Under35の第五弾「水口鉄人」展スタート 2017年10月13日

Under35の第五弾「水口鉄人」の個展が始まった。
初日には、オープニングを開催。あいにくの雨でしたが、多くの人がいらしてくださいました。
このシリーズは、展示に併せて小冊子を作成。水口さんの批評文は、東京都現代美術館学芸員の藪前知子さんにご執筆いただきました。
http://bankart1929.com/cms/wp-content/uploads/2017/10/mizuguchi_text.pdf

会期は10.13〜10.25まで。是非ご来場ください。

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1冊200円で販売中

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Café Live 2017 fukudance「Nosferatu」 2017年10月13日

同シリーズ第四弾は、新国立劇場バレエ団のファースト・アーティストである福田紘也主宰のfukudance「Nosferatu」。福田氏が、演出・振付を行い、プリンシパルの伊澤駿、ソリストの奥田花純、福田自身も出演する。3人の誰かが吸血鬼(Nosferatu)だったらというストーリー。バレエのテクニック、コンテンポラリーの振り付けのネオクラシックバレエで奇妙な関係性を表現。いつも大劇場で演じる人たちの親密感のある空間での公演。

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Café Live 2017  内木里美「金魚。鮒に還る。」2017年10月7日

同シリーズ第三弾は、コンテンポラリーダンサーの内木里美の新作公演。鑑賞魚として、優雅さをもとめて品種改良を繰り返し行ってきた金魚がモチーフ。
会場には、「勉強しなさい」「もっと早く食べて」「まだ結婚しないのですか」
そんな誰かを叱る、命令する言葉たちを記した紙が柱に螺旋を描くように並べられる。内木氏がひらひらと金魚のように舞い、その後に紙を拾うという一連の動作。共演のスカンク氏は、ジャンプし続けることで、ドラムを鳴らす。舞う音、拾う音、水の音、ジャンプする音、呼吸音が響く中、太鼓の打音がそれらを打ち消す。空間・肉体・身体に向き合うアナログティックでハードな作品だった。

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©️イノウエタカヒコ(ビデオグラファー)

ピーの出店 2017年10月2日

BankARTのCafé & Pubで10年以上おつきあいしている(朝つくってもってきてもらっている)タイ料理の「ピー」さんが、「BankART Life V」開催中の土日祝に出店してくれている。メニューはいつものグリーンカレーの他、パイナップルやマッサマン(じゃがいも)カレー、ガパオライス等、5種類だけだが、親父か娘さんが、屋台にたってくれ、サーブも直接してくれる。全てワンコイン(500円)。本当に辛いけどおいしいよ。是非食べにいらしてください。

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「宇徳ビルヨンカイ」から「トキワビルニカイ」へ 2017年9月29日

シェアスタジオ宇徳ビルヨンカイの契約終了に伴い、入居者はいくつかのチームに分かれて横浜市内、近隣に移転した。その中の建築系4チーム、美術系3チームが、常盤ビルに移転した。横浜市役所の近く、ベイスターズ通りに面する古い雑居ビルだ。そのごくプライベートなお披露目が9月29日(金)に開催された。入居ゾーンではパーティの場所がとれないので、オーナーに許可をいただいてコンディションのよい屋上を提供してもらった。
このチーム、北仲BRICK&WHITE(2005年)から続くメンバーも含むチームなので、特に何かをするわけではないいが、既に自治会みたいなものができ、いっしょに活動を開始している。ニカイ以外にもまだ空き部屋があるビルなので、もっと多くのメンバーが入ってくれるとありがたい。いずれにせよ、芸術不動産の、創造都市横浜の新しいステップに入りつつある。

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Under35 高原悠子展 2017年9月29日

若手の個展リレー第四弾は高原悠子氏。白く長いフラットなパネルの上に、ミニチュアの森のような空間に耳を型どった石膏が置いてある《風》。樹脂や発泡プラスチックなどで、実物大の流れる川を再現し、その川の空中に穏やかな川が横断している《透明の並び》。石甕に豊潤に水が貯めてあり、そこに葉っぱが6枚規則正しく並べられている《donika》。具体的かつ抽象的な要素も併せ持ち、個々のサイズや距離感もバラバラな彼女の作品は、ねじれながらも繋がりを抱かせるメビウスの輪のようだ。

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Cafe Live 2017 HOLIDAYS「ちゃぶ台」 2017年9月17日

カフェライブ第二弾、役者・ダンサーである深堀絵梨主催のパフォーマンスグループHOLIDAYSによる「ちゃぶ台」を開催。タイトル通り、ちゃぶ台のある空間で、3人の演者によって行われる芝居とダンスパフォーマンスである。演者の感情を豊かに表す小道具として、また4人(脚)目のパフォーマーとして、ちゃぶ台も縦横無尽に動き回るのが印象的だ。
公演に併せて、今回の公演の一部とこれまでの作品を納めたDVDを刊行。@500円で販売中。

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日産アートアワード2017 2017年9月16日

13年から隔年で開催、今回で3回目となる日産アートアワードがスタート。
今回は、国際審査会にて選出された5名によるアーティストによる新作を発表。
会期中には、アーティストトークや、ギャラリーツアーなどのイベントも開催する。

1階と3階で開催中のBankART Life Ⅴと併せてぜひご覧ください。

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Photo: Keizo Kioku

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Photo: Keizo Kioku

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職業体験2017年度 9月15日

例年の職業体験の季節。今年も老松中学と松本中学の学生7名を受け入れた。
みんな素直でいい子だ。ちょっと猫かぶっていて、本当はもっとやんちゃで、騒がしかったりするんだろうと思うけど。
仕事は何でもやってもらう。朝一番の植物への水やり、展覧会の監視、カフェのカウンター内や給仕、掃除等々。接客等は恥ずかしがって短い期間では慣れないで終わってしまうこともあるけど、教えれば教えるほどどんどん吸収していってくれるのは頼もしい。
仕事を手伝ってくれて助かったというほどまではいかないけど、とにかく、彼(彼女)らがいること事体が楽しい。全体が和む。子供の存在はどんな世界でもいつの時代でも大切な大切な役割をはたしている。

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Under35 七搦綾乃展 2017年9月15日

第三弾は、鹿児島県出身、現在は広島を拠点に活動している作家、七搦綾乃(ななからげあやの)氏。この若き彫刻家は、バナナの茎や皮、椎茸など、干からびた植物や自然物に布を被せた「静物画」に登場する形式をモチーフに『rainbows edge』というシリーズを展開している。『rainbows edge』とは、植物が干からびることで表れたねじれの筋が、虹のように見えたことが由来とのこと。繊細な彫刻の集積により表現された「繊維の束」と、楠(くす)の木の年輪を活かしながら丹念に磨くことで生成した「布」の表現は、誤解を恐れずにいうと、ミケランジェロを彷彿させるといっても過言ではない。彫刻家(職人)然とした姿勢が潔い作品群だ。

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