「多様な地図で巡るツアー」第2弾は、台北交流事業で3ヶ月BankART に滞在して作品制作をしていただいた台北アーティストのウー・チェンイーさんのトークツアー。台北交流事業は、台北市と横浜市との間で毎年アーティストを1人互いに3ヶ月間派遣し滞在制作交流をおこなう事業で2005年から続いています。
今回は、滞在期間が第8回横浜トリエンナーレ開催期間と重なっていることもあり、BankART Life7に出品参加いただくという前提で、ウー・チェンイーさんに滞在制作していただきました。
まずはウーさんとBankART Station入口近くのエスカレーターを地上に上がったところにある「横浜グランゲート」2Fデッキに設置されている作品を見学。ここは4月1日にお隣の「横浜シンフォステージ」がオープンすると通路がつながり、横浜美術館前のグランモールに直接つながるルートになります。それにあわせ4月1日には、ウーさんの作品もシンフォステージ側に拡張して、全作品が完成となります。こちらは横浜の「港」や「船」がテーマの、カラフルな作品となっています。
次にみなとみらい大通りを挟んで横浜駅側にある「横濱ゲートタワー」のスタートギャラリーに移動。スタートギャラリーは建物が面している道路、とちのき通りから見るギャラリーです。2つのギャラリーにはそれぞれ、古い建物の遺構からインスピレーションを得た「窓」をテーマにした作品が展開され、ガラスに反射する周囲の環境もうまくとりいれた作品となっています。その後Stationに戻り、ウーさんが横浜の街をフィールドワークして今回の作品の素材となったものなどを写真で紹介いただきました。終了後、2日後には帰国を予定されているウーさんのフェアウェルパーティもかねて乾杯をしました。台北経済文化代表所の陳宜銘部長、横浜市文化芸術創造都市推進部の永井由香部長にもご参加いただき、和やかな会となりました。