地震

これまでに予想をしたことのない体験をした。
ゆっくりした横ゆれ。
たいしたことないとたかをくくっていたら、徐々にその振幅が広がり、建物がみしみしいいだし、これはやばいということになり、あわてて外階段を使って、みんな外に出る。なんとか揺れはおさまったし、建物そのものの損傷はなかったが、地震は本当に怖いということを思い知らされた。
そのあとは、何度かの津波。
あれよあれよと水位が上がってくるのがわかる。対岸の低くなっている場所は既に冠水しているし、怖くなってきて、BankARTショップの本などをみんなで移動する。なんとか冠水はさけられたが、自然の力の前ではなす術もないということを思い知らされる一日だった。新聞やニュースをみると、東北地方はこんなレベルではない被災状況。
何か私達にできることはあるだろうか?

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コレヨコ研究会 ゲスト:北川フラム氏

木曜の夜のBankARTスクールの「これからどうなる?ヨコハマ研究会」。略して「コレヨコ」のゲストとして北川フラム氏をお招きした。この4月から横浜市は、創造都市事業本部と市民局と経済観光局の一部が合体し、新しく文化観光局が発足する。どんな風に展開、構築されるか、我々BankARTチームもはらはらどきどきだが、その直前に北川氏に話をしてもらったことは得るところが大きかった。
北川氏といえば、越後妻有の大地の芸術祭や瀬戸内国際芸術祭を推進してきた立役者。氏の仕事を文化観光といっていいかどうかは別として、自閉的な論理で進んできた現代美術を野に放ち、市民権とその大きな可能性を見いだしてきたプロデューサーであることは間違いない。この日北川氏は、文化観光を特に強調することなく、日本文化の根っこのところ(外国との関係、国との関係、地域のあり方)を滔々(とうとう)と熱く語ってくれた。

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冬のBankART妻有

冬のBankART妻有。夏の季節のいいシーズンだけ活動して、調子のいい話だが、冬になるとからっきしだめ。特に今年は雪が多く、現地にいく勇気がでない。申し訳ないと思いつつも、いつも大地の芸術祭のチームに雪下ろしをお願いしている。この写真は、雪下ろしの前と後。ぱっと見だとわかりにくが、後では、2Fの外壁がなんとか見えているのがわかる。現地の様子を電話で聞くとまだまだ寒い日が続いているけど、ピークは過ぎたとのこと。4月になったら、まだまだ雪の中だろうけど、BankART妻有をたずねてみたい。

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TETSUSON 2011 パブトーク

卒業展のPubトークに、日本&韓国合同卒業制作展「TETSUSON 2011」が登場しました。
今年で11回目を迎えたTETSUSON。これまでに参加した学生は1700名、出品学校数は韓国やオーストラリアを含めて128校にのぼります。今年代表を務める長江健太さんより「TETSUSONとは?」からプレゼンテーションしていただきました。
また、本日トークに駆けつけてくれた、第1回2001年のコアメンバーの奥村光男さんは、まさかこのような形で進化しながら11年も続くとは考えていなかったと自分たちの代を振り返りながら話ました。また、現在横浜のFMラジオ局に勤めている2006年代表の難波千鶴さんから自分たちの代につくったシステム等の話などをして頂き、これからのTETSUSONにエールを贈りました。さらに2008年のコアメンバーの横須賀さんとライブ中継。交流+参加がとても多くなった韓国との関係や、韓国版TETSUSONのetteda!についての話を伺いました。
歴代の豪華メンバーのお話から、TETSUSONの全体像が見え、また今後にむけた大きな可能性を感じました。
今回でBankARTでは6回目。毎年メンバーが変わるにもかかわらず、脈々と受け継がれ進化を続けています。
展覧会が楽しみです。初日10日(木)19:00からはオープニングパーティが行われます。
ぜひ足をお運びください。

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奥村さん(左)と長江さん(右)

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難波さん

来週もパブトークは続きます。
次回3月14日(月)19:30〜。横浜国立大学建築学科+Y-GSA、東京綜合写真専門学校の皆さんがゲストです。

7周年記念日

すっかり忘れていたが、今日はBankART1929の7歳の誕生日。2004年3月6日、現在、ヨコハマ創造都市センターが活用している旧第一銀行で、眠い目をこすりながら、キックオフイベントを行なったことを思い出す。あれから引越と工事を繰り返すこと6回の、怒濤の歩みだったが、なんとかやってこれたのも、クリエイターや市民の皆さん、行政の応援や支援があったからだ。これから横トリ2011がはじまり、6月末からは、BankARTは再び新港ピアへ大移動だ。またきっと大変!今日は身内で小さなお祝いをしよう。

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2004年3月6日「BankART1929とクリエイティブ・コア」

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2011年3月6日 BankART Studio NYKにて

