このワークショップは、今夏、トリエンナーレと連動して行われる「BankART Life 3」の関連プログラムとして開催されています。アーティストや建築家などによる原寸大の建築モデルや家具などの作品制作プロセスを実践的に学んでいこうというものです。前半はPHスタジオを講師に迎えて、ものづくりに対する考えをこれまでの仕事とともに紹介。その後は、早速実践です。トンカチやカッターの基本的な道具から、丸のこ、ジグソーなどの専門的な工具まで、使い方をみながら勉強。また、家具等を解体して、ものがどのように出来ているかを学びました。実践のプログラムなので、授業のわずかな時間でどんどん作られていきます。
Event
パフォーマンスの未来 急な坂スタジオ
今日からスタートしたスクールは、主に横浜にある施設を巡りながら、パフォーマンスの未来の方向性を探るゼミ。初回は、急な坂スタジオ。元結婚式場だった老松会館を改修し、主にダンスの制作スタジオとして使用しているスペースで、チェルフィッチュの岡田利規さんやニブロールカンパニーの矢内原美邦さんらが所属しています。空間はほとんど結婚式場当時のままですが、大ホールや会議室、和室など、もとの機能を上手く活用しています。ディレクターの加藤弓奈さんから、これからは制作スタジオとしてだけではなく「つくる」「はぐくむ」「あつまる」施設として、機能させていきたいというお話を伺いました。来週は、STスポットでの講義になります。
中原佑介を読む
中原佑介美術批評選集を北川フラム氏の現代企画室とBankART出版で、これから約2年かけて刊行するのだが、その編集と並走するゼミがスタートした。「中原佑介を読む」と命名したこのゼミは、代官山のクラブヒルサイドとBankARTとの共同企画で開催場所も双方を往来する。第一回目はヒルサイドで、パネラーは北川フラム氏とうちの代表池田修。プレス関係者、学芸員、専門家など数多くご参加いただいた。周知の通り、中原佑介氏はこの3月3日に亡くなられたが、若い人たちも含むこういったゼミがスタートし、先生のことを知ってもらったり、議論していく機会ができたことはありがたい。第二回目は4月18日(月)BankARTでゲストは安斎重男さん。
大岡川を往く
4月2日(土)、大岡川の桜まつりに屋形船で参加した。桜は三分咲きぐらいだったが、気温も高く、春の川面を楽しんだ。今年の祭りは自粛ムードで、屋台はでていたが大きなイベントもなく、ゆったりと進められていて、それはそれでいいなと思いながら、船室から楽しく眺めた。屋形船はその後、ベイブリッジまでいきリターン。横浜港の海側からの景色はダイナミック。この屋形船、単に水遊びをしているかというと、そうではなく、れっきとしたBankARTスクールと黄金町エリアマネジメントセンターとで共同した「大岡川を往く」ゼミの第一回目のひとこま。来週から7回続く。参考HP(http://www.bankart1929.com)