Spring Open 2010 オープニングパーティ開催

BankART AIR Program 「Spring Open 2010 」が始まりました。これまでの2ヶ月間、スタジオに入居していたアーティストの皆さんによるオープンスタジオです。作品だけではなく、工具等もそのまま置かれていて、どういった過程で制作されたのかなど垣間みる事ができます。
今日はオープニングパーティが開かれ、各作家によるイベントもたくさんありました。パフォーマンスをするチームがいたり、トークを行っているチームがいたり。お天気がよかったので、外ではバーベキューを行いました。

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今回レジデンスに参加した作家さんからは、「限られた期間でも、たくさんの人たちと出会い、濃密な時間を過ごす事ができた」と感想が。
オープンスタジオは6月2日まで。毎週水曜日に行われていたアーティストトークも予定を延長して行います。(6月2日19:30~)

語る会

アーバンデザイナー北沢猛氏が、昨年暮れに亡くなった。今度の6月12日BankART Studio NYKで、氏の先輩、仲間、後輩、教え子などが集って、「しのぶ会」ではなく、「語る会」を行う。参加者に当日配布する簡単なリーフレットを、「北沢氏に送る300字メッセージ」などを公募しながら会のメンバーで作成していたが、どんどん内容が膨らんできてしまい、最終的に160頁の本を出版することになった。編集は、彼が室長をしていた横浜市の都市デザイン室のメンバー及びそのOBを中心に強力に推進された。この編集作業、新たに北沢氏の「すごさ」を知ることになったことはもちろんだが、横浜市職員の集中力とバランス能力の「すごさ」を新たに実感した。

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写真は、入稿二日前の文字校正の様子。ここはヨコハマ市役所ではなく、BankARTオフィスです。創造都市事業本部秋元部長の呼びかけで皆が夜な夜な集まってくれています。

今日のときさん

ときたまさんこと土岐小百合さんの展覧会がMiniで始まってから、ときさんは連日会場で来場される方々に気さくに声をかけられては、会話を楽しんでおられます。
様子はときさんのブログでも紹介されています。
http://blog.tokitama.net/

そして最近は、Ustreamにはまっているようで、ゲストを招いては、生中継をされています。
今月末の会期終了まで、毎日続けるようですので、要チェックです。
http://tokitamavision.blogspot.com/

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しかし、おすすめはもちろん、会場で生ときたまさんと会話することです。
作品ではどきっとするような言葉もありますが、ときたまさんとお話ししていると、言葉と、人の持つ力の豊かさをあらためて感じます。

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井出さんの台北滞在報告

4-5月の毎週水曜日は、アーティストトーク@BankART Pub。いつもは、今NYKにスタジオインしているスタジオアーティストのトークですが、今日はそれにくわえ、横浜市・台北市アーティスト交流プログラムで、台北国際芸術村に3ヶ月間滞在されていた井出賢嗣氏の台北での活動の報告も加わり、にわかに南国ムード(?)。台北への興味と感謝を「ラブレター」に託するという形で展開された井出氏の作品。今後の展開も期待できそうです。

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「続・朝鮮通信使」へむけて

BankART schoolの月曜日の講座「朝鮮通信使への招待」。今回の講座は、これからBankARTで始まる「続・朝鮮通信使」のプロジェクトの勉強会でもあります。
今回講師としてお招きした仲尾宏先生の授業では、細部にいたるお話まで伺う事ができました。朝鮮半島と日本との関係、日本の外交手段、朝鮮通信使はなぜ始まったのかなど、教科書に書かれていない歴史を、貴重な資料も拝見しながら進められました。
今日は、仲尾先生が授業担当として最終日ということもあり、今年、BankARTが参加する「瀬戸内国際芸術祭2010」のプロジェクトへ向けて、アドバイスなどいただきました。

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「続・朝鮮通信使」へむけて動き出しています。
仲尾先生ありがとうございました!

