2010年度の最後の卒業展は、千葉大学の有志による卒業設計展2011。この連休3日間で開催されます。
今日は、公開講評会とトークセッションが行われ、大勢のお客様がいらっしゃいました。ゲスト審査員に、西沢立衛氏、トーマスダニエル氏、饗庭伸氏、吉村靖考氏を迎え、アドバイザーとして、千葉大学の岡田哲史氏が参加。ゲストの西澤氏からは、未来に対する興味、情熱に感動しました、と心強いお言葉がありました。最後に岡田先生の乾杯で懇親会を開催。
最後の卒業展ということで大変力のある展覧会になっています。明日までの開催ですので、ぜひご来場ください。
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続・朝鮮通信使2011春 京幾道
国立美術館が運営しているキョンギドウにある goyang art studioに、ニブロールの矢内原美邦さんがレジデンスしているので訪ねる。
そのあと、彼女や他のレジデントアーティストも同行して、車で15分ぐらいのところの以前BankARTを訪ねてくれたアーティストランのチームFREEZOOMへ。事務所やカフェ、ワークショップルームを拝見。軽快な空間が続く。昼食に美味しいプリコギを御馳走になる。
そのあと、ここのメンバーも同行して北朝鮮との国境線の近くにあるヘイリ芸術村へ。広大な敷地の中に90にも及ぶ現代建築群がひしめく巨大なプロジェクト。驚くべきことにそのほとんどがギャラリーやアートショップ。なぜこんな郊外地区にこんなプロジェクトが可能なのか?その謎はあとで解けるのだが、とにかくちょっと信じられない光景。研究会メンバー知人のアーティスト寺島みどりさんが滞在制作しているというので、アトリエを訪ねる。短い時間の中、充実した時間を過ごしているようだった。英語のできる施設の兄ちゃんが電気自動車でツアーガイドしてくれた。どこもかなり遠く、車疲れしたけれど、中身の濃い一日だった。
夜はFREEZOOMのメンバーとともに、BankARTに滞在制作したアーティスト パクチャンと高速道路ガード下の飲み屋で。これも濃いセレクションでした。
続・朝鮮通信使2011春
昨年夏に主に瀬戸内を中心に巡った「続・朝鮮通信使」の第二弾がスタートします。今年の春ツアー(4.28〜5.8)は、釜山に朝鮮通信使の博物館が開館したお祝いも含めて、「続・朝鮮通信使研究会」のメンバー10〜15名でソウル(インチョン、キョンギドウ)〜安東〜テグ〜慶州〜ウルサン〜釜山をめぐります。韓国国内は朝鮮通信使の遺蹟、史跡は少ないですが、このプロジェクトは「続」、すなわち新しい日韓の交流プログラムですので、BankARTにいらして下さった街づくりチームや新しく動き出した施設等を訪ねての返礼の旅でもあります。秋にはもう少しロングで、ソウル〜釜山を西側周りでいく予定です。
ときおり旅の報告を行いたいと思います。
パフォーマンスの未来 急な坂スタジオ
今日からスタートしたスクールは、主に横浜にある施設を巡りながら、パフォーマンスの未来の方向性を探るゼミ。初回は、急な坂スタジオ。元結婚式場だった老松会館を改修し、主にダンスの制作スタジオとして使用しているスペースで、チェルフィッチュの岡田利規さんやニブロールカンパニーの矢内原美邦さんらが所属しています。空間はほとんど結婚式場当時のままですが、大ホールや会議室、和室など、もとの機能を上手く活用しています。ディレクターの加藤弓奈さんから、これからは制作スタジオとしてだけではなく「つくる」「はぐくむ」「あつまる」施設として、機能させていきたいというお話を伺いました。来週は、STスポットでの講義になります。