福岡生まれの柳氏は、大学は東京とニューヨーク。その後、1990年初頭から現在に至るまで広島を拠点に活動を続けている。出原氏は2000年、広島市現代美術館のキュレーターとして、柳氏の大規模な個展を企画した学芸員だ。
生土を使った初期の展覧会、あきつしま、アルカトラズ等の島のプロジェクトにフォーカスしながら柳の作品のコンセプトにせまる。そして、場所の歴史と時間の流れについて敏感に反応しながら展開してきた柳の作家としての生き方を示してくれた。
いま紐解く楠原映二のエッセンス Vol.2 2016年9月25日
「いま紐解く楠原映二のエッセンス Vol.2」という映画上映、トークイベントをkawamata Hallにて開催。
本イベントは、今年4月にも行い、その続編となる。
今回は、俳優楠原映二が徹底してこだわった「ジャパニーズイングリッシュ」がテーマ。 日本人ならではの英語の発音や言い回しが引き起こす行き違いや、それを乗り越えるコミュニケーションのあり方、さらには英語圏で生きる日本人としてのアイデンティティの確立法など、フィルムや舞台映像などに残された楠原自身の肉声や縁の深い人々へのインタビューを通じて、そのエッセンスに迫っていった。
ルーベン・キーハン 2016年9月23日
古い友人のルーベン・キーハンが、アジアンリンクのレジデンシープログラムで、Arts Qld(アーツクイーンズランド)からの援助を受け、BankART1929をベースに、横浜に滞在することになった。9月23日(金)の夜、身近な人たちに声をかけ、welcomeパーティを行った。もともと、日本とはとても関係の深い人。旧友にあえて楽しい時間を過ごした。滞在の目的は、平成元年(1989年)以降の日本の現代美術に焦点を当て、研究と執筆を通して、日本美術の知識を深めていくとのこと。
【ルーベン・キーハン】
オーストラリアのキュレーター、ライター。1990年代後半からシドニーのアートスペースで活動。オーストラリア写真センター(ACP)やシドニー現代美術館(MCA)などでキュレーションを行った。2011年よりクイーンズランド州立美術館(ブリスベン)でアジア現代美術部門のキュレーターを務め、「アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(APT)の第7回(2012)、第8回(2015)を企画。その他に、草間彌生個展(2011)や、「We can make another future: Japanese art after 1989」(2014)などをキュレーション。最近では、国立国際美術館(大阪)、シンガポール美術館が共同で開催した「Time of others」を共同企画した。
五十嵐太郎+磯 達雄「横浜建築家列伝vol.3」スタート 2016年9月15日
五十嵐太郎氏+磯 達雄氏による「横浜建築家列伝vol.3」がスタート。本講座は、先進的な都市空間であり続ける横浜が、どんな建築家によって築かれてきたのか、その歴史と将来を考えるインタビュー・シリーズの第3弾。初回は、磯氏によるこれまでのおさらい。今期の特徴としては、若い建築家やシェアスタジオについても取り上げていくことがあげられる。大津ビルから北仲BRICK、宇徳ビル、新港・区等々。東京にももちろんシェアスタジオはあるが、こんなにも集中してやっている箇所は他にないと言えるので、そのことについても考察していくとのこと。
[3期ゲスト]高橋志保彦、長島孝一、中田準一、中尾明、高橋一平、鎌田友介・加藤直樹、宮 晶子
混種現場藝術祭2016/On Site Artfest 2016 2016年9月10〜16日
台北にて開催中のアートフェス「混種現場藝術祭2016/On Site Artfest 2016 」(9.10-16)のINTERNATIONAL ART SPACEに、BankART1929が出展しました。このアートフェスの運営は、Taipei Artist Village(TAV)が行なっています。BankARTも一区画を提供され、作家を取り上げて紹介するということだったので
TAVで滞在制作中だった 片岡純也+岩竹理恵をフューチャーしました。(彼らとは、BankART AIR 2016に参加していただき、作品も購入させていただいたという縁もあったので)
またBankART1929自身の紹介も少し行っています。
同会場では、台湾藝術協会の「TAIWAN ANNUAL」も開催されていました。