大野一雄フェスティバル2013 笠井叡「日本国憲法を踊る」

超満員の観客席、憲法条文が3人の女性に朗唱される中、笠井叡の熱いソロが展開されました。約1時間、笠井さんの体の動きと言葉が空間に溢れ、舞台も客席も張り詰めた緊張感に包まれました。憲法を朗唱するセーラー服姿の女性もいつしか巫女のようにみえ、笠井さんの踊る空間が聖なる場所に感じられます。笠井叡の醸し出す、なんともいえないふしぎな感動に観客はすっかり酔ってしまいました。「日本国憲法を踊る」というタイトルからも、踊り手の深い覚悟が感じられる、潔い、記念碑的公演になりました。

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大野一雄フェスティバル2013 観世榮夫七回忌追善 観世銕之丞「善知鳥」清水寛二「相聞」

観世榮夫氏は、かつて大野一雄とも共演し、2005年の大野一雄フェスティバルではオープニング公演をやって頂きました。2007年に惜しくも急逝されて早6年。氏を追悼すると共に、古典、現代演劇、オペラ、映画と幅広い仕事をされた氏の仕事を振り返るプログラムを開催しました。氏の愛した二つの作品「善知鳥」と「相聞」を観世銕之丞さんと清水寛二さんが演じられました。倉庫空間に本格の地謡が響き能が演じられるのはほんとうに圧巻です。その後、早稲田大学学術院教授竹本幹夫さんと演出家佐藤信さんを交えて、氏の業績とエピソードなど貴重な話しを聞くことができました。さらにこの日は、氏の書などの特別展示、氏の主演する映画上映などもありました。

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大野一雄フェスティバル2013 川口隆夫「大野一雄について」

今年8月東京で初演し、大好評を博した作品の再演です.東京では劇場でしたが、フェスティバルでは倉庫空間。自転車で登場して、大野一雄さんのような「でたらめの限りを尽くす」開幕もこの場所ならではの迫力です。この作品では、川口隆夫が、大野一雄の公演ビデオから、その動きを完全にコピーし、大野一雄が使ったのと同じ音を使っておどります。川口隆夫を通して「大野一雄」が現れ、大野一雄を通して「川口隆夫」が現れる、スリリングな舞台でした。

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続・朝鮮通信使2013 豊島

台風が近づく中、豊島へ。大分疲れてきた。
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お目当ての美術館。タクシー等を駆使しながら整理券獲得し、なんとか見ることができた。
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続・朝鮮通信使2013の名前が事務所の黒板に?!

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ここはカフェの部屋。本体はすごくて感謝でした。一度是非見てほしいと思った。

犬島はだめもとでトライしたが、外だけからにした。
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続・朝鮮通信使2013 直島+女木島男木島

事情があって二班に分かれた。その前に直島でのスタート写真
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女木男木はアートフロントの下岡さんがエスコートしてくれた。
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直島はレンタカー3台をチャーターできたので、美術館、家プロジェクト全てを巡ることができた。
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女木男木も全て回れたそうだ。再び合流して夕食。参加者も大分増えて来た
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続・朝鮮通信使2013 呉〜百島〜高松

呉のホテルのプライベート桟橋から出航。
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柳幸典さんがやっている百島へ
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そのあとは朝鮮通信使ではとても重要な鞆の浦
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船を飛ばして高松へ。百数十キロの船旅だった。

大野一雄フェスティバル2013 リサーチプロジェクト「踊ってみた、をみた」

大野一雄フェスティバルでは、作品創作と上演だけでなく、現代社会におけるダンス現象をリサーチするプロジェクトも行っています。今回はニコニコ動画のダンス映像投稿サイト「踊ってみた」に焦点を当てました。「踊ってみた」界の人気者、PCFの「けいたん」こと榊原敬太と、ただのん、暴徒による、「踊ってみた」とはそもそもなにかの解説&パフォーマンスに始まり、続いて、カワムラアツノリと初期型の「踊ってみた」をコンテンポラリーダンスの実践的視点からアプローチする、ちょっとはちゃめちゃな (失礼!)ダンス作品。そして、日本女子体育大学教授松澤慶信さんを交えて、「踊ってみた」現象が現代のダンスとどんな関係があるのか考えてみました。アクセス数50万回がすこしも珍しくない「踊ってみた」の世界。ここから何かが生まれていくのか、リサーチを続けていきたいです。

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