3つの卒業制作展 

現在、3つの学校が同時に卒業展を開催しているBankART Studio NYK。
それぞれの展覧会の様子をご紹介します。

□和光大学表現学科卒業制作展「0時間」(3階+Mini)
BankARTでの開催が、今年で3回目となった和光大学の卒業制作展。様々なタイプの作品が並び、その中でも、絵画、平面作品が多く出品されました。ASAKURAシアターもうまく使われています。
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□阿佐ヶ谷美術専門学校「creative garden」(2階)
映像、デザイン、絵画、インスタレーション等、様々なジャンルの作品が並びます。総勢約100名の参加です。色鮮やかな作品が並び、来場者を楽しませていました。
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□倉敷芸術科学大学日本画コース有志卒業制作展「無人島」(1階 NYKホール)
コンクリートの壁を活かした緊張感のある空間が日本画の作品をより引き立たせています。岡山の倉敷からの出品。日本画は公募展や団体における活動のイメージが強いが、今先端でアートを発信し続ける、横浜のBankARTで発表したかったとの事です。
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プレハブと赤レンガ

150周年記念イベントの仮設の事務所棟が、解体されて、久しぶりに赤レンガが、すっきり見えるようになった。数年前、この建物ができたときは、「歴史的な建造物の前によくこんな簡易なプレハブを」と思ったものだが、慣れはこわいもので、そのうち気にならなくなってしまっていた。でも今日、実際にこうやって建物がなくなってみると、「ああやっぱり、あそこにはあってはいけない建物だな」と正直、思ってしまった。のでした。

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これからどうなる?ヨコハマ研究会 盛り上がっています!

スクールで行われている研究会では、毎回ゲストを御呼びして前半講演を、後半各テーマごとに分科会でそれぞれ議論する形式で進行しています。
本日のゲストは、首都大学の饗庭 伸氏、東京大学の羽藤英二氏、ランドスケープデザインの山崎 亮氏。各分野で研究されている内容をご紹介いただき、では横浜はどうなのか?という問題提起をしつつ、各分科会に分かれました。

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饗庭 氏  都市はどうあるべきか?都市像について

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羽藤 氏 人はなぜ移動するのか? 都市における交通について

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山崎 氏 コミュニティデザインからみたハイラインの位置づけについて

各分科会では、「創造都市VS文化観光都市」や「東横線跡地問題」など10数テーマのチームに分かれて議論しています。半分すぎた現在も、参加者がどんどん増え、全体で100名を超える研究体に。各チームの報告を行うにも、佐藤方式を活用してコンパクトに行います。残りもあと3回。そろそろまとめに向かって議論もヒートアップ。
来週3月10日は、北川フラム氏が登場。観光をテーマに、氏が行っている「越後妻有アートトリエンナーレ」や「瀬戸内国際芸術祭」等のお話を伺います。
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イーホェイさん、東小へ行く!

今日は、台北からのレジデンスアーティスト、チェン・イーホェイさんの作品の素材として使用する音を録音するために、朝から横浜市立東小学校へ行きました。
1時間目の前の朝の会で、いろいろな歌を歌う2年生と1年生の教室におじゃまし、その後1、2時間目は音楽室へ移動して3年生の音楽の授業。「ちびっ子カウボーイ」の歌と笛。
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2時間目が終わると30分の休み時間。みんなは元気に外で遊んでいます。
その間も、イーホェイさんは階段や廊下や校庭で、みんなの声や物音を採取。
3時間目は2年生の教室におじゃまし、音楽の授業に潜入。
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今日はひなまつりだったので、ところどころで「おひなさま」が歌われていました。それから卒業式に歌われるのでしょうか、いきものがかりの「ありがとう」とAKB48の「桜の木になろう」もいろいろなクラスで歌われていました。その他、森鴎外作詞の横浜市歌や、もちろん東小の校歌も。それから「こぎつね」や「こぐまの二月」など。
イーホェイさんは小学生の頃歌っていた歌のいくつかが、実は日本の歌だったということを大人になって知った、ということがあったそうです。今日歌われていた歌の中で、イーホェイさんの知ってる歌はいくつあったのでしょうか?

倉敷芸科大×阿佐ヶ谷美術専門学校×和光大 オープニングパーティ

今回、倉敷芸術科学大学、阿佐ヶ谷美術専門学校、和光大学の3校が、ほぼ同時期に展覧会をスタート。今日は、それぞれのオープニングパーティが開かれ、各学校の出品者や関係者、お客様がそれぞれのパーティを行き来し、各校のカラーを楽しんでいる様子が伺えました。

1階/倉敷芸術科学大学日本画コース有志「無人島」
皆さん正装しておもてなし。
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2階/阿佐ヶ谷美術専門学校「creative garden」
学校長の三輪孝光氏より御挨拶。
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3階/和光大学芸術学部「0時間」
桜満開のパーティ。各先生から一言ずつ、お疲れさまとこれからのエールが贈られました。
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