新・港村チラシ6.5版

ヨコトリとの特別連携プログラムとして、BankARTが開催する「BankART Life 3 新・港村–小さな未来都市」。全体のプログラムが掲載されたリーフレットが完成し、配布しています。
要約すると新・港村の大きな特徴はつぎの通り。
1)新港ピア(4400平米)全館つかっての小さな街づくりのプロジェクト
2)「国内外のアートスペースや組織が活動している姿」そのものをみてもらう展覧会
3)街を構成するスタジオ(仕事場)の建物や空間は建築家やアーティストによるもの
4)建物全体の既存の照明空調を使わず電気使用量を85%オフ。スタジオの照明空調は、太陽光発電と充電システムで対応
5)東北と国内外の組織と横浜市民とクリエイターを繋ぐプラットフォームであること
6)ヨコトリ2011との強い連携。特別連携セット券、会場間無料バス、同時期間開催等

ちょっと複雑なプログラムですが、BankARTがこれまで活動し、皆さんとつながってきたことの集大成となる展覧会です。このチラシは更新されつづけていきますので、ぜひチェックしてみてください。

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スタジオアーティストトーク vol.2

第2回目のアーティストトークが行われました。今回のプレゼンターは、阿部 静さん、いまゆら(BankART スクール飯沢耕太郎ゼミ5期生)、阿部剛士さんとまつながえみさん、三田村龍伸さん、フジオカヨシエさん、ギャンソンゴリラ、おおばひでゆきさん、高松太一郎さん、牛島達治さんの9チーム。立ち見がでる程に沢山のお客様にご来場いただきました。今回の発表者も個性的な方々ばかりです。写真、絵画、金工、ファッション、彫刻、木工等ジャンルも様々。
オープンスタジオ(17日〜26日)直前ということで、現在制作中の作品についてや状況をお話いただきました。アーティストトークも日に日に盛り上がってきました。それぞれが何について思い、制作しているのかお聞きすることができます。
オープンスタジオ期間中もトークを開催しますので、是非皆さんもご参加ください。

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中原研究会 加治屋健司×粟田大輔

前回に引き続き、若手のお二人による研究会となりました。中原さんの大学時代のお話から、評論家としてデビューした「創造のための批評」について、特に1950年代の時代を追いながら、加冶屋さんと粟田さんの視点で中原さんを解説していただきました。中原さんがどんな基準をもって批評を行ってこられたのか、今回は総合的に分析する研究会となりました。研究会も半ばを過ぎ、回を重ねるごとに、現代美術の門をひらいてきた中原さんの仕事の大きさを実感します。
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スタジオアーティストトーク@BankART Pub

今年のスタジオプログラムも、入居しているアーティストたちによるパブトークを行います。今日はその第1回目。自己紹介が主ですが、アーティスト達がどんな事を考えて、何をやっているのかを垣間みる機会です。パブでドリンクを飲みながらお話をそれぞれお聞きしました。
今日は、加藤元さん、北浦信一郎さん、河地貢士さん、佐野彩夏さん、茂谷さやかさん、中村達哉さん、岡田貞子さんの7人。スライドを見せながらお話する方もいれば、納豆パフォーマンスを披露する方がいたり、絵を持って来てみせたりと各々の発表も様々です。
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まだ、活動が始まって一ヶ月足らず。他のスタジオアーティストも大勢参加し、お互いに質問しあうなどヒートアップしました。トークはこれからまだまだ続きます。基本は土曜日の18時からです。(19日の日曜は13時から)
また、6月17日(金)〜26日(日)にはオープンスタジオを開催します。

パフォーマンスの未来 神奈川芸術劇場

開講中のスクール「パフォーマンスの未来」は、主に横浜にある施設を巡りながら、パフォーマンスの未来の方向性を探るゼミ。今日は、今年オープンしたばかりの神奈川芸術劇場(KAAT)が会場です。先生は、館長である眞野純さん。館長直々に館内を案内していただきました。「スノコ」と呼ばれる高さ30m以上もある舞台の上や、舞台を作るための工具や設備が整った大道具制作場など、普段入ることは出来ない場所まで見せていただきました。
神奈川芸術劇場で行われているのは大きな舞台公演が中心。開催するプログラムも検討しながら、横浜だからできる事を模索し、新しい施設として進んでいきたいとお話されていました。

