BankART bank under 35 若いクリエイターによる週替わりの展覧会シリーズ第8弾。建築家西田司さんと藤村龍至さんの展覧会が始まりました。
それぞれの代表となる作品が展示されており、「ものをつくる」ということに対するお二人の考え方がはっきりと映し出された展覧会となっています。
オープニングパーティーには大勢の方が来場し、大変賑わいました。
最終日、30日(日)には14:00から会場にて、今回のお二人をご推薦して頂いた建築家山本理顕さんをゲストにシンポジウムを行います。みなさんぜひご来場ください。
Cafe Live vol.8 ARICA
BankART Cafe LiveでARICAの「No Exit」が上演されました。パブの上部だけを舞台として行った初めての公演でした。
BankART Miniのコンクリートの柱と柱の間を女(安藤朋子さん)が、様々な方法で測量します。手のひらで何枚分か、歩幅で何歩分か、頭の周囲で何周分か等々。
計算式は随時プロジェクションされ、ユニークな公演に、計っている本人は真剣そのものですが、思わず笑ってしまうお客様もいらっしゃいました。
都市の中の古民家へ出張
現在18区を次々と巡っている「出張BankARTschool」。
18日と20日の2日間、瀬谷区の長屋門公園に出張しました。
18日は古民家の中で囲炉裏を囲みながら事務局長の清水靖枝さんに長屋門の運営についてのお話を聞き、瀬谷区役所にお勤めで芸術麦酒プロジェクト仕掛人の緒賀道夫さんにこれまでのプロジェクトの内容とこれからの展望を伺いました。
古民家とは夏涼しいようにつくられているということで、若干の寒さはありましたが囲炉裏の煙の匂いと木の匂いに包まれながらテーマである「都市の中の古民家」を体験しました。
20日は同じく清水さんから古民家の建物について、また建築史家の稲葉和也先生に古民家保存と利用について伺いました。お2人のお話から先人の知恵や環境に対する工夫を教わりました。稲葉先生の言うように「都市の中の古民家」はオアシスであり、そんなオアシスを年間8万人が訪れる長屋門のように文化財指定をしなくても地域の人々の協力によって保存・活用することが大切です。
住んでいても知らないことの多い身近なこと。
皆様も「出張BankARTschool」で知らなかったまちの新しい側面を一緒に学びましょう。
ルーフトップパラダイス アーティストトーク最終回
これまで開催されてきたアーティストトークもいよいよ最終回を迎えました。
このアーティストトーク、会を重ねる毎にどんどんお客様が増えていきました。本日最終回ということもあってか椅子が足りず立ち見の方も!
今夜のゲストはGAヤマザキの山崎誠子さん、毛原大樹さん、tokolo.com+AAOの野老朝雄さんと今北仁さん、pointの長岡勉さん、岩田とも子さんです。司会はおなじみ、みかんぐみの曽我部昌史さんが登場。
ルーフトップパラダイスの話を超えて街をつくることやそれに伴う様々な問題など・・、ちょっとしたディープな話もありましたが、最終回にふさわしく大変盛り上がりました。みなさん後半はお酒も混じって、ついつい時間を忘れての会となりました。
3ヶ月に及んだ展覧会BankART Life 2「ルーフトップパラダイス」もいよいよあと2週間。まだ見ていない方ももう見た方も、ぜひパラダイスへお越しください!
Discharge Mode to Order
先週より、本町実験ギャラリーで展覧会がはじまりました。
実験ギャラリーは若手のギャラリストを応援するスペースで、今回はFECの金島隆弘氏の企画、
「Discharge Mode to Order 津村耕佑x金氏徹平展」を開催中です。
展示期間中、出展作家の津村氏、金氏氏が会場内でハプニングとして作品を展開していく予定。
初日にも両作家が来場し、ギャラリー内の空間をすこしずつ変化させていました。
展覧会オープニングには、多くの来場者があり、賑やかなパーティーとなりました。
クロージングには両氏によるトークイベントも予定しております。
詳しくは、展覧会HPをご覧下さい。
http://www.fareastcontemporaries.org/
Mini Kitchenにボナペティート登場!
現在開催中の深沢アート研究所カブさんによるMini Kitchenですが、今日は特別ゲストとしてイタリアン料理店ボナペティートのシェフが登場しました。
ハチミツをテーマにしている今回のMini Kitchen。メニューには、ハチミツ入りトマトソースのペンネアラビアータ+ハーブサラダ・みかんのハチミツ入りヤサイドレッシングといった本当にハチミツづくし!
