10月11日、夜9時半からの開演。台船はNYKに係留されています。お客さんもライフジャケットをつけて、台船上で観覧。みんないっしょにゆらゆらと
揺れながらのダンス公演。なにか不思議な感覚でした。真っ赤なドレスの山崎広太さん、「Um-,Waltzish…. (げに、ワルツ的なる・・・)」。無音で約40分のおどり、と言っても街と海の音がいつも空間に散らばっています。山崎さんの体が、そういう音のひとつひとつを拾い上げて、終わりのない円舞曲を踊っているようでした。
Event
大野一雄フェスティバル2008ガラ公演
10月10日金曜日の夜、大岡川の弁天橋に曳いてきた台船と、向かいの空き地、北仲第2工区で、ガラ公演を行いました。水の上の舞台、街の真ん中の巨大な空き地、横浜ならではのロケーションでの開催でした。出し物は、タイの大衆オペラ、リケイ、大野一雄さんの102歳を祝うポエトリーリーディング、ダンス、ブラジルの人形劇と豪華プログラム。小雨の中でしたが、たくさんのお客様にお越し頂きました。(写真:井村和人)
マカンポンシアターグループのリケイ 派手派手ですね
舞踏家の上杉満代さん ウエディングドレスで登場
詩人の白石かずこさんとジャズの梅津和時さん共演 即興詩「大野一雄のバースデイ」
水上舞台の出現
本年も始まった大野一雄フェスティバル。今年は大岡川の水上を含め、大きく野外に展開します。
フェスティバル初めての試みとして、BankART Studio NYKの内水面に係留する台船(はしけ)上に舞台と客席を設置し、水上舞台にて公演が予定されています。
夜な夜な設置作業が進められ、その水上舞台がついに姿を現しました!
プカプカと浮かぶ舞台でどんな公演が行われるのでしょうか。
明日、公演に先駆け、特別ゲストに詩人白石かずこ氏、舞踏家大野慶人氏を迎え、弁天橋PONTOON(水上舞台)と北仲第2工区とでガラ公演(入場無料)を開催します。皆様ぜひご来場ください。
under 35ヤング荘展が始まりました!
BankART bank under 35 ヤング荘の展覧会が始まりました。
BankART Miniにて10時から19時まで、10月12日(日)まで開催しております。
横浜で活動し、BankARTの印刷物などのグラフィックデザイン等を担ってきたヤング荘。久しぶりの本展覧会では剥製のワニやイノシシ、模型の動物たちによる独創的な世界が展開されている他、ヤング荘と同じ服を着て自然背景をバックに写真撮影ができるという楽しい作品もあります。
会場内のカフェスペースではヤング荘が制作した映像作品を上映しています。
初日はオープニングパーティーが行われ、たくさんの方が参加されました。
参加された方々はヤング荘の服を着て写真撮影を行うなど、楽しく賑わいました。
デザインとアートの領域を往来するヤング荘の展覧会。その独特の世界を是非ご覧下さい。
大野一雄フェスティバル2008 開催中 その2
DoCodeMo System横浜ダンス界隈2008を開催しました。横浜の街を歩きながらダンスを見るプログラムです。
日曜の買い物客でごった返すイセザキモールの松坂屋前から、都橋を通って野毛ぴおシティの地下商店街、がーんと広い北仲第2工区、「心ある機械たち」の住むBankART1929、横浜の代表的歴史的建造物、今は東京芸大の旧富士銀行、最後は暮れなずむ横浜港に、3時間半の遠足。100人以上の皆さんと一緒に歩きました。ひとときも動きを止めることのない街のなかで、魚の群れのように、回遊しながら、それぞれ15分くらいの作品を見ていく。劇場で観るのとは違い、鋭角的作品はますます鋭く、静かな作品はいっそう大きな静けさの中で、体験できるように感じました。長い間いっしょに歩いて頂いた皆さま、お疲れさまでした。ご協力頂いた商店街の皆さま、関係者の皆さまほんとうにありがとうございました。
プロジェクト大山
大橋可也&ダンサーズ
舘形比呂一
ヨネヤマママコ
大野慶人
第二工区での様子
ルーフトップパラダイス ブログopen!
総勢26組の作家、みかんぐみのコーディネートによってBankART Studio NYKの屋上に一つの街をつくるというプロジェクト、ルーフトップパラダイス。皆さんに大好評を頂いています。
日々変化していく街の様子を皆さんにお伝えするべく、ルーフトップパラダイスのブログがオープンしました!今回の出品作家が書き込んでいきます。どんな日記になるかはお楽しみ。
ルーフトップパラダイスブログURLはこちら
http://rooftopparadise.groupblog.jp/
みなさんぜひご覧下さい!
あがた森魚ライブ
BankARTスクールの講師をしていただき、今年で60歳を迎えたあがた森魚さんが、『あがた森魚「惑星漂流60周年!」ライヴツアー』で、全国津々浦々を回っています。横浜はport18として、BankART Studio NYKで公演を行いました。BankART Miniのパブの客席を活かしたお客さまとの距離の近い贅沢な会場に、あがたさんの素晴らしい歌声が響き渡りました。
Open! 仮囲い in 横浜市庁舎
横浜市庁舎の耐震補強工事の関係で、市民広間に出現している工事用の仮囲い。
これらが展覧会会期中に工事の進行状況によって移動していくことから、もともとこのインスタレーションもそれにともなって変わっていくことを前提にプランしていました。
これまでまわり階段を覆っていた仮囲いが取り外され、代わりに通路の真っ正面に新しく仮囲いの壁ができました。
階段が姿を現したことで、空間も広く、豪華に感じられます。また正面に出現した、本来であれば無骨な白い壁。こちらは淺井裕介氏のマスキングプラントの格好のキャンパスとなります。
これまでに市庁舎を訪れていただいた方も、またこの仮囲いが移動したことで、作品や空間の見え方も変わってくるかもしれません。
こちらは残念ながら平日、市庁舎の開庁時間内でしか見学できませんが、是非現地にて、感じていただけたらと思います。
どんな絵になったかは、是非市庁舎に来てみてください!
『横浜タイムトリップ・ガイド』出版記念パーティ
『横浜タイムトリップ・ガイド』(講談社)の出版記念パーティがBankART Miniで10月1日(水)夜に開催されました。この本は幕末開港期から今日にいたるまでの横浜を再現したもの。現在の地図と重ね合わせてあるので、その土地に根づく歴史やドラマに思いを馳せながら横浜の街を歩くことができます。
主催は横浜タイムトリップ・ガイド制作委員会。作家の山崎洋子さんなどが執筆しています。
under35 菊地宏展
BankART bank under 35 若いクリエイターによる週替わりの展覧会シリーズ第3弾。建築家菊地宏さんの展覧会が始まりました。
ひとつひとつのプロジェクトに対して繊細な模型をつくる菊地さん。それらは木で制作されます。デザインプロセスの為の模型というよりも一つの作品として完成されており、独特の大きな存在感を持っています。また、今回の展示エリアの半分を占める「sonne und berg」もとても幻想的です。なんとこの作品は紙でつくられているのだそう。光と影が穏やかに空間を包み込んでいます。
今回の展示は菊地さんのこれまでの経験やデザインプロセスを垣間見ることができ、彼の中にあるものの考え方がよくわかります。
BankART Miniの一角に広がる菊地さんの世界。皆様ぜひ足をお運びください。