横浜市台北市アーティスト交流事業

今年もはじまった台北市と横浜市のエクスチェンジプログラムで、台北へ向かうことが決定したアーティストの井出賢嗣さん。15日に日本から出発しました。そんな井出さんから報告が届いたのでご紹介します。

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無事、15日の夜、台北に到着いたしました!

明けて、16日、TAVのスタッフにガイドしていただいて
今度の2月に交換で横浜に訪問する周さんの展示に行きました。
台北のアートとのファーストコンタクトとして刺激になりました。

まだまだ、台北は深く、興味は尽きませんし、何より与えられた制作環境が良く、
意欲が出てきています。これから少し時間をかけて、自分のプランを検証しつつ、
台北、台湾を満喫しようと思います。

取り急ぎ到着の報告まで。

PS
こちらもまだ肌寒くて、不安定な天候が続いていますが、
評判に漏れず、とってもいい人ばっかりで、気分はいいです。
これからがんばっていこう、と思います。

井出賢嗣

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1月末には横浜にも台北から周育正さんが来日してレジデンスが始まります。随時、ブログにてご報告しますので、お楽しみに!

東京藝術大学先端芸術表現科卒業|修了制作2010

昨年に引き続き、藝大の先端芸術表現科による卒業制作展が始まりました。連日、展示の設営に追われていた学生もほっとした様子です。初日の今日はオープニングパーティを開催。学生だけではなく一般のお客様も来館し、盛り上がりました。
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主に、1・3階にはインスタレーションの作品、2階には平面の作品が中心に並んでいます。直径6m以上もある迫力ある大きな作品や、触れてしまったらすぐに壊れてしまいそうな繊細な作品など様々。ジャンルでひとくくりしない「表現」を追究した学生たちの集大成を見ることができます。
展覧会は24日(日)まで。ぜひ足をお運びください。
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BankART school 番外編スタート

BankART schoolでは今週から番外編をスタートさせました。
これまでの毎週8回という単位ではなく、もう少しゆるく、隔週で勉強会という形式をとって進めてみようというものです。
1つめの講座は、BankART schoolの校長先生でもある、村田真さんによる「横浜市民と横浜で働いている人のための現代美術講座」。集まった受講生たちは、皆さん美術初心者かと思えば、ギャラリストの方だったり、作家活動をしている方、趣味で美術館巡りをされている方など、詳しい方々が多いようでした。
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2つめは「BankARTスクール新書編集ミーティング」。こちらは講座というよりは、これまでの5年間のスクールの記録を形に残そうと、本として出版に向けてまとめていくミーティングを随時開催。どんな方向性でいくのか、どんな形にするのか、話をスタートさせました。
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来週からは、通常の8回のスクールが一部はじまります。第一線で活躍する講師陣を迎えて、内容の濃いものになると思います。
今回初めて講師としてお招きした舞踏家の上杉満代さんや、2回目となる作曲家の野村誠さんの講座は一足先に開講です。受講生募集はまだまだしていますので、ぜひ興味がある方はご参加ください。詳しくはホームページのWhat’s newまで。
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卒展のシーズンへ

いよいよ卒業制作展のシーズン到来です。
今年もBankART Studio NYKでは合計16校の卒業展・修了展・学校展が開催されます。(各展覧会情報はホームページをごらんください。http://www.bankart1929.com/)
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その第一弾として、今週末から開催の東京藝術大学先端の卒業・修了制作展へ向けて、今日から搬入が始まりました。
BankART Studio NYKを全館使っての展覧会です。大きいトラックがいったりきたり。梱包された荷物がどんどん運びだされていきます。設営の風景をみていると、業者さんのように、壁をつくって、鉄筋をきって、溶接して・・年々、制作のレベルが上がってきているように思います。学生たちの意気込みを目の当たりにして、とても展覧会が楽しみになりました。

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展覧会は16日(土)から。オープニングパーティも18時から開催です。

