BankART 1929 Yokohamaの1Fホールにて、関東学院大学125周年記念 工学部 国際シンポジウムが行なわれました。タイトルは「イタリア・歴史的都市と建築の再生の最先端に学ぶ」。世界遺産が数多く存在するイタリアより、建築修復や耐震工学を専門とした先生方を招き、日本で建築の修復、保存、再生のエキスパートの方々を交えて発表とディスカッションが行われました。
横浜でも歴史的建造物が多く遺されています(旧第一銀行/横浜銀行本店が原型となっているBankART 1929 Yokohamaもその一つ)。それら横浜の歴史的建造物のこれからの在り方とイタリアの建築とまちづくりの在り方について比較され、積極的な意見がとびかいました。
BankART Studio NYK リニューアルオープン!
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今日はBankART Studio NYKのリニューアルオープニングパーティ&新年会がBankART Miniにて開催されました。

BankART Studio NYKは、昨年行われた横浜トリエンナーレ2008の撤去後、スタジオが増設され、カフェ・ショップ・ライブラリー・工房・スタジオ9箇所を含む延べ床面積3,000平米の豊かな空間に生まれ変わっています。

現在はリニューアルされた空間を開放し、 全館ご覧になれます。
来春4月からはBankART活動のセンターとして集約されるNYK。
これからますます重要な位置をしめていくことでしょう。
みなさま是非、遊びにいらしてください。
(お披露目期間は1月9日(金)~12日(月・祝)。但し11日からは東京芸大の搬入中)
再会
桜木町駅から国道16号を越える地下道で、横浜市社会福祉協議会のポスターを発見。
そこには見覚えのある、真新しいシンボルマーク…。

そうです、これ、BankARTも協力しておこなった、社協シンボルマークのコンペで通った作品。そういえばちょうど1年くらい前、このコンペの募集をしていたのです。
今年1月に1929ホールでおこなわれた公開審査会では佐藤卓さんなどのゲストを迎え、そこで選ばれた作品。
こうして実用化され、ポスターとなって町中で再会すると、別に私の作品ではないのですが、ちょっと嬉しい感じです。

↑コンペの募集チラシ
サイエンスカフェ@BankART Mini
横浜国立大学が行っているサイエンスカフェ。今回はBankART Miniで開催されました。
今回のテーマは「建物の耐震性って一体何?」大学院工学研究院准教授の松本由香氏を迎えての会となりました。近年の地震被害や耐震偽装問題などをうけて、耐震性という観点から建築文化について話し合われました。
お茶を飲みながら、大学を超えて幅広く語り合いの場を設けるというサイエンスカフェ。今回も定員を大幅に超えてたくさんの市民の方々が参加され、テーマについて議論が飛び交っておりました。
折しも、改修工事直後のBankART Studio NYK。こちらの建物の構造についても、みかんぐみさん、構造設計の金箱構造設計事務所ともにご尽力いただいたおかげで現在の姿に至ります。

出張BnakARTスクール 横浜の歴史建造物をツアー!
今回のBankARTスクールは、根岸森林公園に出張し、めったに入ることが出来ない旧根岸競馬場を見学するツアー。大人気となった今回の授業は定員以上の方から応募をいただき、大勢の方が参加されたので遠足のような賑やかな授業となりました。
普段は鉄柵に囲われていて入ることが出来ませんが、公園の中に佇む重厚感のあるこの旧競馬場をご存知の方も多いと思います。今回は横浜市都市デザイン室の國吉直行さんと関東学院大学教授の関和明さんを講師としてお越しいただき、BankARTスクールの授業として特別に旧競馬場内を見学しました。

まずは國吉さん、関さんのお二人から根岸競馬場の歴史について伺いました。
横浜にも数々の建築を残しているJ.H.モーガンの設計によって建てられたこの競馬場は、当時は華やかな社交場として優雅な人で賑わっていたのだそう。競馬場には正装でしか入場できず、入場料が当時の一流旅館の宿泊料以上だったことを考えると相当裕福な方しか入れない世界だったのでしょう。外壁の随所に見られる装飾や最上部の丸窓から当時の華やいだ面影が垣間みれます。
そしていよいよ柵の中へ。競馬場は老朽化が激しい為、建物の中には入ることは出来ませんでしたが、実際にスタンドの上に立って、当時の人々が眺めた景色を偲びつつ歴史建造物と対峙した時間は感慨深いものとなりました。

その後、山手町のベーリックホールに移動して、國吉さん、関さんの授業を再開。ベーリックホールは同じJ.H.モーガンの建築で、実際に現存し開放されています。
異国の地で精力的に活動していた建築家の代表的な住宅建築を眺めつつ、出張スクールを閉講しました。

出張BankARTスクール 古民家へ再び
12月7日のスクールは、瀬谷区の長屋門公園(https://bankart1929.com/blog/archives/15012)から二度目となる古民家での授業、都筑民家園に出張しました。
民家園管理運営委員会の理事長である岡本みどりさんから、民家園での様々な取り組みについて伺いました。こちらで開催される様々なイベントはなんと年間260回になるそう。とてもパワフルに活動されている岡本さんのお話は大変興味深く、茶室と現代アートを繋げたアートプロジェクトについて多岐にわたって解説して頂きました。

運営には苦労されていることもあるそうですが、日本の伝統を活用しながら新しい文化を取り入れる、温故知新の民家園の柔軟な活動は今後も期待されます。

蛍座caravan展オープン!
BankART school 田中信太郎ゼミ「手のひらサイズワークショップ」の受講生によるグループ展が本町実験ギャラリーではじまりました。
「手のひらサイズ」をキーワードに15名の作家がそれぞれ解釈した平面、立体、映像作品が出展されています。
初日は、講師の田中信太郎氏と美術評論家の福住廉氏のトークイベントとオープニングパーティーが行われました。トークでは、福住さんが国会図書館で集めてきた若かりし頃の田中先生の写真資料などを見ながら、読売アンデパンダンやネオダダのお話を伺いました。トーク終了後は多くの来場者とともに、和やかなパーティーとなりました。
展覧会は14日まで。詳細は、展覧会ブログをご覧下さい。
http://hotaruza.exblog.jp/


BankART Life 2 ファイナル
2ヶ月半に及ぶ”BankART Life 2”の最終日。
ファイナルパーティーをBankARTMiniで行いました。
あえてお誘いはしませんでしたが、参加作家、横浜トリエンナーレ、黄金町バザールの関係者等、たくさんの方々が参加されました。
長かったような短かったような、充実した日々を送ることができ、たくさんの人々に出会うことができました。今回の展覧会で得られた事や出会いを大切にして、これからも成長していきたい、そんな風に思うパーティーとなりました。展覧会に出品して下さった作家の皆様、そしてご来場下さった多くのお客様、本当にありがとうございました。

Cafe Live vol.12 文殊の知恵熱
BankART Cafe Live、トリを飾ったのは、文殊の知恵熱「UNG-A」の上演でした。
BankART Miniを走り回り、お客さんを巻き込んで、一緒に演奏しながら、そのまま外へ。運河の前でも演奏しました。驚きの発想で生まれてくる奇想天外なライブにお客様も大盛りあがり。



文殊の知恵熱は、とうじ魔とうじさん、松本秋則さん、村田宏さんのパフォーマンスユニット。3年ぶりのライブにたくさんのお客さんがいらっしゃいました。
また、これまでの活動をまとめた初のDVD「文殊の知恵熱アーカイブ 奇跡の軌跡」BankARTから発売されています。
