大野一雄フェスティバル2009開催

「大野一雄フェスティバル2009」がスタートしました。
今年は「過去」に目を向け、現在の視点からアプローチを試みます。特別企画として、大野一雄氏とも交流のあったピナ・バウシュを追悼する「RESPECT PINA BAUSCH」も開催。公演だけではなく、シンポジウムや展覧会も行います。

今日はオープニングパーティーが開催され、多くの皆様にご来場頂きました。
初めに、日本文化財団理事長の佐々木修氏にピナ・バウシュについてのレクチャーをして頂き、それから乾杯と続きました。
パーティーでは、BankART schoolで大野慶人さんのゼミによるパフォーマンスと、初日に公演を控えているズニ・イコサヘドロンのスペシャルパフォーマンスが行われ、会場を湧かせました。

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明日からの公演 楽しみです。

建築WEEK2009

大型連休の中、BankARTでは「まちの建築家と話そう!遊ぼう!」と題した、JIA(日本建築家協会)神奈川のイベントが2日間に渡って行われました。
ワークショップでは2mほどの細長い角材をゴムで組み合わせ、3層に及ぶ大きな家を作成。子どもたちももちろん楽しんでいましたが、大人の方々の方が真剣なまなざしで夢中になっておりました。

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他にもセミナーや設計コンペティションなど、建築についての催しを開催。

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第4回 大地の芸術祭終了

越後妻有トリエンナーレ第4回 大地の芸術祭が終了しました。まつだい農舞台で閉会式が開催され、「まだ撤収作業があるものの、終わってしまって寂しい」という北川フラムさんの言葉には、何かぐっとくるものがありました。実行委員会のみなさま、こへび、おおへび、地域の方々、作家のみなさま、関係者の皆様、展覧会にきて下さったみなさま、本当にお疲れ様でした。

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今回は、BankART妻有「桐山の家」の周辺にも、クロード・レベックや川俣正さん等、重量級の作品も増え、バスツアーのコースにも入ったおかげで、コンスタントに多くのお客さんがいらっしゃいました。後半は、1日に650人来場の日もあるほどでした。
田中信太郎さん、原口典之さん、吉川陽一郎さん他、多くの作家に参加していただきました。
「桐山の家」は、落ち着く、気楽に楽しめるというお客さんの反応を多くいただいたように思います。長居される方もいました。
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今回も地元の方々から、多くの野菜や果物などを頂きました。ありがとうございました。
また、ご来場のみなさま、どうもありがとうございました。次に桐山でお会いする時を楽しみにしています。
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夜7時から夜中まで! 集まれ!アートイニシアティブpart 2 ミーティング

ヨコハマクリエイティブシティ国際会議の終了後、BankARTでは夜の7時からいよいよ本番となります。恒例の夜に開催する会議。日本全国、また海外から計43組のゲストをお招きし、今後の方向性を話し合う分科会です。

以下のテーマについてチームに分かれて会議をします。
「レジデンスプログラムの展開」(英語での会議)
「制作と観客の創成」(英語での会議)
「大学と都市」
「地域との恊働」
「集合アトリエ~クリエーターの誘致の可能性」
「アートイニシアティブの経済」
「流通せよ!アートコンテンツ」
「応答する美術館」

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白熱する各チーム。予定時間を大幅に過ぎ、全体会が終了したのは0時前でした。
全体会が終了した後も1階のPubでは続きの議論が行われ・・本当に熱い夜となりました。

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集まれ!アートイニシアティブpart2基調講演

「集まれ!アートイニシアティブ」が始まりました。横浜市で行われるヨコハマクリアイティブシティ国際会議2009に関連して企画され、第2回目となります。
今日は、横浜美術館の館長である逢阪恵理子氏をお迎えし、基調講演を行いました。
横浜市が掲げる創造都市を軸に、これから横浜市の美術館としてどのような方向性で向かうかなどお話し頂きました。

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明日は、全国からゲストをお招きしていよいよ分科会が開催されます。

BankART1929 バタフライドリーム 

越後妻有大地の芸術祭で、BankART主催のパフォーマンス、バタフライドリームを開催しました。場所はドミニク・ペローが設計したバタフライパビリオン。下条地区神明水辺公園の緑深い里山にあります。ARICA、首くくり栲像、廣田あつ子、村田峰紀、友部正人、梅若猶彦等、BankARTに縁あるパフォーミングアーティストがこのロケーションならではの作品を上演しました。水と緑とパフォーマンスが、パビリオンの鏡の屋根に反射し、思いがけないイメージが眼前に現れる不思議な体験でした。
多大のご協力を頂いた下条地区の皆さま、また暑い中はるばるお越し頂いた皆さまに心から御礼申し上げます。

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梅若猶彦

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廣田あつ子

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友部正人

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ARICA+首くくり栲像

打ち水

今日は、BankART桜荘と桜桟橋の間にある日ノ出湧水をつかった、初黄日ノ出町の打ち水の日。今日は本当に打ち水日和で、朝から強い日差しが照りつけます。
関係方々の挨拶のあと、地元の子供たち、黄金町バザールスタッフも参加して打ち水開始!

