本日28日でBankARTの2011年の事業はおしまい。
今日は年間4回程行なう大量の8500通の郵送。いろいろあって年末ぎりぎりになってしまった。いつもながらアルバイトにたくさんきてもらって、忙しくやっている。
2Fでは横浜市関係の納会、3FではPV撮影が行なわれている。最後迄、いろいろとある。
1.3から芸大の卒展の搬入などはあるが、明日29日から来年1月6日までは館としては基本的に休み。大晦日は、21〜翌2時ごろまで恒例の年越しのトントン鍋。では皆さんよいお年を!
Event
「赤を見る / Seeing Red」オープンクリエーション
ちょうど一昨年前におこなわれた藤本隆行さんの「Time Lapse Plants」のクリエーションに引き続き、今年も藤本さんの新しいプロジェクト「赤を見る / Seeing Red」のクリエーションがNYKホールにておこなわれました。
ダンサーは韓国のチョン・ヨンドゥさん、dumb typeから川口隆夫さん、平井優子さんの3名。
約2週間の試行錯誤の末、25日、26日には、「オープンクリエーション」として、その成果のお披露目が行われました。
当日会場にて配布された藤本さんのステートメントを以下に引用します。
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この『赤を見る / Seeing Red』は、おそらく時間をかけて作っていくプロジェクトです。
「私は世界をどのように捉えているか」というのが「脳」の話だとしたら、その「私」って何でしょう?というのが、この作品のテーマになっている「意識」だと思います。
今回は、まだ「世界の捉え方」の断片的アプローチです。ひょっとしたら、いつまで経ってもそうかもしれません。
でも、とにかく話を続けると、その「意識」について考える時に、何が一番好きかというと、そこには必ず他者があるということです。世界を捉えている私は、同時におなじように世界に立っている、私以外の意識の存在を信じている/感じている。
実はその私以外が、私を形作っているということも、あるかもしれないと思っています。それは例えば、「言葉」を覚えるようなことです。自分の思考を形作る「言葉」は、周りの人たちから与えられて獲得したんですよね。
今日は、見に来ていただいて、ありがとうございます。
藤本隆行 20111225
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次は、韓国でのクリエイションも考えているということです。この作品の行く末を見守っていきたいと思います。
韓国建築の新たな地平 NEW HORIZON in Korean Architecture
韓国の建築家Lim Jae Yongさんとみかんぐみの曽我部さんが企画した建築展がスタートしている。ベーシックな展示構成の制作は日本で行い、実際の16人の建築家による模型等は各人が手荷物で持ってこられた。コンパクトだけれどもとてもきれいな展示だ。韓国の建築家の前知識はあまりなかったが、会場でもらえるリーフレットをみる限り、ほとんどがアメリカで教育を受けており、内容もそういった印象を受ける。家電もそうだったが、後発だけれど、どんどん推進していっている感じがする。詳細は未決定だが、来年は日本の建築家が韓国で展覧会を行なうそうだ。残念なのは、広報が行き届いていないので動員が少ない。是非皆さんご覧になってください。
初日にはオープンングパーティを開催。
スタジオアーティストトークvol.3&4
今週末は土曜の夜と日曜の昼の続けて2回の開催です。いつもはゆるやかな週末のカフェ・パブが多くのお客様でにぎわいました。プレゼンターは下記のとおり。世代も、メディアも、背景も異なるメンバー。それぞれが紡ぐ言葉、語る想いは様々です。
6.18[土]18:00-19:15
倉敷芸術科学大学ヨコハマゼミ/藤村 豪 & 内野清香/坂間真実/寺田 忍/坂本夏海/みどり/共同サンド/曽谷朝絵/武田 海
6.19[日]13:00-14:15
窪田久美子/オオツカリリリ/田中千晶/原田 哲/柴田智明/古橋 香/Pierre Chaumont/小原健吾+白石 衆
パブスペースでのトーク。アーティストと、お客様との距離の近さはこのイベントの醍醐味です。
来週は6月25日(土)18:00〜。スタジオアーティストトークもいよいよ千秋楽となります。ぜひご来場ください。
OPEN STUDIO 2011
48チームのアーティストが入居した5月17日から早1ヶ月。レジデンス制作成果の一部をご覧いただくオープンスタジオがはじまっています。初日のオープニングパーティーにはたくさんの皆さんにご来場いただき、横浜市文化観光局創造都市推進部部長の秋元康幸さんからのご挨拶の後、乾杯。スタジオアーティストによるパフォーマンスやバーベキューなどで盛り上がりました。
今回はオープンスタジオなので、展覧会というよりもアーティストの制作現場を見ていただくのが趣旨になっています。どういった想いで、どういう素材や道具を用いて制作しているのか、各作家と交流しながらぜひご覧になってください。会期は6月26日(日)までです。(最終日は16時まで)