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中原佑介を読む  福住廉×南後由和

前回、中原先生と同時代を生きたお二人、田中信太郎さんと峯村敏明さんによるレクチャーから一転。今回は1975年生まれの福住廉さん、1979年生まれの南後由和さんを講師に迎え、若手のお二人による新たな視点から「中原佑介を読む」。美術評論の福住さんからは「中原佑介とおぎくぼ画廊」、社会学、都市・建築論研究者の南後さんからは「芸術社会学者としての中原佑介」というテーマで発表いただきました。
授業の回を重ねるごとに増してゆく、中原先生を取り巻く視点。先生の仕事を捉え返す作業は、一筋縄にはいかないことを実感します。次回は加治屋健司さんと粟田大輔さんにお話いただきます。

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新・港村 説明会

横トリ2011と連動したプログラム「新・港村(しんみなとむら)〜小さな未来都市〜BankART Life 3」の説明会が連日、現地で行なわれています。この日は、特に建築家関係に多く集まっていただきました。BankARTとともに全体の会場の計画を行なってくださっているみかんぐみの曽我部昌史さん、小泉アトリエの小泉雅生さん、ワークステーション高橋晶子さん/高橋寛さん、コンテンポラリーズの柳澤潤さん、STUDIO2Aの宮晶子さん、CAt(シーラカンス&アソシエイツトウキョウ)の小嶋一浩さん/赤松佳珠子さん、手塚研究所など等、一線で活躍する皆さんが一堂に集まりました。
街のコンセプトと大まかな概要説明の後、担当する場所の敷地もその場で決定。じゃんけんで決める場面も。展覧会スタートまであと約2ヶ月。この巨大な空間に、たくさんの家(アトリエ)、たくさんの人々が集う街が広がります。どんな街ができあがるかとても楽しみです!

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「AAAギャラリー」オープン

BankARTで、最近アルバイトをしてくれているキムシチョルさんが、中華街の入口、徳永ビルに「AAAギャラリー」をオープンした。もと住宅に使われていた空間が、キッチンやお風呂の原型を留めながらも丁寧にホワイトに仕上げられ、心地よい空間に生まれ変わっていた。このシチョルさん、続・朝鮮通信使2011春ツアーでもお世話になった、キムスヒャンさんの弟だ。スヒャンさんは、韓国の食文化の研究家だが、ソウルの人気カフェ「スッカラカフェ」の経営者でもある。最近きいて驚いたのだが、この姉弟のご両親、なんと、寿の「さなぎの食堂」の開設者なのそうだ。この日はBankARTみんなでオープニングに駆けつけた。パーティそのものはすぐに切り上げたが、帰りに久しぶりに皆で中華街で食事をした。シチョルさんが、ギャラリーオープンの場所に中華街を選んだ理由は聞いてないが、彼が中国の大学(朝鮮族の街)をでているのとも、あながち関係がないはずはない。なんとも不思議な縁が続いているが、これからもキム姉弟とは末永くおつきあいさせていただきたい。

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続・朝鮮通信使研究会

2011春ツアー後の、続・朝鮮通信使研究会。ゲストにツアーでも大変お世話になったソウルの人気カフェ「スッカラカフェ」のキム・スヒャンさんをお迎えして、韓国の食文化についてレクチャーいただきました。
スヒャンさんは横浜出身の在日韓国人。ソウルに渡って15年。韓国の食文化の研究家です。
今回の研究会では、食文化の裏側にある韓国の伝統文化についてお話を聞きました。韓国の食卓に並ぶ料理写真を眺めながら、サジの文化や女性男性の役割分担など聞く、あっという間の約1時間。似ているようで似ていない、知っているようで知らない、隣国の文化に触れる貴重な時間でした。
食文化についてはスヒャンさんがコーディネートされた著書「食べる旅 韓国むかしの味(新潮社)」でも詳しく紹介されています。

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ヨコトリ記者発表

今日は、青山のスパイラルホールでヨコハマトリエンナーレ2011の記者発表がありました。
前回の記者発表は、震災当日の3.11でした。横浜会場での記者発表と東京での発表との間に地震が発生しました。
これまで、トリエンナーレそのものを開催するかどうか、また節電対策のために開催時間や休みの日の変更等、いろいろな議論と組み替えがありましたが、やっとこの日を迎えました。
BankARTでは、ヨコトリとの特別連携プログラムである「新・港村(しんみなとむら)〜小さな未来都市〜BankART Life 3」を同時期開催。こちらも今日から情報解禁。会期まであと、2ヶ月。ただいま準備真っ最中です!

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