BankART Studio NYKにあった全てのものが撤収された。
廃棄したもの、新しい場所へ引越させたもの、取りあえずとりおきするもの、妻有にもっていくもの。
本で18万冊、資料系の本棚が21m分、家具は270台、その他、大きなパネルや作品群等々、なかなか大変だった。ふー。
現在は、新しく構築する場所の整備とプログラム作成に入っていて、日常をとり戻しつつある。
でも、本当はこれから。これから獲得すべき、本格的なスペースを目指して、準備、計画に入っていかねばならない。まだいろんなことが見えていない。
見えていないけど、進めていこうと思う。
Event
バンカートスクール 2018年2-3月期について 2018年2月28日
今期のBankART スクール、前半が過ぎようとしているが、濃い授業が続いている。建築列伝は、磯・五十嵐先生の緻密なコーディネートにより、歴史的な建物を担当した専門家が次々に登壇し、深い詳細の話を披露してくれるし、これから建築界を引っぱっていくような若い意気のいいチームを紹介してくれたり、とても豊かだ。写真についても、猛者が連続して登場し、ご自身の話が中心ではあるが、写真についての根本的な視点を情熱的に語ってくれている。山田正亮をキーワードにモダニズムの歩み、視点についての理論をきちんとお話いただいている早見先生のゼミも好評だ。村田+和田先生の美術館についてのゼミは、毎週登壇も交代しながら進んでいるが、内容的にも建物とコンテンツを往来しながら展開されていて、美術館の様々な断面を見せてくれている。ブルースは、BankARTでは異色のゼミだが、古い音楽をレコード盤等もかけながらのゼミは楽しい。
これから、まだまだ続くが、息が切れないように、しっかりと推進していきたい。
五十嵐太郎+磯 達雄 「横浜建築列伝4」
萬代恭博(坂倉建築研究所、神奈川県庁新庁舎ほかについて)