アーティストトーク第4弾

水曜夜のアーティストトーク@BankART Pub。今週は、阿部剛士さん、倉敷芸術科学大学のみなさん、SHIMURABROS.の3組にお話いただきました。
まず始めは阿部さんから。昨年参加した大岡川桜プロジェクトの作品や野毛Hana*Hanaで行われたアンデパンダン展の作品の紹介をしていただきました。桜プロジェクトの作品は、木が割れてしまい制作には大変苦労したそうです。
続いて、倉敷芸術科学大学の斎藤さんから、横浜でのレジデンス活動やプログラムについて。倉敷と横浜を行き来する彼らのガッツとやる気に刺激されるお話でした。
最後は、SHIMURABROS.のお2人。これまでの映像作品のお話を、2人の息のぴったり合ったプレゼンテーションでききました。さすが姉弟という感じです。

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次回19日は、シムラユウスケさんと川島亮子さんが登場。その後、横浜市と台北市とのエクスチェンジプログラムで台北に滞在していた井出賢嗣さんの報告会も行います。

ときたま「コトバノチカラ」

ときたま 1993-2010「コトバノチカラ」展が始まりました。この10年間の集大成となる展覧会です。
今日は、スタートを記念してオープニングパーティが開催されました。
土岐さんから、空間デザインをした尾形曜平さんや写真評論家の飯沢耕太郎さん、制作スタッフなど、関わったみなさんを紹介。協賛企業の方々もいらっしゃいました。乾杯の音頭はアーティストの石黒敦彦さん。20年以上の付き合いとの事です。土岐さん友人のおかどめぐみ子さんの差し入れのお料理はとても好評。
とても盛り上がった、楽しいパーティでした。

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展覧会は5月30日まで。
会期中にはイベントなども盛りだくさんです。是非ご来場ください。

アーティストトーク@BankART Pub 第3弾

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恒例、水曜の夜のアーティストトーク@BankART Pub。
今回、お話頂いたのは、ピメリコさん、小原健吾さん、橋村至星さんの3人です。
始めは、ピメリコさんから。映像やパフォーマンスを中心に、動物をモチーフに作品制作をしているそうです。今回のオープンスタジオでも、パフォーマンスを予定しているとのこと。
小原健吾さんは、平面作品を制作。コンクリートむき出しの空間(スタジオ)に衝撃を受けて、当初予定していた作品がどんどん変化しているそうです。
橋村至星さんは、その時代時代の流れを画にしている印象をうけました。オープンスタジオでは、今描いている機械と人に関するパフォーマンスを予定。

それぞれの、ものの捉え方や考え方が違っていてとてもおもしろいトークでした。

村田真著「アートのみかた」出版記念対談+パーティ

今日はメーデー。BankARTスクール(通称BAKAスクール)の校長、村田真氏の本の出版記念日として今日の日が選ばれました。
先日紹介しましたが、この本は大日本印刷の運営するウェブマガジン「artscape」に、1999年からの10年あまりにわたって掲載された村田氏のレビューをまとめたものです。
第1部は、この「artscape」の運営そのものにも関わっている森司氏との対談。森さんがきっちり進行してくださり、最後は村田さんのたけしばりの毒舌にて笑って終了。第2部は、村田氏の兄であり、BankARTからは「文殊の知恵熱」としてDVDを出版されている村田青朔氏に、乾杯の音頭をとっていただきました。関係者も多く、楽しく和やかな会となりました。
この本、アートをずっと見ている人も、最近見はじめたひとも、この厚さはほんとにお得、必携の1冊です。BankARTやNADiffなどで、絶賛発売中です!!(通信販売もできます!)詳しくは、 shop@bankart1929.com まで。

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ゴールデンウィーク中でしたが、
たくさんの方が駆けつけてくださいました。

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村田兄の発声で乾杯!

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BankART School 堀越ゼミ ワークショップ

金曜日の「ヒートアイランドから街を学ぶ」の講座では、名古屋工業大学の石松丈佳さんと横浜国立大学の田中稲子さんをゲストに、普段見えない「風」や「湿度」を「見える化」するための道具作りを行いました。
ひとつは「牛乳魚」。牛乳パックと利用済みの乾電池を使った、名前の通り、魚のように風にそって動くツールです。みんなで完成させた後は、牛乳魚を外に並べて風の帯を観測。風が吹くと同じ方向になびきます。身近なもので、しかも簡単な仕組みだけれど、感度が良くてみなさん驚いていました。
もうひとつは「湿度計だゾウ」。セロファンやアルミの特質を活かして、おもしろいキッドを作成しました。
みんなでワイワイと、環境を考えながら作品づくりができたワークショップでした。

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