リアル脱出ゲーム 体験記

NYKの3階ワンフロアーを使って、今話題の「リアル脱出ゲーム」が開かれました。
題して「廃倉庫からの脱出」。確かにここは半世紀以上前に建った、産業遺構の巨大倉庫。空間そのものが謎めいています。ゲームマスターの巧みな話術に導かれて、謎解きに挑戦。ちょっとコワイけどスリリング。知らない同士がグループ分けされて、力をあわせてみんなでトライ。コワイ物見たさに終わらぬ、ワカラナイ物楽しさがあって、参加者全員が盛り上がるイベントでした。脱出? できませんでした・・・・。
このイベント、入場料3000円程ですが、5日間のイベントで2500人以上を動員。アートとはまた違った領域で、こういった世界が繰広げられていることを実感しました。

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藤本隆行×山口真美 対談

年末からNYKホールで展示をしている藤本隆行さんのTime Lapse Plant展。
今日は赤ちゃんの視角の発達を研究されている中央大学の山口真美さんと藤本さんとのトーク。色の話、影の話、立体認識、などなど、私たちが無意識に見ていた世界を改めて捉えなおすような、楽しいトークでした。
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藤本さんの作品がなぜあのようにみえるのか?
つくられた世界と、現実の世界は、もしかしたらあまり変わらないのかもしれません。
藤本さん、山口さん、素敵な時間をありがとうございました!
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桜荘のレジデンスアーティスト、川本さんロンドンへ

12月から桜荘に滞在してきたプロダクトデザイナーの川本尚毅さんが、自身の活動拠点のロンドンに戻ります。
滞在期間中、桜荘の2階で生活、1階のスペースで受注している仕事やアートワークを行っていました。
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本日、NYKのパブにてショートトークを開催。過去の作品を一例にリサーチから製品にいたる過程などをスライドで見せたりと、これまでとこれからの活動について発表しました。川本さんの作品であるボストンバック型移動式バーカウンター「ムービングバー」は、カフェユニットのL PACKへ引き継がれることが決定し、お店にて近々お披露目されるようです。
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川本さんは、今日の発表は、過去の仕事をまとめて振り返る良い機会になったと話していました。

来週ロンドンへ飛び立ちます。

藤本隆行さんスタジオイン

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BankART Studio NYKでは、今月25日から始まる展覧会「TIME LAPSE PLANT」に向けて、ダムタイプの一員で、照明アーティストとして活躍する藤本隆行さんがスタジオインしています。今回制作されている作品は、東京都写真美術館で開催される「第2回恵比寿映像祭」の出品作の試作機として、BankARTで開催される展覧会で発表されます。
スタジオの中をのぞくたびに、大きな機材や見たことも無い塊のようなものが。完成される作品が楽しみです。

チラシ大量発送

師走。
年末から年始にかけてのお知らせをお送りするための作業が始まりました。
発送の量も年々増え続け、今回の郵送物はなんと8000通以上!
しかし、この8000通を送るという作業、全て手作業のため大変です。体力はもちろん、時間内に完了しなくてはいけないため、スピードと正確さが要求されます。
スタッフ一同、後半には職人のような手さばきで終了。無事に発送する事ができました。
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韓国より

今日は韓国からお客様。
ソウル文化財団およびソウル市の方々です。2ヶ月ほど前、このソウル文化財団の1つの施設、グッチョン・アート・センターというレジデンス施設のオープニングの際に、シンポジウムとそのレセプションにBankART代表の池田が呼ばれて行ってきました。彼等は今、アートセンターをソウル市内のいくつかの地域に次々とオープンさせています。そしてそれらは、BankARTおよび、この横浜の創造都市事業をお手本にしたと言っています。今後も具体的な協力関係を結んでいきたいということで、その協力関係の協定調印と視察をかねて来日されています。今日は、横浜美術館や、寿地区、急な坂スタジオ、象の鼻テラス、赤レンガ倉庫などを視察にまわりました。
朝の飛行機では小沢幹事長と同じ飛行機だったようで、羽田空港脱出まで手間取りましたが、無事に1日目が終わりました。2泊3日で滞在されます。
つづく。

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寿地区にて。

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急な坂スタジオにて。