2020年コロナによって学外展が中止となった2019年度卒業の多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻の有志14名によるリベンジ卒業展だ。2日間という短い会期だったが、大学関の先輩、後輩、先生、企業関係者など400名を超える来場があった。まさに彼らの掲げた「日の目を見る」というタイトル通りの展覧会となった。それぞれの発表作品はもちろんのこと、今回は卒業制作を手掛けるきっかけとなったモチーフも展示していたり、売り物にしても問題ないレベルの装丁デザインの卒業展カタログなど、至る所に工夫が見られた。