おいしそうな香りに誘われて、たくさんのお客様にご来店頂きました。
本日限りの特別メニュー。本当においしくいただきました。
出張スクール緑区編
本日のスクールは、緑区の住宅地の中にある森で活動を行っている「創造と森の声」会場と「地域子育て支援拠点いっぽ」にお伺いしました。
「創造と森の声」では実行委員会の石山さん、猪野さん、出展作家の吉川さんにガイドをいただき、「森のインスタレーション」を見学しました。
メンバーが12年の歳月をかけて、ゆっくり整備した森の中で、毎年夏に、展覧会、コンサート、ワークショップなどのイベントを行っています。継続し続ける活動のパワーと、森と作品への愛着を感じることができました。
また「いっぽ」では、地域の母親や子供にスペースを開放し、地域とのコミュニティーの場となっています。
施設長の松岡さんはパワフルな方で、積極的にアーティストやミュージシャンと恊働したイベント企画をして、親子がアートで楽しむきっかけや機会をつくる活動をされていました。
出張BankARTスクールin旭区で骨までスクール!
旭区にある動物園、ズーラシア。横浜には3つの動物園があり、それぞれの特色を生かして運営されている。まず、最近「BONES」という動物の骨格の写 真集を出した、野毛山動物園獣医の東野さんからお話を伺う。現在の動物園の役割を巡り、「本物を間近で見ることができること」という結論に至り、野生に戻すことのできない動物を調教して皆の近くで見せたり(実際に今回もフクロウを連れてきてくれました。かわいかった。)、動物園で死んだ動物から動物の骨格標本をつくったり、そしてそれを写真家と組んで写真集として刊行したり。
次にお話されたのはデザイナーのsetoさん。動物や昆虫などが持っている形態・ディテールなどを応用して作品をつくったり、ワークショップを行ったりされている。昆虫を描くためのパーツがスタンプになっているものを利用して、皆で新種の昆虫を描いてみる。
最後にズーラシアでおこなわれているナイトズーラシアの試みを、長倉かすみさんから紹介。動物園の大きな機能のひとつである「教育」について、創造力や自主性からはじまらないと、知識をただ教えただけでは身につかない、だからアーティスト等を動物園に招いて、動物をみる「目」を変えてあげることが重要なのだ、という話が印象的だった。
出張BankARTスクールが神奈川区の市場を行く!
今日の出張先は市場です。横浜駅のほど近くに、食のまち横浜の台所、横浜市中央卸売市場があります。青果部と水産部にわかれており、せりをする本場はスタジアム4つ分の広さというから驚きです。日本で3番目の規模、そして日本で3番目に古いのだそうです。本日講師の小山正武さんの「つま正」は、夜間も受注を受けたり、たくさんの種類の商品を扱ったり、そのまま商品として出せない野菜を加工して出荷したり、いろいろな工夫をして、商売を成功させていました。また経営の傍ら、随所に古い歴史や伝説の残る神奈川区を歩いてまわるイベントなどを行っており、そのお話なども伺いました。最後に場内を見て歩き、市場独特の空間を堪能。市場の食堂でお魚の定食を食べて終了しました。
出張BankARTスクールが西区を行く!
今日の出張BankARTスクールは、お隣の西区。老松中学校の石黒裕先生と、アーティストの中村政人さんをお迎えして「学校・地域・アート」という テーマでお話を伺いました。
最初に老松中の廊下の窓を利用したステンドグラスの作品を見せていただき、夜の学校ということでなんだかわくわくしながら、会場の図書室へ。
老松中は以前、職業体験としてBankARTに1週間、中学生が働きにきたことがあります。石黒先生は理科の先生なのですが、その職業体験のご担当で、いろいろとお世話になりました。中村さんは、アートを媒介にしての地域での活動にも力をいれており、また「美術と教育」とをテーマにした活動もされています。
義務教育としての学校の美術教育の実情や、アートやアーティスト、地域などが学校に関わることの意味など、他の先生方にもご参加いただき、それぞれの立場で様々な意見交換がされました。
現実的な様々な問題の中で、これからなにができるのかはわかりませんが、このような対話が何かに結実していけばと思います。西区、次回は学校つながりで東小学校です。