続・朝鮮通信使2011春 テグ

朝、安東から韓国第三の都市テグへ高速バスで移動。テグ在住のアーティスト、川田剛さんに案内してもらいながら、鹿洞書院(ロクドンソウォン)を訪ねる。ここは、壬辰倭乱(文禄慶長の役)の際、日本人将軍で朝鮮に帰化した沙也可将軍(=金忠善)の資料館。沙也可から数えて17代目ともいわれる末裔の住む集落の方へ移動すると、野菜を売っている露面のマーケット。その中のひとりのお婆さんがこの里の長老に会わせてくださるということで、その家屋を訪ねる。日本の古い農家のような雰囲気。97歳のおじいさんとおばあさんは日本語も堪能で感動。

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次に数キロ足らずの場所にある、テグ市が行っているカチャンアートスタジオという廃校を利用したレジデンススペースを訪れる。BankARTでもスタジオインしていた戸田祥子さんが以前にレジデンスで参加したという事で紹介していただいたスペース。ちょうどオープンスタジオをしていて、ギャラリーやスタジオの展示を見せていただく。その後、カチャンとも関係の深い文化会館へ出向きキュレイターのパク氏にご挨拶。
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テグ市は、歴史的建造物が多く残る都市で、街づくりのために、行政関係者が一行でBankARTに視察に来られたことがある。その中のひとりである、Yoon,Sun Youngさんとやっとの思いでコンタクトが取れたと思ったら、なんと彼女はテグ市のJung-gu(中区/テグ250万都市)の区長さんで、ちょうど薬令市で開催されていた韓医薬祭りにいらっしゃるということで、そこで会う事に。会場に行ってみると、体に良さそうな食べ物や飲み物が次々に運ばれてきて、その内、報道陣や当の区長さんや副市長も現れ、思わぬもてなしを受ける。
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次に向かったのは鳳山(ぼんさん)文化通り。テグには美術系の大学が6つあるそうで、学生や作家が多く在住し、ギャラリーも数多くある。その中のいくつかを見学。
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その後、西門市場をぶらついた後、歴史的建造物が残るゾーンに入る。夕食をとるために入ったお店がよかった。旅の疲れを癒すかのような満足感を得てホテルへ。薬令に癒された日。
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