みかんぐみ石井さんの送別会

BankARTがスタートした当初からお世話になっている、みかんぐみのスタッフ石井真人さんの送別会が、NYKの共同炊事場食卓で行われました。この共同炊事場食卓は、BankART Life(2005年)の際に制作して頂いた連結作品『銀行美術的石焼蒸気温泉』の1つで、石井さんが担当だった作品。私達も事あるごとにBBQなどで使用し大活躍の作品です。
みかんぐみの皆さんが集合、乾杯! 今春からの新入社員による、餅つきが行われるなどイベントが盛りだくさんでした。

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石井さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。これからも応援しています!

続・朝鮮通信使2011春

昨年夏に主に瀬戸内を中心に巡った「続・朝鮮通信使」の第二弾がスタートします。今年の春ツアー(4.28〜5.8)は、釜山に朝鮮通信使の博物館が開館したお祝いも含めて、「続・朝鮮通信使研究会」のメンバー10〜15名でソウル(インチョン、キョンギドウ)〜安東〜テグ〜慶州〜ウルサン〜釜山をめぐります。韓国国内は朝鮮通信使の遺蹟、史跡は少ないですが、このプロジェクトは「続」、すなわち新しい日韓の交流プログラムですので、BankARTにいらして下さった街づくりチームや新しく動き出した施設等を訪ねての返礼の旅でもあります。秋にはもう少しロングで、ソウル〜釜山を西側周りでいく予定です。
ときおり旅の報告を行いたいと思います。

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中原佑介を読む 田中信太郎×峯村敏明

第3回を迎える研究会が代官山ヒルサイドライブラリーで行われました。今日のゲストは美術作家田中信太郎氏と美術評論家峯村敏明氏。「人間と物質」展(第10回国際美術展東京ビエンナーレ)では、峯村さんは組織委員として、田中さんは出品作家として参加されています。
お二人のお話から、一緒に仕事をされてこられたからこそ見えてくる、中原さんの美術に対する姿勢や考え方を当時のエピソードを交えながら伺う事ができました。田中さんは、読売アンデパンダン展、不在の部屋、人間と物質に同時代的に参加。
兄弟と間違われることもあったという峯村さんの中原さんへの追悼の言葉が、毎日新聞(3月17日夕刊)に掲載されています。

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建築+空間+家具制作ワークショップ

このワークショップは、今夏、トリエンナーレと連動して行われる「BankART Life 3」の関連プログラムとして開催されています。アーティストや建築家などによる原寸大の建築モデルや家具などの作品制作プロセスを実践的に学んでいこうというものです。前半はPHスタジオを講師に迎えて、ものづくりに対する考えをこれまでの仕事とともに紹介。その後は、早速実践です。トンカチやカッターの基本的な道具から、丸のこ、ジグソーなどの専門的な工具まで、使い方をみながら勉強。また、家具等を解体して、ものがどのように出来ているかを学びました。実践のプログラムなので、授業のわずかな時間でどんどん作られていきます。

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村田真ゼミ「ゼロ年代のアートはなんだったのか」

スクール校長の村田真さんによるゼミがスタートしました。初回は年表やSO + ZO 展 「未来をひらく造形の過去と現在 1960s→」のテキストをもとに、1989年以降の出来事やアートシーンを振り返りました。
日本が1番最初に出場したサッカーW杯での対戦相手はどこでしょう?
最近のサッカーW杯で、日本はどこのチーム負けたでしょう?
というような身近な話題に触れながら、ここ数十年で起こったことを振り返り、私たちが観たり、聴いたり、生きてきた時代=00年代のアートがどのように動いてきたのか、アートをとりまく状況の変化を追っていきます。

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中原佑介を読む 安斎重男

「中原佑介を読む」2回目の研究会がNYKで開かれました。本日のゲストは写真家の安斎重男氏。1970年の「人間と物質」展は中原さんがコミッショナーとして音頭をとられた日本初の国際美術展ですが、安斎さんはその展覧会の作家アシスタント(主に外国人作家の)として実際に関わった方です。現代美術がまだ日本の美術館に浸透していなかった当時、作家と美術館との間に入って作品の設置に四苦八苦しながらも、調整されていたそうです。当時の写真をみながら、貴重なお話をうかがいました。
終了後には、安斎さんを囲んで研究会スタートもかねて乾杯。

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パフォーマンスの未来 急な坂スタジオ

今日からスタートしたスクールは、主に横浜にある施設を巡りながら、パフォーマンスの未来の方向性を探るゼミ。初回は、急な坂スタジオ。元結婚式場だった老松会館を改修し、主にダンスの制作スタジオとして使用しているスペースで、チェルフィッチュの岡田利規さんやニブロールカンパニーの矢内原美邦さんらが所属しています。空間はほとんど結婚式場当時のままですが、大ホールや会議室、和室など、もとの機能を上手く活用しています。ディレクターの加藤弓奈さんから、これからは制作スタジオとしてだけではなく「つくる」「はぐくむ」「あつまる」施設として、機能させていきたいというお話を伺いました。来週は、STスポットでの講義になります。

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안녕하세요 アンニョンハセヨ!超初級韓国語講座スタート

初回の講師は、李 智希(イ・ジヒ)さん。今日はまず簡単な挨拶からスタートしました。
「こんにちは」は「アンニョン ハセヨ」。最も一般的に使われる挨拶ですが、もっとカジュアルな友達同士の挨拶だと「パッブ モゴッソ」。これは直訳すると「ご飯たべた?」の意味なのだそうです。
「さようなら」も、「アンニョンイガセヨ」(見送る人:いってらっしゃい)と「アンニョンイゲセヨ」(見送られる人:元気でいてください)など、立場によって言い方が違うことを学びました。今日は約20センテンスを勉強。全8回の講座で、どこまでマスターできるのか、これから真剣勝負です。

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横浜インターナショナルスクール卒業展開催

今年も横浜インターナショナルスクールの卒業制作展がはじまりました。
1924年に設立され、現在47ヶ国から長期短期の滞在を含め730人の生徒が在学している伝統ある学校。今回は、国際バカロレア後期過程美術科専攻の7人の学生が出品しています。ジャンルは様々。絵画、写真、立体、陶芸など、それぞれの表現方法を用いた作品が、のびのびと展示されています。今日はオープニングパーティもありたくさんの来場者がありました。震災などの影響から中止や延期の声もいくつかあったそうですが、開催してよかったと皆さんおっしゃっていました。
展覧会は4月17日(日)までとなっています。ぜひご覧ください。

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倭館:夫学柱 氏レクチャー

続・朝鮮通信使研究会では、本日ゲストに建築家の夫学柱氏をお迎えし、お話を伺いました。夫さんは、学生の頃より「草梁倭館」の研究をされており、CGによる再現や倭館にあった家を実際に再生するプロジェクトをなさっています。ここでいう草梁倭館とは、江戸時代、韓国釜山にあった日本人の居留地。約500人の日本人が居住していた日朝関係の窓口だった場所。研究の結果、当時建っていた建物は、日本式の内空間に韓国形式の屋根がかかる、というような日朝混合型だったようです。夫さんのこのプロジェクトのサポーターでもある東京画廊の山本豊津さんや梁 順喜(やんすに)さん達もご参加いただきました。

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