではなく、「語る会」を行う。参加者に当日配布する簡単なリーフレットを、「北沢氏に送る300字メッセージ」などを公募しながら会のメンバーで作成していたが、どんどん内容が膨らんできてしまい、最終的に160頁の本を出版することになった。編集は、彼が室長をしていた横浜市の都市デザイン室のメンバー及びそのOBを中心に強力に推進された。この編集作業、新たに北沢氏の「すごさ」を知ることになったことはもちろんだが、横浜市職員の集中力とバランス能力の「すごさ」を新たに実感した。

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写真は、入稿二日前の文字校正の様子。ここはヨコハマ市役所ではなく、BankARTオフィスです。創造都市事業本部秋元部長の呼びかけで皆が夜な夜な集まってくれています。

今日のときさん

ときたまさんこと土岐小百合さんの展覧会がMiniで始まってから、ときさんは連日会場で来場される方々に気さくに声をかけられては、会話を楽しんでおられます。
様子はときさんのブログでも紹介されています。
http://blog.tokitama.net/

そして最近は、Ustreamにはまっているようで、ゲストを招いては、生中継をされています。
今月末の会期終了まで、毎日続けるようですので、要チェックです。
http://tokitamavision.blogspot.com/

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しかし、おすすめはもちろん、会場で生ときたまさんと会話することです。
作品ではどきっとするような言葉もありますが、ときたまさんとお話ししていると、言葉と、人の持つ力の豊かさをあらためて感じます。

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井出さんの台北滞在報告

4-5月の毎週水曜日は、アーティストトーク@BankART Pub。いつもは、今NYKにスタジオインしているスタジオアーティストのトークですが、今日はそれにくわえ、横浜市・台北市アーティスト交流プログラムで、台北国際芸術村に3ヶ月間滞在されていた井出賢嗣氏の台北での活動の報告も加わり、にわかに南国ムード(?)。台北への興味と感謝を「ラブレター」に託するという形で展開された井出氏の作品。今後の展開も期待できそうです。

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「続・朝鮮通信使」へむけて

BankART schoolの月曜日の講座「朝鮮通信使への招待」。今回の講座は、これからBankARTで始まる「続・朝鮮通信使」のプロジェクトの勉強会でもあります。
今回講師としてお招きした仲尾宏先生の授業では、細部にいたるお話まで伺う事ができました。朝鮮半島と日本との関係、日本の外交手段、朝鮮通信使はなぜ始まったのかなど、教科書に書かれていない歴史を、貴重な資料も拝見しながら進められました。
今日は、仲尾先生が授業担当として最終日ということもあり、今年、BankARTが参加する「瀬戸内国際芸術祭2010」のプロジェクトへ向けて、アドバイスなどいただきました。

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「続・朝鮮通信使」へむけて動き出しています。
仲尾先生ありがとうございました!