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大人も子どもも柄杓を片手に水をまき、横浜市立大学生がワークショップをおこなって子供達がつくった、竹製の水鉄砲や強力水鉄砲も登場して歩道は大騒ぎ。(注:通行止めしてます)
ひとしきりすんだ後、毎年恒例、BankARTのかき氷自転車で、かき氷大会。

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こちらもやはり、子どもも大人も関係なく大はしゃぎです。
この夏は、BankART妻有に出張中のかき氷自転車ですが、この日のために、一時帰浜。
お役目を終えて、またすぐ妻有へ戻りました。
このかき氷、本当においしいんです。
味わってみたい方、自転車をこいでみたい方は、是非BankART妻有へ!

「桜荘でのイベント ”パブ栗原さん”とライブ」

栗原さんレポートその2

BankART桜荘では7月中は公開制作のほかに、訪れた方とオセロ・ゲームをしたり週末にはカフェ&パブをオープンさせたり、ライブイベントなども開催しました。

7月20日にはゲストバンドにPiPPi(ピッピ)を招いてアコースティックライブを敢行。その名も「PiPPi × Ninpu のトロピカル・サマー・ビギニング」!小さな桜荘の空間に所せましと観に来た人が座り、途中からは栗原がライブ・オセロペインティングをやったり、みんなで合唱したりとアットホームな雰囲気のなかでライブが行われました。
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週末にオープンさせたのはカフェ&パブの「パブ栗原さん」。ドリンクと簡単なおつまみを用意していらしてくださった方をお迎えしました。
自分の作品の中で人々がくつろいでいる様子を見るのはなかなかよいものです。絵の具のオセロ・ゲームにも挑戦していただきましたが、人によって個性が出ていておもしろい!それぞれのゲームはつなげるように壁にはりつけ、「Game by themselves」という作品になりました。
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思いつきを自由に実現できるのはキッチンもあるオープンスペースの桜荘ならではのこと。とても楽しかったです。

栗原亜也子の期間限定桜荘ブログ「MIND GAMES 2009桜荘」http://ayakokurihara.blogspot.com/
栗原亜也子ホームページ「あたらしい地図」 http://www.k4.dion.ne.jp/~opq1974/
PiPPi ホームページ http://pipirock.com/

「Mind games 2009 in 桜荘 Ayako Kurihara」

BankART桜荘でレジデンスを行った栗原亜也子さんから滞在中のレポートを頂きましたのでご紹介します。
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6、7月の2か月間、私は黄金町にあるBankART桜荘にて滞在制作をしていました。
桜荘は大岡川沿いの道路に面して建っています。かつては違法の飲食店が立ち並んでいたこのエリアは現在きれいに整備され、昼間でも夜でも人や車が多く通ります。通常のギャラリー空間と違い、ガラス張りの桜荘1階の中にいると時間によって光の入り方が変わり、見るものと見られるものの関係が刻々と変化していく様子を感じることができます。
この景色のなかに作品を介入させていきたい、そう考えてここでの滞在制作を希望しました。

「Mind games 2009 in 桜荘」と題してオセロのように白と黒の絵の具を交互に積み上げていくドローイング・パフォーマンス「Mind games」と、ハーフカメラで撮った写真を小さくプリントし、ひたすら貼り付けていく「Untitled」というフォト・コラージュ作品(99年~)を同時に制作し、それぞれのアートワークをクロスさせました。
通りに面するガラス窓にペタペタとオセロ・ドローイングをしていると、窓の外の風景がモザイクのようにどんどん区切られていきます。
また、黄金町界隈を歩いて撮った写真をコラージュ作品の中に組み込んだり、建物をおおっているツタの葉をモチーフに新作を作ったりして
「今ここにいる自分」と制作とをリアルタイムで絡めていけるのは滞在制作ならではの魅力です。

 毎日いろんな方々がガラス越しに覗いたり、「ここでいったい何をしているの?」と声をかけてくれます。
最初はひとの視線が気になっていましたが、毎日通ううちに次第に慣れてきて、堂々と昼寝すらできるようになってしまいました。
隣に派出所ができたおかげもありますが、以前の界隈の雰囲気を少し知っている私にとっては制作を通してこのまちの変化を肌で感じられてとても興味深かったです。
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栗原亜也子の期間限定桜荘ブログ「MIND GAMES 2009桜荘」http://ayakokurihara.blogspot.com/
栗原亜也子ホームページ「あたらしい地図」 http://www.k4.dion.ne.jp/~opq1974/
 

BankART school 8-9月期スタート!

8月1日からスクール新学期がはじまりました。

【土】木下直之氏による講座「ミュージアムのある暮らし-さてどんなふうにつき合おうか-」では、独自の視点でミュージアムを解剖。次週は実際に展覧会を見に行きます。
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【月】飯沢耕太郎氏による講座「写真ポートフォリオをつくる」では、毎回受講生の作品を見ながら、構成、言葉の使い方、レイアウトなど実践的に学んでいきます。最終的にポートフォリオを作成。
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乾杯の様子。(こちらの写真は受講生の方に撮影して頂きました。)
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【水】福住 廉 氏による講座「アートの綴り方4」では、様々な展覧会を観覧、それについて文章を書いていきます。これまで3回続いてきた「HAMArt!」の4作目をめざして!
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木曜日へ続く。